トルコ支援 被災前の現地を撮影した映画のチャリティー上映会 - nhk.or.jp

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09.31
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先月に大地震が発生したトルコの被災地を支援しようと、この地域で暮らすクルド人の生活や現地の風景などを撮影した映画のチャリティー上映会がさいたま市で開かれました。

チャリティー上映会は、日本で暮らすクルド人を支援している団体が共同で開き、会場にはおよそ50人が集まりました。

上映された映画は日本人の映画監督がおととしまでの3年間、地震の被害が大きかったトルコ南部のカフラマンマラシュなどで撮影した作品です。

会場では、語り部とされるクルド人の男性が歌う様子やカフラマンマラシュの風景を撮影した映像が映し出され、集まった人たちはじっくりと鑑賞していました。

企画した団体によりますと、上映会の入場料は被災地を支援するため現地に送られるということです。

このほかに会場では、被災地の出身でいまは日本で暮らすクルド人が作った焼き菓子なども販売されていました。

会場を訪れた埼玉県新座市の50代の女性は、「被災地は想像できないような大変な状況なんだろうと改めて感じました」と話していました。

映画の同行通訳を務めた磯部加代子さんは、「地震の被災地が埼玉県で暮らすクルド人の地元であることも知ってほしい」と話していました。

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07.31
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先月に大地震が発生したトルコの被災地を支援しようと、この地域で暮らすクルド人の生活や現地の風景などを撮影した映画のチャリティー上映会がさいたま市で開かれました。

チャリティー上映会は、日本で暮らすクルド人を支援している団体が共同で開き、会場にはおよそ50人が集まりました。

上映された映画は日本人の映画監督がおととしまでの3年間、地震の被害が大きかったトルコ南部のカフラマンマラシュなどで撮影した作品です。

会場では、語り部とされるクルド人の男性が歌う様子やカフラマンマラシュの風景を撮影した映像が映し出され、集まった人たちはじっくりと鑑賞していました。

企画した団体によりますと、上映会の入場料は被災地を支援するため現地に送られるということです。

このほかに会場では、被災地の出身でいまは日本で暮らすクルド人が作った焼き菓子なども販売されていました。

会場を訪れた埼玉県新座市の50代の女性は、「被災地は想像できないような大変な状況なんだろうと改めて感じました」と話していました。

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被災後の生活再建 個別寄り添い、継続支援を【統一地方選 地域課題を考える 記者からの提言】|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

被災後の生活再建 個別寄り添い、継続支援を【統一地方選 地域課題を考える 記者からの提言】|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

06.31
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 災害の発生後に、住宅再建をはじめ、健康や精神面、就労、収入など被災者が直面する問題はさまざま。東日本大震災以降、全戸訪問調査などから被災者個々の課題を把握し、寄り添った支援を継続して行うことで生活再建につなげる「災害ケースマネジメント」の必要性が高まっている。昨年9月に発生した台風15号でも、その重要性が浮き彫りになったが、自治体の認識や支援体制の構築は十分とは言えない。

台風15号で被災した女性(右)の自宅を訪問する地域支え合いセンター職員ら=3月中旬、静岡市葵区内牧
台風15号で被災した女性(右)の自宅を訪問する地域支え合いセンター職員ら=3月中旬、静岡市葵区内牧

 台風15号から約半年の3月中旬。静岡市葵区内牧の高齢女性(86)宅を市地域支え合いセンター職員とボランティアが訪ねた。女性は脳梗塞で半身にまひが残る娘と2人暮らし。床上浸水で、畳を撤去した床板の上に段ボールなどを敷いたまま生活している。半年たってもなお、女性のように修繕が必要な住宅に住み続ける在宅被災者が一定数いる。
 自治会未加入者の増加だけでなく、相談窓口に自ら行けない人、支援を求める声を上げられない高齢者など、行政が積極的に被災状況を把握しなければ支援から漏れてしまうためだ。平常時に福祉サービスを受けていても、収入面など新たな問題が浮上したり、介護や生活困窮といった元々抱えている課題が深刻化したりするケースもある。
 支援漏れを防ぐためには、全戸訪問調査などによる早期の状況把握が必須となる。市は職員による調査を実施。市地域支え合いセンターを設置し、市社協に個別相談や見守りなどの活動を委託したが、対応に遅れもあった。
 個別事情に寄り添った支援には、調査や相談で得られた情報を共有する場が必要だ。行政だけでなく支援に携わる団体も含めて具体的な解決策を検討し、課題に応じて弁護士や建築士など専門家につなぐ仕組みも不可欠。こうした仕組みを機能させるため、災害対応の主体となる市町は縦割りではなく危機管理、福祉など複数の部局が横断的な体制を構築しておかなければならない。
 災害ケースマネジメントの考え方自体の浸透も途上にある。静岡市もその必要性を当初から認識できていなかった。県内全域に取り組みを広めるため、県には研修や先進事例の紹介を通じた啓発、人員派遣などのサポートが求められる。

