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れいわ新選組の山本太郎代表は7日に行われた参議院災害対策特別委員会に出席した。
山本氏は同委員会で政府に対し、いまだ復旧が進まない石川県能登半島地震について被災者に寄り添った立場で質問を行った。
「蛇口から水が出ない家に恒久的に仮の水道栓を設置する給水機能付き自炊の設置という説明が(政府から)あった。珠洲市では、高齢者や障害者世帯に限定でスタートしたと聞いています。これ、限定では意味がないんですよ。必要な世帯はほかにもいます。水が使えないけれども自治体が(負担することに)積極的になれない理由があると思うんですよ。国の負担が50%、特別交付制措置で最終的には国負担75%です、25%の負担が自治体にあるのがネックになっているんじゃないかなと思う」
山本氏は猛暑対策にも言及した。
「5か月以上、上下水道が家で使えない人が多いなか、今年の夏は猛暑だと言われています。命の水に関わることなので、ここに100%負担がないように、(岸田)総理にご相談していただけないかという大臣へのお願いなんですけど、検討、相談いただけるの一言をお願いしたいんですけども…」
これに松村祥史国土強靭化担当相は「(馳)知事といろいろ話しをしています。今回、基金もできましたので地元の声を聞きながら何ができるのか、県や市と協力しながら対応したいと考えています」と答弁した。
最後に山本氏は「元日に大きな災害が起こって国会が開かれ、災害委員会をコンスタントに開いていただきたい。まだ国会が終わっていません。今日で終わりにせず、総理も呼んで時間を確保したうえでしっかりとした議論をさせていただきたい。能登の人たちが元気になるような、総理からの上積みだとか、ぜひ、国会として示していきたいんです。委員長、お取り計らいください」と要請。委員長は理事会で協議するとした。
終了後、山本氏は「委員会を開くことは閉会中でもできることから、そんなに難しいことではないと思うんですけど、やる気の問題ですよね。調整して(委員会に)総理を呼ばないと、この国会での総理の能登半島への姿勢というものがリップサービスだけで終わったとなると思うんですよ。『基金でこれだけ(予算を)積んだから、もういいだろう』と、あとはお前らがやれという話しなんです。この基金でなんとかやりくりしなくてはならないとなるから、やっぱりお金が出せないですよ」と語った。
同委員会の閉会中審査については「本当はこの委員会の野党メンバーたちが『総理を委員会に呼べよ!』と突きあげなくてはいけないんです。困っています。でも頑張ります」と山本氏は前を向いた。
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