【石川】プロがメーク 被災者に笑顔 輪島の住職 無料体験催し支援:北陸中日新聞Web - 中日新聞

【石川】プロがメーク 被災者に笑顔 輪島の住職 無料体験催し支援:北陸中日新聞Web - 中日新聞

16.31
taritkar.blogspot.com
被災した女性たちにぴったりの化粧を施す中野剛章さん(左)=18日、石川県輪島市町野町の東陽中で

被災した女性たちにぴったりの化粧を施す中野剛章さん(左)=18日、石川県輪島市町野町の東陽中で

 石川県輪島市町野町の佐野寺の谷隆秀(りゅうしゅう)住職(54)が、能登半島地震で被災した地元の女性を対象にプロによる化粧を無料で楽しんでもらう取り組みを続けている。癒やされてほしいとの思いから、定期的に寺や地元の避難所にブースを開設。施術はメークアップアーティスト中野剛章(よしあき)さん(55)=横浜市=が担当し、女性たちを笑顔にしている。(西川侑里)

 「マスカラは斜めにするとよく付きますよ」「眉毛はかくっていうよりも整えるイメージです」。中野さんは18日、避難所となっている輪島市東陽中学校体育館で次々にやってくる女性たちと1人ずつ向き合い、豊富な種類からぴったりの化粧道具を選んで、ブラシをはたいた。

「自分じゃないみたい」評判上々

 自宅が全壊し、この避難所から会社に通う高安静子さん(38)はメークが終わった後に鏡を見て「自分じゃないみたいで恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべた。断水中は化粧を落とせないためできず、復旧してからもしない習慣がついてしまい、震災以来初めての化粧だったという。
無料の化粧支援を企画した谷隆秀住職

無料の化粧支援を企画した谷隆秀住職

 谷住職によると、今回が4回目の開催で、2月上旬から続ける。これまで寺の中で施術をしていたが、より多くの人が受けやすくするため、今回初めて場所を変えた。震災後に住民の避難所になっていた寺内に浄水器を設置するために訪れたボランティアを通じて中野さんと知り合い、女性たちに化粧を施す提案を受けたという。「震災後は、皆さん女性らしいことを意識できていなかっただろうなと想像できた。何か提供できればと考えていたので、いいご縁があってうれしい」と話す。

 中野さんは車などで奥能登地域に通い、別の民間団体とつながった同県珠洲市内を含めて計50人余りの被災女性たちに化粧を施している。「笑顔になったり楽しい気持ちになったりしたとの感想をいただけて、メークの仕事をしていて良かったと改めて思わせてもらえた」と手応えを明かし、今後も続ける予定という。

関連キーワード

おすすめ情報

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 【石川】プロがメーク 被災者に笑顔 輪島の住職 無料体験催し支援:北陸中日新聞Web - 中日新聞 )
https://ift.tt/9CYLcbl
天皇、皇后両陛下が岡山・倉敷市訪問 西日本豪雨の被災者と懇談 - 毎日新聞

天皇、皇后両陛下が岡山・倉敷市訪問 西日本豪雨の被災者と懇談 - 毎日新聞

21.31
taritkar.blogspot.com
まびふれあい公園で西日本豪雨の被災者と懇談される天皇、皇后両陛下=岡山県倉敷市真備町地区で2024年5月26日午後4時25分(代表撮影) 拡大
まびふれあい公園で西日本豪雨の被災者と懇談される天皇、皇后両陛下=岡山県倉敷市真備町地区で2024年5月26日午後4時25分(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下は26日、2018年7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区を訪問し、被災者と懇談された。両陛下は浸水した市街地を見渡せる公園を視察した際、犠牲者を悼むため深く頭を下げて黙礼した。両陛下が西日本豪雨の被災地を視察したのは初めて。

 同地区は川の堤防の決壊で約3割にあたる約1200ヘクタールが浸水し、災害関連死を含めて74人が亡くなった。両陛下は災害後に整備され、防災拠点の機能もある「まびふれあい公園」を訪問。伊東香織市長の説明で決壊した場所などを確認し、復興の取り組みを聞いた。天皇陛下は「(復興で)何を大切にして取り組まれましたか」と質問し、皇后雅子さまは「今は何割ぐらいの方が戻ってこられましたか」などと尋ねていた。

