2021年7月14日
本年10月、経済産業省は以下の会議を、「東京ビヨンド・ゼロ・ウィーク2021」として一体的に開催します。
(1)第1回アジアグリーン成長パートナーシップ閣僚会合(10月4日)
(2)第3回カーボンリサイクル産学官国際会議(10月4日)
(3)第4回水素閣僚会議(10月4日)
(4)第10回LNG産消会議(10月5日)
(5)第3回TCFDサミット(10月5日)
(6)第1回燃料アンモニア国際会議(10月6日)
(7)第8回ICEF(10月6日・7日)
(8)第3回RD20(リーダーズ・セッション)(10月8日)
我が国は、昨年10月に2050年までのカーボンニュートラルを宣言しました。その実現に向け、あらゆる施策を動員して率先して取り組むとともに、世界全体のカーボンニュートラル、更には過去のストックベースでのCO2削減(「ビヨンド・ゼロ」)に向け、革新的技術の確立と社会実装を目指し、世界の脱炭素化をリードしていきます。
気候変動問題は、世界共通の喫緊の課題であり、日本をはじめとする先進国はもちろん、新興国や途上国も含めた世界全体で取り組んでいく必要があります。一方、各国がおかれた経済的・地理的事情は様々であり、実効的な排出削減に向けた取り組みを進めていくためには、こうした多様な実態を踏まえた上で、画一的なアプローチではなく、幅広い技術やエネルギー源を活用した「トランジション」を加速化していくことが不可欠です。さらに、こうした多様な道筋によるトランジションとともに、これまでの技術の延長線上にはない革新的なイノベーションを創出し、「経済と環境の好循環」の実現により新たな成長機会につなげていくことは各国共通の課題です。このような考え方のもと、我が国は、昨年1月に「革新的イノベーション戦略」をまとめ世界をリードするとともに、国際連携にも積極的に取り組んでいます。
こうした取組の一環として、経済産業省は、昨年に引き続き、カーボンニュートラル、さらにはビヨンド・ゼロに向けたエネルギー・環境関連の国際会議を集中的に開催する「東京ビヨンド・ゼロ・ウィーク2021」を実施します。
各国閣僚や各分野をリードする世界の有識者、指導者を招き、ビヨンド・ゼロ実現に向けた個別の挑戦課題とこれらを社会実現する道筋・手法について幅広い議論を行い、「経済と環境の好循環」の実現に向けた現実的かつ具体的な道筋・絵姿を世界に対して発信します。アジアのグリーン成長等の分野横断的な議論とあわせ、我が国が世界に先駆けて取り組んでいる水素・アンモニア、カーボンリサイクル等の重点分野について、我が国の技術的知見を各国と共有していくことにより、国際的な議論や協力をリードするプラットフォームとして世界全体のカーボンニュートラル達成に貢献していきます。
(1)第1回アジアグリーン成長パートナーシップ閣僚会合
日時
10月4日(月曜日)
場所
都内会場とオンラインでのハイブリッド形式(予定)
概要
アジア等新興国において経済成長とカーボンニュートラルを同時実現するためには、各国の事情を考慮し、あらゆるエネルギー源・技術を活用した、多様かつ現実的なエネルギートランジションが必要であり、こうした考え方について参加国間で議論を深め、国際社会にも発信していく予定です。なお、本会合は、日本の主催により、今回、初めて開催するものです。
(2)第3回カーボンリサイクル産学官国際会議
日時
10月4日(月曜日)
場所
都内会場とオンラインでのハイブリッド形式(予定)。オンライン配信を実施予定。
共催
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
概要
本会議では、世界のカーボンニュートラル実現のキーテクノロジーであるカーボンリサイクルについて、我が国の取組の進捗等を発信するとともに、世界の産・学・官の叡智を集め、最新の知見の共有や社会実装に向けた取組に関する活発な議論を行います。これにより、国際連携の更なる強化や将来的な社会実装に向けた技術開発の加速化を目指します。
(3)第4回水素閣僚会議
日時
10月4日(月曜日)
場所
都内会場とオンラインでのハイブリッド形式(予定)。オンライン配信を実施予定。
共催
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
概要
水素閣僚会議は、水素の利活用をグローバルな規模で推進し、関係各国が歩調を合わせ一層の連携を図る場として、2018年に世界で初めて日本で開催され、本年は4回目の開催となります。水素社会実現に向けた世界の気運を引き続き維持拡大するため、本会議を各国の水素社会構築に向けた取組を共有する場とし、国際連携のより一層の強化を図ります。
(4)第10回LNG産消会議
日時
10月5日(火曜日)
場所
オンライン(配信予定)
共催
一般財団法人アジア太平洋エネルギー研究センター(APERC)
概要
LNG産消会議は、LNGの長期的な需給見通しの共有と取引市場の透明化に向けた連携を生産国・消費国間で図るプラットフォームとして開催し、10回目の節目を迎えます。本年は、これまで日本、そして世界のエネルギー安定供給と持続的成長を支えてきたLNGが、世界的な脱炭素化の流れの中で、次の10年に求められる役割と期待について議論を深める予定です。
(5)第3回TCFDサミット
日時
10月5日(火曜日)
場所
都内会場とオンラインでのハイブリッド形式(予定)。オンライン配信を実施予定。
共催
TCFDコンソーシアム、The World Business Council for Sustainable Development(WBCSD)
会議ホームページURL
概要
