Da-iCEの花村想太が出演するミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」の囲み取材と公開ゲネプロが本日3月29日に会場の東京・日比谷シアタークリエで行われた。
明日3月30日から4月11日まで上演される「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」は、チャールズ・M・シュルツのコミック「ピーナッツ」を元に生まれたミュージカル。1967年にオフ・ブロードウェイで初上演され、1999年にブロードウェイに進出。2017年に日比谷シアタークリエに初登場した。再演となる今回の舞台で、花村はチャーリー・ブラウンを演じる。
会見には花村のほか、ライナス役の岡宮来夢、ルーシー役の宮澤佐江、サリー役の林愛夏、シュローダー役の植原卓也、スヌーピー役の中川晃教が参加。報道陣に意気込みを聞かれた花村は、昨年自身が出演したミュージカル「RENT」が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、公演期間半ばで上演中止となってしまったことを報道陣に伝え「前作では完走することができなかったので、まずは完走すること。そのうえで、1公演でも多くハッピーを届けられるようにがんばりたいです。幕が開くことは当たり前のことじゃないんだと胸に刻みながら、1公演1公演積み重ねていきたいと思います」と強い思いを口にする。続けて見どころを問われると、今度は「僕の声の高さです! 足を運んでいただければ『なんて高い声でしゃべってるんだ』と思っていただけるのではないでしょうか」と茶目っ気たっぷりに返答した。
花村に続くように、ほかのキャストたちも作品や自身の役柄の見どころを次々にアピール。岡宮は肩にかけた毛布を触りながら「ライナスがこの毛布をどれだけ愛していのるかをいかに伝えられるかが勝負」と話し、中川は「稽古が始まって1カ月以上、毎回完璧を追求していますが、毎日新しい何かを発見できる深い題材」と作品の魅力を伝えたうえで「この素敵な作品に全身全霊で向かっている6人の姿、そしてかわいらしさが皆さんに伝われば」と思いを語った。
作品の内容にちなみ、質疑応答では「皆さんが日常で感じる幸せは?」という問いかけも。これに花村は「僕、納豆が大好きなんです。納豆を食べているときですね」と答える。キャスト陣は「へえー!」と大きく反応し、中でも中川は「たくさん混ぜるの?」「塩とかでも食べるの?」と興味津々で花村を質問攻めに。中川に向き合って1つひとつ返答していた花村だが、盛り上がる“脱線トーク”に会見のムードが心配になった様子で「皆さんメモしてます?(笑) 手動いてないですよ!」と報道陣に語りかけていた。
同じ質問に「このカンパニーで感じる日々の幸せ」と答えた中川が、その具体例として「想太くんがちょいちょい鼻歌でカッコいいフレーズを歌って、そこに僕がアドリブを乗せたり。そういうときに『ああ、カンパニーって最高やん』と思います」と、キャストたちの仲のよさを明かす場面も。最後に花村は「素敵な時間が皆さんをお待ちしていると胸を張って言えます。なので、皆さんの数時間を僕らにお貸しいただければ、最高の時間としてお返しします」とファンへメッセージを送り、会見を締めくくった。
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