渚清掃 被災者の癒やしに 長野市職員 山田さん、風間さん 珠洲派遣「海眺め遊べるように」:北陸中日新聞Web - 中日新聞

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05.31
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海岸を清掃する山田伸晃さん(左)と風間皓平さん(右)=珠洲市鉢ケ崎海水浴場で

海岸を清掃する山田伸晃さん(左)と風間皓平さん(右)=珠洲市鉢ケ崎海水浴場で

 珠洲市役所に派遣されている応援職員の有志が、日本の渚(なぎさ)100選にも選ばれている鉢ケ崎海岸を清掃している。近くには職員の滞在拠点があり、被災者の仮設住宅も完成。「海を眺めたり、遊んだりできれば気分転換になるのでは」と始めた。 (奥田哲平)

 中心となっているのは長野市職員の山田伸晃(のぶてる)さん(52)と風間皓平(こうへい)さん(38)の2人。18日午前5時過ぎから、ビニール袋を手に海岸に落ちたペットボトルなどを拾い集めた。中には津波で流されたとみられる仏壇の一部やチャイルドシート、漁具も。1時間ほどで終えた山田さんは「今後は砂浜に出る道の草刈りも進めたい」という。

 2人は4月から1年間の任期で派遣され、仮設住宅での生活支援や解体ごみの受け入れ業務などに当たる。風間さんがランニングの途中で海岸のごみを片付けはじめたのをきっかけに、4月下旬から週2回程度にペースで清掃し、この日で10回目となった。ほかの応援職員やボランティアが加わることもある。

 珠洲市は2019年10月の台風19号災害で、長野市に最も長く応援職員を派遣していた自治体の一つ。その恩返しとして、長野市は今回の能登半島地震の中長期派遣職員として6人を送った。風間さんは熊本地震などでボランティアに参加した経験があり、「長期派遣なら継続的に支援できる」と手を挙げた。

 珠洲市観光交流課によると、例年7月の海開きは未定。風間さんは「今年は無理でも、いつか観光客が来られるようなビーチにしたい」と願い、今後も清掃を続けるつもりだ。

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能登地震、災害ごみ置き場閉鎖に被災者困惑…「避難中で作業間に合わない」 - goo.ne.jp

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15.31
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支援の場は 再会の場、励ましの場 金沢の物資センターに被災者カフェ:北陸中日新聞Web - 中日新聞

支援の場は 再会の場、励ましの場 金沢の物資センターに被災者カフェ:北陸中日新聞Web - 中日新聞

12.31
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語り合う「みんなの畑の会」の西田敏明さん、被災した人や ボランティアら。寄せられた生活必需品が並ぶ=金沢市湊4で

語り合う「みんなの畑の会」の西田敏明さん、被災した人や ボランティアら。寄せられた生活必需品が並ぶ=金沢市湊4で

 生活必需品を広く募り、能登半島地震で被災した人たちに無料で提供している被災者支援物資センター。NPO法人「みんなの畑の会」が金沢、羽咋両市内に設けているが、カフェも備えられ、ふるさとを離れて暮らす被災者の再会の場、励ましの場になっている。(沢井秀和)

 「あーっ」「あーっ、久しぶり」。お互いに顔を見合わせ、声をかけ合う。6月15日の昼下がり。金沢市湊4の14の3の被災者支援物資センターでは、地震直後以来の再会を喜び合う2人の女性がいた。

 ともに珠洲市熊谷町(くまんたにまち)の自宅で被災した釣谷綾奈さん(32)、杉野倫子(みちこ)さん(33)。釣谷さんが8歳の長男と6歳の長女の生活環境を考えて小松市内に家を購入したことを語れば、杉野さんは支援物資センターでボランティアとして活動する近況を伝えた。

 「救急車、消防車のサイレンの音が震災直後の3日3晩鳴り響き、子どもたちがその音をいやがるようになった」「地震の前まで海が遊び場だったけど、家の裏まで津波が来て海を怖がるようになった」

 カフェのいすに腰かけると、釣谷さんが話し出す。「珠洲の家は更地になるけど、固定資産税を小松の家とダブルで支払わないといけないのかな。どうしたらいいんだろう」と不安を口にした。