 その後、両陛下は自らも被災しながら地域活動に取り組んできた住民3人と懇談した。自宅が大規模半壊した同地区まちづくり推進協議会連絡会会長の高槻素文さん(76)は、祭りの再開に奔走したことを説明。天皇陛下は「何が一番ご苦労されましたか」と声を掛け、雅子さまは「ご自身のおうちが被災されて」と気遣った。

倉敷市真備町地区 拡大
倉敷市真備町地区

 商工会役員の中山正明さん(70)、ボランティア団体代表の中尾幸子さん(75)はいずれも自宅が全壊した。中山さんは被災した約500事業者のうち、約9割が事業を再開したことを伝え、陛下は「大変なご尽力をされたのですね」とねぎらった。中尾さんは被災者の生活相談や交流の機会を作るボランティア活動を続けており、雅子さまは「皆さんどんなことを心配されていましたか」と尋ねていた。

 これに先立ち、両陛下は岡山市のジップアリーナ岡山で開催された全国植樹祭に出席した。天皇陛下は「恵みをもたらす森林を、健全な姿で未来の世代に引き継いでいくことは、私たちに課せられた大切な使命であると考えます」とあいさつした。

 式典の冒頭、両陛下は参加者とともに能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげた。陛下は花粉の少ない品種のスギやヒノキなどを、雅子さまは岡山市の木のクロガネモチなどを植樹した。【高島博之】

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 天皇、皇后両陛下が岡山・倉敷市訪問 西日本豪雨の被災者と懇談 - 毎日新聞 )
https://ift.tt/IkVo3RL
ニーズはあるのに… 原発被災者の保養活動が縮小する理由とは - 毎日新聞

ニーズはあるのに… 原発被災者の保養活動が縮小する理由とは - 毎日新聞

19.31
taritkar.blogspot.com
馬との触れ合いを楽しむ福島の子供たち=札幌市南区で2024年3月30日午後3時9分、片野裕之撮影
馬との触れ合いを楽しむ福島の子供たち=札幌市南区で2024年3月30日午後3時9分、片野裕之撮影

 東京電力福島第1原発事故の影響を受けた福島の子供たちを短期間受け入れる保養活動が、全国的に縮小している。放射能汚染の影響を懸念する声が残る中、自然の中でリフレッシュする場を提供する保養のニーズは消えていないが、2023年には全国組織が活動を実質的に休止。関係者は「どう続ければいいのか」と苦悩している。

 3月29日、残雪に覆われた札幌市南区の農村地帯に福島県の子供たちの歓声が響いていた。

 家族5組15人が、5泊6日で北の大地の食や自然を体験。郡山市の小学6年(当時)、柳沼楓さんは「雪遊びがすごく楽しい」と目を輝かせ、福島市から子供2人と参加した大内飛香(あすか)さん(46)も「福島は場所によっては空間線量が高い所もある。気を使わず外遊びできる保養は本当にありがたい」と喜んでいた。

 今回の保養には原発事故が起きた11年に生まれた小学6年生が多く訪れた。主催したのは、NPO法人「福島の子どもたちを守る会・北海道」だ。

 企業、個人などからの寄付金や全国組織からの支援金を活用し、11年夏以降、24回の開催で延べ886人を受け入れてきた。参加者は滞在期間中、雪遊びやアイヌ文化体験を楽しんでおり、今回も定員の倍の30人の応募があった。

 参加した親からは「みんな不安の中で子育てしてきて、今も内部被ばくの検査をしている。保養先でなら本心で話せる」との声も聞かれた。保養は、悩みを抱えた親のよりどころになっている側面もある。