 ・全戸訪問調査などによる積極的な状況把握を
 ・自治体だけでなく支援団体とともに被災者の多様な課題に対応を
 ・行政は縦割りではなく部局横断で取り組んで

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台風15号による甚大な被害から半年 被災者への影響が長期化:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

台風15号による甚大な被害から半年 被災者への影響が長期化:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

11.31
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 静岡県内に甚大な被害をもたらした台風15号による記録的豪雨から23日で半年。いまだに公営住宅などでの仮住まいを余儀なくされている人が32世帯83人に上ることが、県のまとめでわかった。静岡市を中心に568棟の住宅で応急修理が完了しておらず、被災者への影響が長期化している。

 県内では台風15号の接近で、昨年9月23日夜~24日にかけて線状降水帯が発生し、12時間の降雨量は、静岡市で404・5ミリとなるなど七つの地点で観測史上最多となった。3人が死亡し、6人がけがをした。

 県によると、床上浸水の被害は5647棟、床下浸水は4035棟、全壊や半壊、一部損壊は5652棟に上っている。災害救助法に基づく住宅支援では、今月20日時点で応急修理の申請が1322件あったが、完了しているのは754件と約6割にとどまっているという。(黒田壮吉)

     ◇

 昨年9月の台風15号の大雨の影響で故障し、一部が使えなくなっていたJR静岡駅北口地下駐車場「エキパ」が全面復旧した。20日から、400台が駐車できるようになった。

 静岡市によると、地下4層構造のエキパは、昨年9月の台風15号で冠水した。駐車システムの機材に故障が生じ、営業を停止。10月中旬から動作確認が完了した224台分で営業を再開し、順次、復旧作業を進めていた。

 復旧に約半年がかかったことについて、市は「ショートした電線が個別発注のため時間がかかった」としている。市の負担分で400万円がかかったという。(黒田壮吉)

     ◇

 台風15号による断水被害が約2週間続いた静岡市清水区の清水宍原小学校では、生活用水の備蓄を本格化させている。同小では発災時、教職員が近くの川から水をバケツで運んで、トイレや手洗いに使っていた。

 同小によると、水道水の給水が再開された直後から、支援物資として届けられた飲料水のペットボトル2リットル6本入り20ケースを保管することにした。

 全校児童15人の小さな学校。断水時には水筒を持参させ、トイレの使用を制限するなど不自由な学校生活が強いられた。西沢伸明教頭は「児童は水の大切さを肌身で感じた。生きた防災教育ができた点で、無駄な日々でなかったと思う」と話した。(中村純)

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トルコ 多くの被災者が避難生活する中ラマダン始まる - nhk.or.jp

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05.31
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このうち、先月6日の大地震で、5万人以上が死亡し、甚大な被害を受けたトルコ南部の被災地でもテントでの暮らしを余儀なくされている多くの人が、断食をしながら、聖典コーランを読むなどして過ごしていました。

このうち、先月6日の大地震で、5万人以上が死亡し、甚大な被害を受けたトルコ南部の被災地でもテントでの暮らしを余儀なくされている多くの人が、断食をしながら、聖典コーランを読むなどして過ごしていました。

また、断食を終える日没になるとテントの前の食卓に炊き出しの羊肉の煮込み料理などを並べて家族と一緒に食べる人たちの姿も見られました。

避難所のテントで夫と2人の子どもと暮らす43歳の女性は「多くの人が亡くなり暗い気持ちだ。家でラマダンを迎えたかった。二度とこんな目にあわないよう神に祈りたい」と話していました。

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トルコ・シリア地震による被災地・被災者への支援に関するお知らせ - PR TIMES

トルコ・シリア地震による被災地・被災者への支援に関するお知らせ - PR TIMES

08.31
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2023年2月6日にトルコ南東部で発生した大規模地震の影響により、亡くなられた方々、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。また被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 

ハンモックは、「組織を強くするIT環境をすべての人へ」をミッションに、ITを通じて人々の豊かな生活へ貢献することを使命として事業活動に取り組んでいます。

被災地の一日も早い復興を心より願っております。

▼日本赤十字社「2023年トルコ・シリア地震救援金」
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/2023turkeysyria/

■株式会社ハンモックについて
ハンモックは、法人向けソフトウェアメーカーです。組織を強くするIT環境をすべての人へご提供するべく、法人に必要な3領域『セキュリティ、営業支援、業務効率化』でお客様課題の解決を実行しています。

