東日本大震災で被災した人の生活の再建を支援するため、岩手県が釜石市に設置した「いわて被災者支援センター」の今年度の相談や対応件数は1月末時点で3400件余りで、すでに前の年度から2.6倍に増えています。
岩手県はおととし4月から暮らしの問題などで悩んでいる被災者の相談に応じる窓口として「いわて被災者支援センター」を釜石市に設置し、電話や面談で相談を受け付けています。
県によりますと、センターが相談に応じたり弁護士などの専門家のサポートを得たりした件数は今年度はことし1月末時点で3406件となっていて、前の年度の1288件から2.6倍に増えています。
対応の内訳を見ますと▽電話や面談での相談が1613件で、▽専門家のサポートが227件などとなっています。
これまで相談の多かった相続や同居のトラブルなど家族に関する悩みに加えて、物価高やコロナ禍を背景に経済的に困窮したり、住宅ローンの支払いが厳しくなったという相談が増えているということです。
いわて被災者支援センターの山屋理恵センター長は「生活の再建は短期で終わるものではなく一歩ずつ進めていくもので、新たな悩みを抱えたときに一人で抱え込まず、気軽に相談してほしい」と話しています。
からの記事と詳細 ( 県の「被災者支援センター」への相談・対応件数 大幅に増加|NHK 岩手県のニュース - nhk.or.jp )
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