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妹失い…12年目の思い「被災者をやめない」これが私のプロフィール 「大川小学校」の映画製作 【長野発】|FNN ... - FNNプライムオンライン

05.31
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東日本大震災から3月11日で12年が経った。宮城県石巻市の大川小学校では津波で児童と教職員あわせて84人が犠牲になった。そこで、妹を亡くした女性がその後、映画を作り、全国で上映会が開かれている。製作した女性の12年目の思いと、小学校が縁となって開かれた長野県上田市での上映会を伝える。

大川小で妹を亡くした女性が製作

映画「春をかさねて」 ©Sonomi Sato
映画「春をかさねて」 ©Sonomi Sato
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津波で、ともに妹を亡くした女子中学生の2人。

(映画「春をかさねて」より)
みすずたち、まだ小学生だったけど、これから先、中学生になっていろんなこと経験して、好きな人ができて、恋もしたりしたんだろうなって。だけどもう何も知れないでしょ、一生。それなのに、自分だけそんなことやってられないなって

上田市で上映会(2月)
上田市で上映会(2月)

映画「春をかさねて」。小学校で多くの犠牲者がを出した石巻市大川地区を舞台にした作品だ。

2月、上田市で上映会が開かれた。

監督・脚本・佐藤そのみさん
監督・脚本・佐藤そのみさん

監督・脚本・佐藤そのみさん:
2歳年下の妹を大川小学校というところで亡くして、そこから今までとはまるで違う日常が始まって、その中で感じたことをどちらも入れたような作品になっています

映画を作った佐藤そのみさん(26)。作品は自身の経験に基づいている。

大川小学校(2011年撮影)
大川小学校(2011年撮影)

佐藤さんの母校でもある大川小学校。あの日、大きな揺れの後、児童たちは校庭に集まった。その後、裏山など高い所への避難が遅れ、津波に襲われた。

大川小学校(2011年撮影)
大川小学校(2011年撮影)

小学校では児童74人、教職員10人が犠牲になった。

左 妹・みずほさん
左 妹・みずほさん

佐藤さんは当時小学6年の妹・みずほさんを亡くした。

佐藤そのみさん(2011年取材/当時中3)
佐藤そのみさん(2011年取材/当時中3)

佐藤そのみさん(2011年取材/当時中3):
歩いて大川小に行こうとしたら「みずほさんも遺体上がったよ」って言われて、何も考えたくなかったし、何も言いたくなかったし。みずほとしかできないこと、みずほにしか話せないことだらけだったので、今、そういう存在がないので

「校舎を未来に残して」

妹を失った現実、多くの犠牲者を出した地域と向き合ってきた佐藤さん。悲惨な過去を持つ校舎を取り壊そうという動きが出ると、仲間と未来に残す必要性を訴えた。

佐藤そのみさん(2015年取材/当時18歳):
子どもたちがそこで生きた証と、二度とあのような悲劇を繰り返さないために、あの校舎を通して伝えていくことが大切です。あの校舎にはそれだけの説得力があります

大川小学校
大川小学校

その後、小学校は「震災遺構」として残された。

語り部の父「防災は希望」

今回の上田での上映会は、この大川小学校が「縁」となって開催された。

佐藤さんの父・敏郎さん
佐藤さんの父・敏郎さん

佐藤さんの父・敏郎さん。大川小で語り部として活動している。

語り部・父・敏郎さん:
防災は助かるためです。死なないためにやるのが防災です、防災はハッピーエンドです。ハッピーエンドの未来まで想定しきる。そしたら恐怖じゃなくて、希望なんです。そのために、ここで起きた悲しみ、恐怖、失敗、後悔、それが材料になればいいんだ

右 上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)
右 上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)