 「私たちは住宅ローンを組めない。現金一括支払いしか認められない」。輪島市町野町寺山から避難している窪田正代さん(65)がローンにおける年齢のハードルに触れて応じた。

 カフェでは、さまざまな話題に。輪島市河井町で被災し、内灘町の長男のアパートで生活する品川正人さん(57)は自宅の被害認定について「縁の下の基礎部分を見ると、傾いている。調査が不十分」。居合わせた人たちが「大規模半壊、半壊も住めないという点で、全壊と同じ」と口をそろえる。「県の部局長、担当者も一度、奥能登に行ってほしい。そうすれば、支援の仕方が変わってくる」との声も根強い。

 センターは午前10時~午後3時。休みは金沢のセンターが月、火曜、羽咋市中央町サ5の羽咋労働福祉会館にある羽咋センターが水、木曜。夏用の衣類・寝具、扇風機のニーズがあり、提供を呼びかけている。

 みんなの畑の会の西田敏明代表理事(77)は「全体の来場者は合わせて3万人を超えたが、センターを知らない人もいる。車のない避難者もおられるので、助け合ってより多くの人に来ていただくと、うれしい」と話している。

 問い合わせ、申し出は=minnanohatake.nishida@gmail.com=へ。

木村まさ子さん

木村まさ子さん

キムタク母 来月7日講演

 タレントの木村拓哉さんの母で、「言の葉語り」と名付けた語り、傾聴をしている木村まさ子さんの講演が7月7日午後2時半から、金沢市大額町の金沢国際ホテルで開かれる。みんなの畑の会主催。前売り券は3千円(当日500円増)。収益金は被災者支援に充てる。チケットは、国際ホテル、金沢、羽咋の両センターで販売している。
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被災者 頭すっきり 仙台の美容室 富来で善意の散髪 - 47NEWS

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12.31
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【石川】希望つなぐ 望遠鏡 次は能登へ 東北で被災 移住の新人学芸員橋渡し:北陸中日新聞Web - 中日新聞

【石川】希望つなぐ 望遠鏡 次は能登へ 東北で被災 移住の新人学芸員橋渡し:北陸中日新聞Web - 中日新聞

13.31
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被災地をつないできた望遠鏡を見つめる佐藤凜さん=石川県能登町の「県柳田星の観察館『満天星』」で

被災地をつないできた望遠鏡を見つめる佐藤凜さん=石川県能登町の「県柳田星の観察館『満天星』」で

兵庫 → 宮城 → 「満天星」

 能登半島地震で休館し、今月8日に再開した石川県能登町の「県柳田星の観察館『満天星』」に、2011年の東日本大震災で被災した宮城県の天文施設から、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイの望遠鏡レプリカが無期限で貸与された。元々、1995年の阪神大震災があった兵庫県の施設から復興を願って宮城に移った作品。両被災地が立ち上がる姿を見届けてきた望遠鏡が、復興のバトンとして次は能登の復興を見守る。 (柴田一樹)

 レプリカは、ガリレオが初めて望遠鏡で星を観察してから400年を記念する「世界天文年」(09年)に、国内の天文学関係者らでつくる委員会が制作した30本の一つ。長さ約92センチで、口径16ミリ。革張りや金模様の装飾など、史料研究で当時を振り返りながら外見の細部まで忠実に再現された。

 委員会メンバーで、阪神大震災を経験した兵庫県の明石市立天文科学館の井上毅館長が私蔵していたが、東日本大震災を機に宮城県大崎市の大崎生涯学習センターに無期限で貸与。11年5月から展示されてきたが、能登半島地震を受けてセンター長の遊佐徹さんが満天星への貸与を決めた。

 「バトン」がつながれるきっかけをつくったのは、宮城県多賀城市出身で、4月に満天星に就職した学芸員の佐藤凜(りん)さん(26)。学生時代に同センターのボランティアに参加していた縁で、天文施設の震災復興について遊佐さんにアドバイスを求めた際、貸与を打診された。佐藤さんは「2カ所の被災地と復興の様子を見届けてきた望遠鏡。この地までつないだ多くの人の思いを能登の人に知ってほしい」と話す。

