能登半島地震で石川県内の被災地に派遣され、医療活動に従事した富山県立中央病院の医師や看護師が現地での経験や課題などを同僚と共有する報告会が開かれました。
富山市の県立中央病院で9日、開かれた報告会には、医師や看護師など約80人が参加し、地震のあと石川県内の被災地で医療活動に従事した職員が報告を行いました。
このうち災害派遣医療チーム、「DMAT」のメンバーとして、穴水町の病院で入院や転院の調整を行った看護師は、道路が被災していて、自分たちが病院に到着するまでに多くの時間がかかったことや現地の医師や看護師が疲弊する中で、患者の情報共有を円滑に行う仕組み作りが必要だったことなどを紹介しました。
また、能登町の避難所などで被災者の心のケアにあたった精神科医は、現地では災害派遣精神医療チーム、「DPAT」が数多く活動していたことから、県内でも大規模な災害に備えて「DPAT」のメンバーを増やしていく必要があると訴えました。
参加した看護師は「石川県の現場の厳しさがよくわかりました。学んだことを生かして災害時に役に立てるようになりたいです」と話していました。
からの記事と詳細 ( 被災地派遣の医師・看護師が経験や課題など報告|NHK 富山県のニュース - nhk.or.jp )
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