上映会を開いた有志の一人、長野市の小学校の校長、中山久貴さん。

2017年、教員の勉強会で大川小を訪ね、敏郎さんの話を聞いた。以来、毎年、足を運んでいる。

上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長):
大川小は絶望の場所でも、みじめな場所でもなく、未来を開く場所だと(敏郎さんに)強く言われた。毎年、防災訓練・防災学習を行っているが、東日本や大川小学校を訪れる前はどこか人ごとだったんだろうなという気はする。いつか災害がやってくる、ではなく必ず災害がやってくると。その時に学校として、大人として、できることを最大限考えましょうという考えに変わった

「溝を乗り越えて分かり合いたい」

父・敏郎さんと交流のあった有志が上映会を企画。娘の佐藤さんを招いた。

製作の様子
製作の様子

この日、上映された作品は二つ。冒頭で紹介した映画「春をかさねて」は、佐藤さんが学生時代の2019年に製作したものだ。

ともに妹を亡くした「祐未」と「れい」。「妹の分も真面目に生きなければ」と考える「祐未」は、ボランティアの大学生に恋をする「れい」にいら立ちを感じる。

れい(「春をかさねて」より):
すごいね、祐未は

祐未(「春をかさねて」より):
別に普通だよ。れいみたいに化粧とか、そういうのできる方がすごいと思う、私にはできないもん

れい(「春をかさねて」より):
別に何も考えてないわけじゃないよ

祐未(「春をかさねて」より):
ごめん

登場人物は佐藤さん自身や身近にいた人たちがモデルとなっていて、震災後の戸惑いや希望が等身大で描かれている。

監督・脚本・佐藤そのみさん
監督・脚本・佐藤そのみさん

監督・脚本・佐藤そのみさん:
震災があってから、みんなそれぞれすごく大変で、周りを思い合うとか相手の立場を考える、それどころではなかったという状況がみんなあって、溝が生まれてしまった。でも大好きな地域で、本当はみんな仲が良かったはずだから、いつかその溝を乗り越えて分かり合えたらいいなっていう願いが「春をかさねて」には込められています

震災で亡くなった大切な人へのメッセージ

ドキュメンタリー「あなたの瞳に話せたら」©Sonomi Sato
ドキュメンタリー「あなたの瞳に話せたら」©Sonomi Sato

もう1つは同じく大学時代に作ったドキュメンタリー「あなたの瞳に話せたら」。

佐藤そのみさん(「あなたの瞳に話せたら」より):
みずほへ、元気ですか。みずほはもう21の年だろうか。おねえちゃんはあの後、中学と高校を卒業して、その後、東京へ出て映画を勉強する大学に入りました

製作の様子
製作の様子

震災で亡くなった大切な人へのメッセージだ。

生き残った男性からクラスメートへ(「あなたの瞳に話せたら」より):
あまりみんなのところに顔を出しに行けなくてごめんね。本当はみんなの家に手を合わせに行きたかったけど、遺(のこ)されたみんなの家族に悲しい思いをさせてしまうと感じて行けませんでした。みんなはそんなことないって言ってくれるかな

亡くなった妹へ(「あなたの瞳に話せたら」より):
おねえちゃんの今の暮らしを見てどう思う?楽しそう?心配?さとがいなくなってから私、変わったんだ。私が明るくなってみんなを楽しませなくちゃって。神様をものすごくうらんでるよ。なんで連れていったの、なんで会えないの、いつもみたいにお姉ちゃんって走って抱き付いてきてよ

経験が重荷 「震災に区切りをつけたい」

震災前から映画の世界を志していた佐藤さん。映画にしたかった大川地区は震災で一変した。それでもふるさとを舞台に作品にしたのは…。

監督・脚本・佐藤そのみさん:
これを撮らないと次に進めないなと思って、自分のために作ったのが一番大きいかもしれない、自分の人生のために。自分が考えてきたことにここで一旦、区切りを付けたいという気持ち

ずっと震災と向き合い佐藤さんは、いつしか「被災者であることをやめたい」と思うほど、自身の経験を重荷に感じるようになっていた。

心境に変化 「被災者であることをやめなくてもいい」

しかし、各地で作品が上映されるようになると心境に変化が。それは小学校が「震災遺構」として残されたことと重なる。

監督・脚本・佐藤そのみさん:
(過去を)なかったことにして次に行こうと思っていたんですけど、ゆっくりですけど上映活動をしていく中で、被災者であることをやめなくてもいいかなって思うようになりました。これが私のひとつのプロフィールだし、肩書だし

