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からの記事と詳細 ( 被災者宿泊のチャーター船、自衛隊が派遣 能登半島地震 - 日本経済新聞 )
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「一体どこまで被災者の命と人権を軽んじてるのか!」「どこまで自然、津波をなめてるのか」「ハザードマップで警戒せよと薦めておきながら、それを自分で無視するのですから文字通り『天に唾する』決定ではありませんか!」と列記。「何か今回の激震災害への支援策にはとりわけ政治の対応が遅く貧し過ぎませんか?」と疑問視した。
両市は山間部が多く、仮設住宅の建設に適した広い平地の確保が難しいという。
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「海沿いの自宅は無事だったけど、トイレの水が流れないので、浜の方に出て用を足しています。オレはそれでいいけど、女性はそうはいかない。新聞紙を敷いた袋の中に用を足し、汚物は外にまとめています」
津波の被害をかろうじて免れた60代の男性はそう話した。石川県珠洲市はほぼ全域で断水が続く。男性の言葉通り、自宅から数メートル先には誰かのモノとおぼしき“汚物”が道端に落ちており、雪に混じってぐちゃぐちゃになっていた。
珠洲市に限らず被災地のほとんどの地域では、依然として断水が続く。被災者たちは「トイレをなんとかしてほしい」と口をそろえる。輪島市内の「道の駅」の公衆トイレで使用できるのは男性の小便器のみ。9日に日刊ゲンダイ記者が訪れた際には、和式の大便器にたまった汚物があふれ、床中に散乱していた。同市の高校に避難している40代の女性は、被災直後の光景がトラウマになっているという。
「学校のトイレが逆流してしまい、便器が汚物まみれに。今は簡易トイレなどで用を足せますが、朝起きたらトイレがまた使えなくなっているんじゃないかと不安でいっぱいです」
「みなし仮設」の受け付けが、石川県と富山県のあわせて28の市町村で始まっています。
【石川県】
国土交通省などによりますと、自治体が民間の賃貸住宅を借り上げて提供する「みなし仮設」について、12日午後2時時点で、石川県内ではあわせて15の市と町で受け付けが始まっています。
▽金沢市076ー220ー2553
▽七尾市0767-53-8429
▽小松市0761-24-809
▽加賀市0761-72-7936
▽羽咋市0767-22-9645
▽かほく市076-283-7104
▽白山市076-274-9567
▽能美市0761-58-2251
▽野々市市076-227-6087
▽川北町076-277-1108
▽津幡町076-288-2124
▽内灘町076-286-6727
▽志賀町0767-32-9211
▽宝達志水町0767-29-8160
▽中能登町0767-72-3921
「みなし仮設」について、不動産業者に直接、問い合わせる場合の主な問い合わせ先です。
▽石川県宅地建物取引業協会 076-291-2255
▽全日本不動産協会石川県本部 076-280-6223
▽全国賃貸住宅経営者協会連合会 金沢支部
フリーダイヤル0120-27-1000
「接続番号」の入力を求められるので、388006と入力。
【富山県】
富山県内では、13の市町村で受け付けが行われています。
▽富山市076-443-2097
▽高岡市0766-20-1403
▽氷見市0766-74-8079
▽滑川市076-475-1453
▽黒部市0765-54-2647
▽砺波市0763-33-1447
▽小矢部市0766-53-5845
▽南砺市0763-23-2022
▽射水市0766-51-6683
▽舟橋村076-464-1121
▽上市町076-472-2477
▽立山町076-462-9975
▽朝日町0765-83-1100
トイレ問題に悩まされる能登半島地震の被災者のため、全国からトイレ設置車両が派遣される中、静岡県富士市と西伊豆町のトイレトレーラーが寒冷地仕様になっていないため、派遣が遅れていることが分かった。
寒冷地では、配管内の水が凍って、通水できなくなったり、管が破裂したりしてしまうため、管内の水を抜いたり、管の耐寒性を高めたりする必要がある。
富士市と西伊豆町は2018年に同トレーラーを導入。富士市は過去4度、災害地に派遣したが、初冬の長野市で活動した際、水道管が凍り、使えなくなるトラブルを体験した。その教訓から、各自治体が寒冷地仕様の車両を導入するようになった。
能登半島地震の発生後、両市町は同トレーラーの派遣を要請されたが派遣できなかった。富士市は、発生前の昨年12月に車両改修を始めていたため、24日に石川県輪島市へ派遣する予定だ。西伊豆町は、すぐには改修のめどが立たず派遣は未定という。
全国自治体で初めて同トレーラーを導入し、所有自治体でつくる「みんな元気になるトイレネットワーク」の会長を務める小長井義正・富士市長は「残念で申し訳ない」と派遣の遅れを悔やんでいる。
西宮市は11日、能登半島地震で被災した石川県穴水町へ飲料水3トンを積める給水車1台を派遣した。先行して現地に入っていた豊岡市から引き継ぎを受け、19日まで被災者への給水活動に当たる。
「なにしとるんや! 火事場泥棒!」。5日午前8時半ごろ、石川県輪島市の店舗の駐車場に、怪しげな若い男性が現れた。「支援物資を持って来た」と言うが、本人は手ぶらだ。駐車場で車中泊をしていた女性が不審に感じて後を付けていくと、被災者宅からミカンが入った箱を持った別の若い男性が出てきた。「動くな!」。近所の被災者ら数人で取り囲んだ。偶然通りかかった大阪府警の支援車両を呼び止め、助けを求めた。
石川県警は同日、市内の70代男性の自宅に侵入して高級ミカン6個を盗んだとして、自称、愛知県刈谷市の男子大学生(21)を窃盗と住居侵入の疑いで現行犯逮捕した。自らをボランティアと語っているという。取り押さえた近所の男性は「被災してみんなが寄り添って暮らしている時に物をとるなんておかしいんじゃないか。本当に許せない」と憤る。
能登半島地震の被災地では留守宅を狙った窃盗や、詐欺まがいの事案が確認されている。被災者らが震災に便乗した犯罪に巻き込まれる可能性があるとして、警察庁や国民生活センターが注意を呼びかけている。
警察庁が2016年に発表した資料によると、11年の東日本大震災直後、空き巣やコンビニの現金自動受払機(ATM)を狙った窃盗が相次いだ。東京電力福島第1原発周辺では、空き巣が大幅に増加し、避難指示区域を管轄する福島県警双葉、南相馬の両警察署では16年2月末までに約1600件が確認された。さらに、震災に便乗した詐欺は震災発生から5年間で204件が確認され、被害額は約19億円に上った。
国民生活センターによると、災害時には悪質商法が多発する傾向にある。「屋根にビニールシートをかけられ高額な作業料金を提示された」「市役所の者だと名乗る人物が自宅に来て義援金を求められた」といったケースが報告されているという。
毎日新聞の取材では、能登半島地震を巡り、富山県高岡市の住民が「国から要請を受けて来た。1メートル1000円でブルーシートを販売している」などと男2人組に声をかけられたほか、新潟市で県外ナンバーの車に乗った男女に「汚泥処理をする」と持ちかけられた女性が、処理後に当初提示された値段の約5倍の金額を請求された事案が起きている。
警察庁はX(ツイッター)で「震災に便乗した悪質事犯に注意。怪しいと思ったら警察にご相談ください」などと呼びかけている。【井手千夏、戸田紗友莉】