「地元で話しにくい」とこぼす親も

 だが、事故から13年がたち、受け入れ団体を取り巻く状況は厳しい。

 新型コロナウイルス禍による休止を経て23年に活動を再開した北海道富良野市の「ふらのチャリティウォーク」は24年も実施を予定しているが、運営する吉田うららさん(72)は「これで最後かもしれない」とこぼす。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( ニーズはあるのに… 原発被災者の保養活動が縮小する理由とは - 毎日新聞 )
https://ift.tt/RDKmpd9
被災者支援で中学生に指導 Bリーグ決勝で社会貢献活動/バスケ - サンスポ

被災者支援で中学生に指導 Bリーグ決勝で社会貢献活動/バスケ - サンスポ

17.31
taritkar.blogspot.com
クリニック終了後、記念撮影する石川県の中学生たちと横浜BCの森井健太ら=横浜アリーナ

バスケットボール男子・Bリーグは25日、決勝が行われている横浜アリーナで能登半島地震の被災者支援活動「With能登」を開催。被害が大きかった石川県奥能登地域の中学校バスケットボール部員男女計30人を招待し、サブアリーナでクリニック(バスケ教室)を開催した。

「With能登」と書かれたおそろいのTシャツ姿の中学生たちは、Bリーグ1部(B1)、横浜BCのコーチらの指導の下、1対1での攻撃と守備の練習や、PG森井健太(28)やSG松崎裕樹(23)も交えてのミニゲームで汗を流した。

「自分のチームに帰っても使える技を身につけられてよかった」とは端統司くん(14)=七尾市立中島中3年。「こういう場を開いてくれて感謝しています」と喜んだ。

石川県野々市市出身の森井は以前から珠洲市でバスケ教室を定期的に開いており、今回参加した中学生には小学校時代から参加していた子も。

「小学校から見ていた子から元気をもらって、楽しい時間だった」と笑顔だ。1月1日の地震の後、まだ自身も帰省できていないそうで「子供たちが元気を取り戻せていないと聞いて心配していたので、こういう場を作ってもらえてありがたい」と喜んでいた。

中学生たちは26日に決勝第2戦の前にメインアリーナのコートで紅白戦を行い、その後は第2戦を観戦する。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 被災者支援で中学生に指導 Bリーグ決勝で社会貢献活動/バスケ - サンスポ )
https://ift.tt/PZO4dK3
海辺のバラ 被災者癒やす 穴水・澗口さん方 400株 地震に耐え見頃:北陸中日新聞Web - 中日新聞

海辺のバラ 被災者癒やす 穴水・澗口さん方 400株 地震に耐え見頃:北陸中日新聞Web - 中日新聞

12.31
taritkar.blogspot.com
海辺の薔薇園に色鮮やかに咲く多種多彩なバラ=穴水町沖波で

海辺の薔薇園に色鮮やかに咲く多種多彩なバラ=穴水町沖波で

 穴水町沖波の澗口良夫さん(75)方で、約150品種400株のバラが今年も見頃を迎えた。育て始めて50年の今年は、能登半島地震による地割れなどの被害もあったが、変わらず華やかに咲き誇り、被災者の癒やしとなっている。(小林大晃)

 七尾湾に面している澗口さん方の庭園は「海辺の薔薇(ばら)園」と銘打ち、約2500平方メートルに多種多彩なバラが植わる。深紅のグランデアモーレや黄色のイングリッシュローズなどが鮮やかに目を引く。見頃の時期は無料開放しており、昨年は町内外から約800人が訪れた人気スポットだ。

 金沢市のバラ園を見たのをきっかけに、独学で育て始めたという澗口さん。来訪者の増加に備え、テーブルや椅子を設けた休憩所を増設する矢先、地震に見舞われた。

 園内は地割れが数カ所で起き、ツルバラを絡ませる支柱も傾いたが、幸い大きな被害はなかった。咲くか心配だったが、4月に入り葉の色や新芽が出る様子を見て安心したという。「去年みたいにはいかないが、ちゃんと咲いてくれた」と胸をなで下ろす。

 地震を受け、今年は「再会に感謝とありがとう」などと書いた看板を園の入り口に掲げた。澗口さんは「輪島市の被災者もバラを見て顔色が明るくなった。少しでも元気を与えられれば」と話した。