上田での上映会では100人以上が鑑賞―。

来場者(元教員):
たんたんと語っているあの姿が、叫びでもなくなんでもない、それが本当の、それしかできない姿なのかなと思いましてね。当時、自分だったら何ができただろうと思う

来場者(大学生):
自分たちも向き合わなければいけないということも教えられたような気がしますし、若い年代、震災を経験してない時代に生まれてきた子に伝えることが多くあるのかなと、すごく感じます

上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)
上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)

上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長):
佐藤監督はこれからも各地で上映会を重ねていくだろうし、そんな輪が広がって、東日本に、大川小に足を運ぶ人が途絶えることなく続いていくんだろうなと。(自分も)行き続けたいなって思います

大川小学校
大川小学校

今は東京で会社員として忙しく働く佐藤さん。今後も、上映会に足を運び、経験を伝えたいと考えている。

監督・脚本・佐藤そのみさん:
私たちがなかったことにせずに、言葉にできるときはしていくべきなのかなって。つらかったら離れてもいいんですけど、貴重な経験をもっているんだということは自覚していたい

(長野放送)

記事 792 長野放送

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県の「被災者支援センター」への相談・対応件数 大幅に増加|NHK 岩手県のニュース - nhk.or.jp

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06.31
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東日本大震災で被災した人の生活の再建を支援するため、岩手県が釜石市に設置した「いわて被災者支援センター」の今年度の相談や対応件数は1月末時点で3400件余りで、すでに前の年度から2.6倍に増えています。

岩手県はおととし4月から暮らしの問題などで悩んでいる被災者の相談に応じる窓口として「いわて被災者支援センター」を釜石市に設置し、電話や面談で相談を受け付けています。

県によりますと、センターが相談に応じたり弁護士などの専門家のサポートを得たりした件数は今年度はことし1月末時点で3406件となっていて、前の年度の1288件から2.6倍に増えています。

対応の内訳を見ますと▽電話や面談での相談が1613件で、▽専門家のサポートが227件などとなっています。

これまで相談の多かった相続や同居のトラブルなど家族に関する悩みに加えて、物価高やコロナ禍を背景に経済的に困窮したり、住宅ローンの支払いが厳しくなったという相談が増えているということです。

いわて被災者支援センターの山屋理恵センター長は「生活の再建は短期で終わるものではなく一歩ずつ進めていくもので、新たな悩みを抱えたときに一人で抱え込まず、気軽に相談してほしい」と話しています。

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トルコ被災者救援 池小児童が寄託 伊東|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

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04.31
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 伊東市立池小の児童が15日、2月上旬に発生したトルコ・シリア大地震の救援金に役立ててもらおうと、募金活動で募った15万2円を日本赤十字社伊東市地区長の小野達也市長に寄託した。

救援金を手渡す児童=伊東市役所
救援金を手渡す児童=伊東市役所

 同校では2月中旬から約1カ月間、学校や生涯学習センター池会館、大室山リフトに募金箱を置き、朝の時間帯には6年生が学校玄関に立って善意を募った。6年生が市役所を訪れ、小野市長に手渡した。
 高橋慈季君(12)は「道徳の時間にトルコと日本の結びつきを学習したので、恩返しがしたいと思った」と話した。小野市長は「ありがとう。とても良い取り組みで、支援の心が被災者に伝わると思う」と感謝した。

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トルコ大地震の被災者支援 高校生が街頭で募金活動 むつ市|NHK 青森県のニュース - nhk.or.jp

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03.31
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トルコ南部で起きた大地震の被災者を支援しようと、12日、むつ市の街頭で高校生たちが募金を呼びかけました。