代表者 : 代表取締役社長 若山 大典
設 立 : 1994年4月1日
資本金 : 3,648万円
売上高 : 36億円(2022年3月期)
従業員数 : 223名(役員除く/パート含む)
本社所在地 : 東京都新宿区大久保1-3-21 ルーシッドスクエア新宿イースト3F
URL : https://www.hammock.jp?20230320=pr

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妹失い…12年目の思い「被災者をやめない」これが私のプロフィール 「大川小学校」の映画製作 【長野発】|FNN ... - FNNプライムオンライン

05.31
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東日本大震災から3月11日で12年が経った。宮城県石巻市の大川小学校では津波で児童と教職員あわせて84人が犠牲になった。そこで、妹を亡くした女性がその後、映画を作り、全国で上映会が開かれている。製作した女性の12年目の思いと、小学校が縁となって開かれた長野県上田市での上映会を伝える。

大川小で妹を亡くした女性が製作

映画「春をかさねて」 ©Sonomi Sato
映画「春をかさねて」 ©Sonomi Sato
この記事の画像(17枚)

津波で、ともに妹を亡くした女子中学生の2人。

(映画「春をかさねて」より)
みすずたち、まだ小学生だったけど、これから先、中学生になっていろんなこと経験して、好きな人ができて、恋もしたりしたんだろうなって。だけどもう何も知れないでしょ、一生。それなのに、自分だけそんなことやってられないなって

上田市で上映会(2月)
上田市で上映会(2月)

映画「春をかさねて」。小学校で多くの犠牲者がを出した石巻市大川地区を舞台にした作品だ。

2月、上田市で上映会が開かれた。

監督・脚本・佐藤そのみさん
監督・脚本・佐藤そのみさん

監督・脚本・佐藤そのみさん:
2歳年下の妹を大川小学校というところで亡くして、そこから今までとはまるで違う日常が始まって、その中で感じたことをどちらも入れたような作品になっています

映画を作った佐藤そのみさん(26)。作品は自身の経験に基づいている。

大川小学校(2011年撮影)
大川小学校(2011年撮影)

佐藤さんの母校でもある大川小学校。あの日、大きな揺れの後、児童たちは校庭に集まった。その後、裏山など高い所への避難が遅れ、津波に襲われた。

大川小学校(2011年撮影)
大川小学校(2011年撮影)

小学校では児童74人、教職員10人が犠牲になった。

左 妹・みずほさん
左 妹・みずほさん

佐藤さんは当時小学6年の妹・みずほさんを亡くした。

佐藤そのみさん(2011年取材/当時中3)
佐藤そのみさん(2011年取材/当時中3)

佐藤そのみさん(2011年取材/当時中3):
歩いて大川小に行こうとしたら「みずほさんも遺体上がったよ」って言われて、何も考えたくなかったし、何も言いたくなかったし。みずほとしかできないこと、みずほにしか話せないことだらけだったので、今、そういう存在がないので

「校舎を未来に残して」

妹を失った現実、多くの犠牲者を出した地域と向き合ってきた佐藤さん。悲惨な過去を持つ校舎を取り壊そうという動きが出ると、仲間と未来に残す必要性を訴えた。

佐藤そのみさん(2015年取材/当時18歳):
子どもたちがそこで生きた証と、二度とあのような悲劇を繰り返さないために、あの校舎を通して伝えていくことが大切です。あの校舎にはそれだけの説得力があります

大川小学校
大川小学校

その後、小学校は「震災遺構」として残された。

語り部の父「防災は希望」

今回の上田での上映会は、この大川小学校が「縁」となって開催された。

佐藤さんの父・敏郎さん
佐藤さんの父・敏郎さん

佐藤さんの父・敏郎さん。大川小で語り部として活動している。

語り部・父・敏郎さん:
防災は助かるためです。死なないためにやるのが防災です、防災はハッピーエンドです。ハッピーエンドの未来まで想定しきる。そしたら恐怖じゃなくて、希望なんです。そのために、ここで起きた悲しみ、恐怖、失敗、後悔、それが材料になればいいんだ

右 上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)
右 上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)

上映会を開いた有志の一人、長野市の小学校の校長、中山久貴さん。

2017年、教員の勉強会で大川小を訪ね、敏郎さんの話を聞いた。以来、毎年、足を運んでいる。

上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長):
大川小は絶望の場所でも、みじめな場所でもなく、未来を開く場所だと(敏郎さんに)強く言われた。毎年、防災訓練・防災学習を行っているが、東日本や大川小学校を訪れる前はどこか人ごとだったんだろうなという気はする。いつか災害がやってくる、ではなく必ず災害がやってくると。その時に学校として、大人として、できることを最大限考えましょうという考えに変わった