 佐藤さんは中学1年生の時に東日本大震災を経験した。家は断水し、県外の緊急車両が町を行き交った日常を覚えているが、「宮城は完全に復興したわけじゃない。でも応援される側から、やっと次は応援する立場になれたんだなって」。被災地で育ち、そして被災地をつなぐことができた今、前へと進む故郷の確かな歩みを実感する。

 新天地での慣れない環境と仕事で、気付いたら1日が終わるせわしない日々。相次ぐ余震が怖くないと言ったらうそになる。だが、佐藤さんは「能登の星空は本当にきれい。こんな時こそ、つながれた望遠鏡をきっかけに、きれいな星を見上げてみてほしい」と呼びかけている。

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被災地をつないできた望遠鏡を見つめる佐藤凜さん=石川県能登町の「県柳田星の観察館『満天星』」で

被災地をつないできた望遠鏡を見つめる佐藤凜さん=石川県能登町の「県柳田星の観察館『満天星』」で

兵庫 → 宮城 → 「満天星」

 能登半島地震で休館し、今月8日に再開した石川県能登町の「県柳田星の観察館『満天星』」に、2011年の東日本大震災で被災した宮城県の天文施設から、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイの望遠鏡レプリカが無期限で貸与された。元々、1995年の阪神大震災があった兵庫県の施設から復興を願って宮城に移った作品。両被災地が立ち上がる姿を見届けてきた望遠鏡が、復興のバトンとして次は能登の復興を見守る。 (柴田一樹)

 レプリカは、ガリレオが初めて望遠鏡で星を観察してから400年を記念する「世界天文年」(09年)に、国内の天文学関係者らでつくる委員会が制作した30本の一つ。長さ約92センチで、口径16ミリ。革張りや金模様の装飾など、史料研究で当時を振り返りながら外見の細部まで忠実に再現された。

 委員会メンバーで、阪神大震災を経験した兵庫県の明石市立天文科学館の井上毅館長が私蔵していたが、東日本大震災を機に宮城県大崎市の大崎生涯学習センターに無期限で貸与。11年5月から展示されてきたが、能登半島地震を受けてセンター長の遊佐徹さんが満天星への貸与を決めた。

 「バトン」がつながれるきっかけをつくったのは、宮城県多賀城市出身で、4月に満天星に就職した学芸員の佐藤凜(りん)さん(26)。学生時代に同センターのボランティアに参加していた縁で、天文施設の震災復興について遊佐さんにアドバイスを求めた際、貸与を打診された。佐藤さんは「2カ所の被災地と復興の様子を見届けてきた望遠鏡。この地までつないだ多くの人の思いを能登の人に知ってほしい」と話す。

 佐藤さんは中学1年生の時に東日本大震災を経験した。家は断水し、県外の緊急車両が町を行き交った日常を覚えているが、「宮城は完全に復興したわけじゃない。でも応援される側から、やっと次は応援する立場になれたんだなって」。被災地で育ち、そして被災地をつなぐことができた今、前へと進む故郷の確かな歩みを実感する。

 新天地での慣れない環境と仕事で、気付いたら1日が終わるせわしない日々。相次ぐ余震が怖くないと言ったらうそになる。だが、佐藤さんは「能登の星空は本当にきれい。こんな時こそ、つながれた望遠鏡をきっかけに、きれいな星を見上げてみてほしい」と呼びかけている。

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被災した住宅の相談を無料で受け付け…富山本社の塩谷建設が七尾支店オープン - goo.ne.jp

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18.31
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地震で被害を受けた住宅について気軽に悩みを相談できる建設会社の支店が、石川県七尾市内にオープンしました。

七尾市のナッピィモールにきょうオープンしたのは、富山県に本社を置く塩谷建設の支店です。

地震で家が崩れた人など住宅再建に向けた相談を無料で受け付けるほか、最新の住宅設備なども展示しています。

また地震で職を失った人を従業員として雇用しています。

七尾市で被災した従業員宮下二羽さんは「能登で復興の様子を見ながら仕事ができたらいいなと思っていました。被災者の気持ちに共感ができると思うので、寄り添いながらできたらいいなと思います」と話していました。

七尾支店は月曜日が定休日で午前9時半から午後6時まで営業しています。

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