taritkar.blogspot.com
北陸新幹線の開業日までをカウントするボード。地元の高校生が製作した=福井県敦賀市のJR敦賀駅で2024年3月9日午後4時7分、高橋隆輔撮影
写真一覧
北陸新幹線の金沢―敦賀(福井県敦賀市)間が16日に延伸開業する。新幹線が通っていなかった福井県内では一気に4駅が誕生し、「100年に1度のチャンス」と歓迎ムードに沸く。一方、2駅が新設される石川県内では、能登半島地震の被災者を受け入れているホテルや旅館も多い。同県北部の被災地では観光客を迎え入れる態勢にほど遠く、観光振興の恩恵にあずかれるか疑問の声も出ている。
「100年に1度のチャンス」
北陸新幹線の終着地となる敦賀駅。敦賀市内では開業を喜ぶポスターなどでお祭りムードだ。駅前で土産物店を営む、同駅前商店街振興組合の河藤正樹理事長は「少子高齢化、地方衰退の時代にこれだけの起爆剤が来るのだから、好循環の始まりにしないと」。近くで「カメレオン食堂」を営む鈴木洋さん(51)も「敦賀には閉鎖的なところもあるが、外から来る人を意識することで街が変わればいい」と表情は明るい。
Advertisement
...