先月6日、トルコ南部で発生した大地震では、隣国のシリアと合わせて5万人以上が死亡し、被災地では人々の生活の再建に向けた支援が求められています。

こうした中、大地震で被災した人たちを支援しようと、12日、むつ市で防災について学んでいる高校生たちが街頭の2か所で募金活動を行いました。

このうち、市の中心部では、県立大湊高校の生徒7人が、12年前の東日本大震災の時には日本も海外から多くの支援を受けたことを紹介しながら、「募金をお願いします」と呼びかけ、通りがかった人たちが足を止めて募金箱にお金を入れていました。

募金活動を行った大湊高校の生徒たちは「少しでも被災地の人たちのためになればいいなと思います」とか、「被災地では食料や服などに困っていると思うので、募金を役立ててほしいです」などと話していました。

生徒たちは12日までの2日間募金活動を行い、寄せられた募金は日本赤十字社を通じてトルコの大地震の被災地の支援や復興に役立てられるということです。

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記者日記 被災者の声 - 佐賀新聞

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07.31
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高校2年生のときだった。東日本大震災が発生した12年前の3月11日。帰宅した後、テレビの画面に写った東北地方の変わり果てた風景にあぜんとした。節目を迎えるたびに、当時の衝撃を思い返す。 国が原発を最大限活用する基本方針を示し、「原発回帰」にかじを切った。

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トルコ被災者、列車に寝泊まり | 国際 | 全国海外 - 神戸新聞NEXT

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04.31
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 トルコ・シリア大地震で被災したトルコ南部イスケンデルンで、列車の車両が一時避難所となっている。駅職員によると、発生から1カ月以上が過ぎた今も約千人が寝泊まりする。身を寄せる被災者は「早く仮設住宅に移りたい」と訴えた。

 2月6日の地震で自宅アパートが全壊した女性メルテムさん(40)は16歳と12歳の子どもと避難してきた。テント生活も試した。強風や雨漏りを考えると列車の方が安心と話すが「ここに一生いられるわけではない」と疲れをにじませた。

 地震翌日から車両で過ごす女性ハティジェ・チャワシュさん(70)は、座席が狭く「ひざを曲げて寝るのがつらい」と語る。(イスケンデルン共同)

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埼玉栄高が不適切動画を謝罪 生徒が投稿 東日本大震災の被災者、遺族らに「お詫び申し上げます」 - ニッカンスポーツ

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03.31
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埼玉栄高の公式サイトに掲出された「本校生徒による不適切動画掲載に関するお詫び」
埼玉栄高の公式サイトに掲出された「本校生徒による不適切動画掲載に関するお詫び」
  • 埼玉栄中・高の全景(2019年5月撮影)

埼玉栄高(さいたま市)は12日、生徒によるSNSへの不適切な投稿について謝罪した。同校の生徒とされる少年が東日本大震災の死者をやゆする動画が、ネット上で問題視されていた。

町田弦校長の署名のもと、「本校生徒による不適切動画掲載に関するお詫び」と題した謝罪文を公式サイトに掲出した。生徒の不適切な動画投稿について謝罪し、「特に『平成23年東北地方太平洋沖(東日本大震災)』にてお亡くなりになられた方々や、そのご遺族の方々、また、被災されました多くの方々や、その関係の方々のお気持ちを大きく害してしまいましたことを、重ねてお詫び申し上げますと共に謝罪申し上げます」と東日本大震災の被災者たちに向けても謝罪の言葉を繰り返した。

さらに「本校では、これまでも毎年SNS教育を行い、ネットリテラシーについては生徒に何度も教育を施して参りましたが、今回の件を受けまして、まだまだ心の教育が生徒個々に行き渡っていなかったことを深く反省しますと共に、このような事態を防げなかったことに対し、大変悔しい思いをしております」と学校としての反省を述べ、「当該生徒も含め、全校生徒に対してよりきめ細かな心の教育による道徳心の向上を図ると共に、ネット社会、特にSNSに対するリテラシー教育を更に充実させていく所存です」と再発防止策を示した。

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