LINE友だち登録

<ユースクが調べます!> 北陸中日新聞「Your Scoop(ユースク)~みんなの取材班」は、無料通信アプリLINE(ライン)でつながった皆さんからの暮らしの疑問や困りごとを記者がとことん掘り下げ、疑問の解消や社会・地域課題の解決を目指します。事件事故などの情報や写真・映像の提供、不正の告発も受け付けています。秘密は厳守します。LINEで友だち登録し、ご投稿ください。

LINE友だち登録

<ユースクが調べます!> 北陸中日新聞「Your Scoop(ユースク)~みんなの取材班」は、無料通信アプリLINE(ライン)でつながった皆さんからの暮らしの疑問や困りごとを記者がとことん掘り下げ、疑問の解消や社会・地域課題の解決を目指します。事件事故などの情報や写真・映像の提供、不正の告発も受け付けています。秘密は厳守します。LINEで友だち登録し、ご投稿ください。

関連キーワード

おすすめ情報

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 海辺のバラ 被災者癒やす 穴水・澗口さん方 400株 地震に耐え見頃:北陸中日新聞Web - 中日新聞 )
https://ift.tt/TMQc9zl
石川 輪島 被災者から生活の悩み聞き取り行政の支援につなぐ | NHK - nhk.or.jp

石川 輪島 被災者から生活の悩み聞き取り行政の支援につなぐ | NHK - nhk.or.jp

12.31
taritkar.blogspot.com

そして、数人の班に分かれて市内を巡り、1軒1軒を訪問して地震後の生活での悩みや困ったことがないか聞き取りを行いました。

この取り組みを行っている「ダイバーシティ研究所」によりますと、25日までに輪島市内の4割ほどの住宅を訪問し、精神面の不調や住宅の再建についての悩みなどが寄せられているということです。

聞き取った内容は今後、市などに報告して被災者を支援する施策につなげていくとしています。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 石川 輪島 被災者から生活の悩み聞き取り行政の支援につなぐ | NHK - nhk.or.jp )
https://ift.tt/TYGR6On
<EYES> NPOカタリバ代表 今村久美さん 被災者にお出かけの機会を:中日新聞Web - 中日新聞

<EYES> NPOカタリバ代表 今村久美さん 被災者にお出かけの機会を:中日新聞Web - 中日新聞

01.31
taritkar.blogspot.com

 「何も楽しいことがありません。子どもがかわいそう」「震災の影響で失業したので、生活が困窮している。子どもには、娯楽どころか習い事、部活動の継続も困難」「自宅は一部損壊で、修繕費は自己負担。なかなか自由になるお金がない」

 これは、能登半島地震被災地の保護者向けアンケートに寄せられた声。発災から5カ月近くたつ今も、能登半島ではインフラの復旧がままならない地域もあり、多くの人が大変な生活を続けている。そんな状況の中、ゴールデンウイークを前に、カタリバと、遊びの予約サイトを運営する「アソビュー」は、被災地で子育てする保護者にお出かけなどに関するアンケートをした。

 答えてくれた154人のうち約9割が、「震災後、お出かけや遊びの機会が減った、なくなった」と回答。別の設問で「震災の影響で、(昨年と比較して)ゴールデンウイークのお出かけの機会が減った」と回答した人に理由を尋ねると、7割超が「経済的な理由」と答えた。

 倒壊した家屋がそのままになっている地域では、子どもが普段、自由に遊べる場所も限られている。コロナ禍が明け、外出ムードが高まる世間とは裏腹に、金銭的な理由や、家の片づけ、周囲の環境から、出かけることができない被災地の現状が明らかになった。

 そこで、アソビューと協働し、被災地の家庭に、お出かけや遊びに使えるクーポンを配布するプロジェクトを開始する。その資金を集めるため、同社のサイト内でクラウドファンディングを実施中なので、ご協力いただけたらうれしい。今回の取り組みが被災地の家庭にとって、明日もがんばろうと思えるエールになればと願っている。

関連キーワード

おすすめ情報

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( <EYES> NPOカタリバ代表 今村久美さん 被災者にお出かけの機会を:中日新聞Web - 中日新聞 )
https://ift.tt/dryVSjP