気候変動対策を強力に推進するため、金融の重要性が一層増す中、気候変動関連の情報開示の枠組みとしてG20の要請で設立されたTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)が目的とする気候関連財務情報の開示を企業等に義務化する動きが国際的に進んでいます。
今回のTCFDサミットでは、産業界・金融界のリーダーに更なるTCFD提言の活用に向けて議論し、適切な投資判断の基盤となる開示の拡充を促します。また、トランジションに関する情報開示の在り方を含めた議論を通じ、企業が気候変動を機会として飛躍する取組を示し、国際的に、ファイナンスが企業のカーボンニュートラル実現に向けた取組を加速する流れを作り出すことを目指します。
(6)第1回燃料アンモニア国際会議
日時
10月6日(水曜日)
場所
オンライン(配信予定)
共催
一般社団法人クリーン燃料アンモニア協会(CFAA)
概要
地球温暖化対策に有効な燃料アンモニアの安定的、低廉で柔軟性のあるサプライチェーン・市場を構築していくために、国家の垣根を越えた関係者の国際連携基盤を構築すべく、燃料アンモニア関係国・企業・関係機関による国際会議を開催いたします。同会議の中では、燃料アンモニアの国際的な認知向上とともに、需給拡大に向けた取組の方向性について議論します。なお、本会合は、日本の主催により、今回、初めて開催するものです。
(7)第8回ICEF
日時
10月6日(水曜日)・7日(木曜日)
場所
都内会場とオンラインでのハイブリッド形式(予定)。オンライン配信を実施予定。
共催
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
会議ホームページURL
概要
多様なステークホルダーによる、中長期のエネルギー・環境イノベーションに関する議論を国内外へ広く発信します。大局的な観点から議論するICEF本会議と、特定の技術分野等に関して議論する分科会で構成されており、カーボンニュートラル達成に向けた道筋を示すべく、各ステークホルダー及び技術分野における具体的なアクションについて議論を深めます。
(8)第3回RD20(リーダーズ・セッション)
日時
10月8日(金曜日)
場所
都内会場とオンラインでのハイブリッド形式(予定)。オンライン配信を実施予定。
主催
国立研究開発法人産業技術総合研究所
会議ホームページURL
概要
カーボンニュートラルの実現に向けたイノベーション創出に繋げるため、クリーンエネルギー技術分野におけるG20の研究機関のリーダーを集め、各国研究機関のアライアンス強化、国際的な共同研究開発の展開等について議論します。リーダーズ・セッションでは、低炭素社会に向けた地球規模の連携について研究機関のリーダーによるハイレベルな議論を実施します。
また、これに先立ち9月29日(火曜日)~10月1日(金曜日)に開催するテクニカルセッションでは、個別の技術テーマ(脱炭素化のセクター別アプローチ、水素の社会的受容性、エネルギー管理システム)について各国の専門家によるパネルディスカッション等を実施します。
担当
-
「東京ビヨンド・ゼロ・ウィーク2021」について
資源エネルギー庁長官官房国際課長 小泉
担当者:荒木電話:03-3501-1511(内線 4491~4494)
03-3501-0598(直通)
03-3595-3056(FAX)産業技術環境局 環境政策課長 中原
担当者:尾坂、西尾電話:03-3501-1511(内線 3521~3523)
03-3501-1679(直通)
03-3501-7697(FAX) -
(1)第1回アジアグリーン成長パートナーシップ閣僚会合について
資源エネルギー庁長官官房国際課長 小泉
国際資源エネルギー戦略調整官 早田
担当者:下京田、嘉喜電話:03-3501-1511(内線 4491~4494)
03-3501-0598(直通)
03-3595-3056(FAX)
-
(2)第3回カーボンリサイクル産学官国際会議について
資源エネルギー庁長官官房カーボンリサイクル室長 土屋
担当者: 藤原、銀澤、金田電話:03-3501-1511(内線 4681)
03-3501-1727(直通)
03-3580-8564(FAX) -
(3)第4回水素閣僚会議について
資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギーシステム課長 日野
担当者: 藤岡、岡野、三木、舘田電話:03-3501-1511(内線 4451~4453)
03-3501-7807(直通)
03-3580-5308(FAX)
-
(4)第10回LNG産消会議について
資源エネルギー庁資源燃料部石油・天然ガス課長 早田
担当者:平井、手島電話:03-3501-1511(内線 4641~4647)
03-3501-1817(直通)
03-3580-8563(FAX) -
(5)第3回TCFDサミットについて
産業技術環境局環境経済室長 梶川
担当者:小川、橋本電話:03-3501-1511(内線 3453)
03-3501-1770(直通)
03-3501-7697(FAX)
-
(6)第1回燃料アンモニア国際会議について
資源エネルギー庁資源燃料部政策課企画官 渡邉
担当者:吉田、渡邊電話:03-3501-1511(内線 4631~4636)
03-3501-2773(直通)
03-3580-1598(FAX) -
(7)第8回ICEFについて
産業技術環境局国際室長 小山
担当者:谷、葛原電話:03-3501-1511(内線 3357)
03-3501-6011(直通)
03-3580-8025(FAX)
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