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災害の時に、車で困らない社会を目指して。
ページをご覧いただきありがとうございます。日本カーシェアリング協会です。
私たちは2011年の東日本大震災をきっかけに、災害時に寄付で集めた車を、被災者及び支援団体へ一定期間、無料で貸出す支援活動を行っています。
被災地への支援を継続的に行うためにJAFとパートナーシップを結び、2022年7月にクラウドファンディングに挑戦をしました。目標金額を超える3,644,000円もの支援をいただき、昨年は過去最多の8か所の被災地で支援活動を行い、712件の貸出を実施することができました。
https://readyfor.jp/projects/jaf-mobility-resilience
支援の際の財源が確保できている安心感から、いち早く支援開始を決断することができたのだと思います。本当に感謝しております。
支援が2022年3月末に落ち着いて以降、災害発生時に支援連携をしてくださる企業団体との連携協定の数は23に、自治体との災害時の連携協定の数は12にのぼりました。協定を締結した企業・団体とのネットワークを「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」と呼び、備えのための連携の輪を拡大しております。2023年5月には栃木県と静岡県に常設の拠点を開設することもでき、「クルマの被災で困らない社会」という未来に向けて着実に歩みを進めることができた1年となりました。
令和5年3月に締結した新潟県との
「災害時における被災者等の移動手段の確保に関する協定」締結式
令和5年5月に締結した豊田市との
「車の共同利用による地域づくりの支援に関する連携協定」締結式
モビリティ・レジリエンス・アライアンス発足時の様子(2021年7月)
今年も既に災害が発生しています。これからしばらくの間は、川が増水しやすい季節となり、線状降水帯・台風などの自然災害が発生するリスクが高い時期が続きます。
5月に発生した能登半島地震、6月に広い範囲で大きな被害を出した台風2号など、今年に入ってからも大きな災害が立て続けに発生しています。私たちは発災直後から現場調査をはじめ、支援が必要と判断した石川県、静岡県、茨城県、愛知県での対応を現在行っています。
令和5年5月能登半島沖地震の現地調査
令和5年5月能登半島沖地震でのボランティアセンターへの軽トラックの貸出し
今まさに被害が出ている地域でしっかりと支援を届けるために、そして、これから災害が発生し、車が被災して困る方たちへ十分に支援を届けるためにも、寄付車の数の確保・車維持費や運営費の確保・そして車を被災させないための啓蒙活動が今年も必要です。
今回のクラウドファンディングでも、ぜひ皆さまからのご支援をよろしくお願いします。
全国に広がる「モビリティ・レジリエンス」の仕組み
大きな災害が起こった際、車が流失してしまったり、浸水して廃車を余儀なくされるケースもあります。しかしながら、災害時にはすぐに車を買い替えることが難しい状況です。
被災者から寄せられた声
・仕事帰りの車内で水没しているエリアから抜け出すことができなくなり車がダメになった。
・住んでいる場所が交通の便が悪いので、買い物も通勤も困っている。
・車は役所の補助が受けられないと知って、どうしようか途方に暮れていた。
・被災してダメになった大型の家財やブロック塀等、運び出すための軽トラックがなくて困っていた。
・車が無いので自転車で避難所から遠く離れた自宅に片付けのために通っているが、熱くて年齢的にも体力的にも本当に厳しい。
日本カーシェアリング協会は「モビリティ・レジリエンス」の仕組みを通して、全国各地で起こる自然災害に対応してまいりました。
前回のクラウドファンディングでいただいたご支援で、昨年度は福島県沖地震、7月豪雨(宮城)、8月豪雨(新潟、青森、秋田、山形)、台風15号(静岡)にて多くの方へ車を届けることができ、のべ2,446件もの貸出件数を更新することになりました。平時には自動車関連企業・団体や自治体との連携の仕組みを広げることも行っており、これまでにない規模で支援活動をさらに行うことができております。
モビリティ・レジリエンスとは…
災害時に、「寄付で集めた車を被災者へ一定期間、無償で貸し出す」支援活動です。
東日本大震災で約6万台の車が被災した石巻。全国から寄付いただいた車を使った助け合いから、この仕組みは生まれました。
<モビリティ・レジリエンスの仕組み>
①...