「溝を乗り越えて分かり合いたい」

父・敏郎さんと交流のあった有志が上映会を企画。娘の佐藤さんを招いた。

製作の様子
製作の様子

この日、上映された作品は二つ。冒頭で紹介した映画「春をかさねて」は、佐藤さんが学生時代の2019年に製作したものだ。

ともに妹を亡くした「祐未」と「れい」。「妹の分も真面目に生きなければ」と考える「祐未」は、ボランティアの大学生に恋をする「れい」にいら立ちを感じる。

れい(「春をかさねて」より):
すごいね、祐未は

祐未(「春をかさねて」より):
別に普通だよ。れいみたいに化粧とか、そういうのできる方がすごいと思う、私にはできないもん

れい(「春をかさねて」より):
別に何も考えてないわけじゃないよ

祐未(「春をかさねて」より):
ごめん

登場人物は佐藤さん自身や身近にいた人たちがモデルとなっていて、震災後の戸惑いや希望が等身大で描かれている。

監督・脚本・佐藤そのみさん
監督・脚本・佐藤そのみさん

監督・脚本・佐藤そのみさん:
震災があってから、みんなそれぞれすごく大変で、周りを思い合うとか相手の立場を考える、それどころではなかったという状況がみんなあって、溝が生まれてしまった。でも大好きな地域で、本当はみんな仲が良かったはずだから、いつかその溝を乗り越えて分かり合えたらいいなっていう願いが「春をかさねて」には込められています

震災で亡くなった大切な人へのメッセージ

ドキュメンタリー「あなたの瞳に話せたら」©Sonomi Sato
ドキュメンタリー「あなたの瞳に話せたら」©Sonomi Sato

もう1つは同じく大学時代に作ったドキュメンタリー「あなたの瞳に話せたら」。

佐藤そのみさん(「あなたの瞳に話せたら」より):
みずほへ、元気ですか。みずほはもう21の年だろうか。おねえちゃんはあの後、中学と高校を卒業して、その後、東京へ出て映画を勉強する大学に入りました

製作の様子
製作の様子

震災で亡くなった大切な人へのメッセージだ。

生き残った男性からクラスメートへ(「あなたの瞳に話せたら」より):
あまりみんなのところに顔を出しに行けなくてごめんね。本当はみんなの家に手を合わせに行きたかったけど、遺(のこ)されたみんなの家族に悲しい思いをさせてしまうと感じて行けませんでした。みんなはそんなことないって言ってくれるかな

亡くなった妹へ(「あなたの瞳に話せたら」より):
おねえちゃんの今の暮らしを見てどう思う?楽しそう?心配?さとがいなくなってから私、変わったんだ。私が明るくなってみんなを楽しませなくちゃって。神様をものすごくうらんでるよ。なんで連れていったの、なんで会えないの、いつもみたいにお姉ちゃんって走って抱き付いてきてよ

経験が重荷 「震災に区切りをつけたい」

震災前から映画の世界を志していた佐藤さん。映画にしたかった大川地区は震災で一変した。それでもふるさとを舞台に作品にしたのは…。

監督・脚本・佐藤そのみさん:
これを撮らないと次に進めないなと思って、自分のために作ったのが一番大きいかもしれない、自分の人生のために。自分が考えてきたことにここで一旦、区切りを付けたいという気持ち

ずっと震災と向き合い佐藤さんは、いつしか「被災者であることをやめたい」と思うほど、自身の経験を重荷に感じるようになっていた。

心境に変化 「被災者であることをやめなくてもいい」

しかし、各地で作品が上映されるようになると心境に変化が。それは小学校が「震災遺構」として残されたことと重なる。

監督・脚本・佐藤そのみさん:
(過去を)なかったことにして次に行こうと思っていたんですけど、ゆっくりですけど上映活動をしていく中で、被災者であることをやめなくてもいいかなって思うようになりました。これが私のひとつのプロフィールだし、肩書だし

上田での上映会では100人以上が鑑賞―。

来場者(元教員):
たんたんと語っているあの姿が、叫びでもなくなんでもない、それが本当の、それしかできない姿なのかなと思いましてね。当時、自分だったら何ができただろうと思う

来場者(大学生):
自分たちも向き合わなければいけないということも教えられたような気がしますし、若い年代、震災を経験してない時代に生まれてきた子に伝えることが多くあるのかなと、すごく感じます

上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)
上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)

上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長):
佐藤監督はこれからも各地で上映会を重ねていくだろうし、そんな輪が広がって、東日本に、大川小に足を運ぶ人が途絶えることなく続いていくんだろうなと。(自分も)行き続けたいなって思います

大川小学校
大川小学校

今は東京で会社員として忙しく働く佐藤さん。今後も、上映会に足を運び、経験を伝えたいと考えている。

監督・脚本・佐藤そのみさん:
私たちがなかったことにせずに、言葉にできるときはしていくべきなのかなって。つらかったら離れてもいいんですけど、貴重な経験をもっているんだということは自覚していたい

(長野放送)

記事 792 長野放送

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