被災者負担抑え必要な支援を…ボランティア増加見込まれるGW 石川県が被災者のニーズ掘り起こしテコ入れ|FNN ... - FNNプライムオンライン

被災者負担抑え必要な支援を…ボランティア増加見込まれるGW 石川県が被災者のニーズ掘り起こしテコ入れ|FNN ... - FNNプライムオンライン

07.31
taritkar.blogspot.com

今週末から始まるゴールデンウィーク。県は多くのボランティアに来てもらうと被災者のニーズの掘り起こしに力を入れています。どうすれば必要な支援が届くのか
。ニーズ調査の現場を取材すると課題が見えてきました。

馳知事:
「ニーズを掘り起こしてさらなる受け入れを加速化させていきたい」

先週の会見でこう強調した馳知事。ボランティアが増えると見込まれるゴールデンウィークを控え、県がテコ入れしているのが被災者のニーズの掘り起こしです。

ニーズ調査:
「今ボランティアのニーズ調査をお伺いしていまして。」

珠洲市大谷(おおたに)地区。住民のもとを訪れたのは市の社会福祉協議会から委託を受けた労働組合・連合の職員です。今月15日から市内1軒1軒を回り、困っていることがないかなどを聞いて回っています。

職員:
「お優しい方が多いのでうち大丈夫って方が多いんです。なので積極的に言っていただけたらボランティア派遣するっていうのをしていますので」
住民:
「またお願いします」

取材班が同行している間、困っているという声はあったもののボランティアの依頼はありませんでした。

ボランティアの依頼をしたことがない人:
「うちの中やわくそやわね、でも重たいものはないから。(ボランティア)してもらえばいいんやけど…すぐ片付くわねえ

調査の担当者:
「遠慮深いのかなと。もっとひどい家に行ってくださいと言われるので。ボランティアをする人もいっぱい来ていると思うのでぜひ頼っていただいて利用していただければ、より復興も進むのかなと思いますので」

こうしたニーズをとりまとめてボランティアに作業を依頼する役割を担うのが各地の社会福祉協議会です。今回のニーズ調査によってボランティアの依頼はおよそ2倍に増えたそうです。このため珠洲市はゴールデンウイーク期間中、ボランティアの受け入れを現在のおよそ70人から100人ほどに増やして対応する予定です。

ただ、ここでも課題が…

珠洲市社会福祉協議会 塩井豊事務局長:
「市外、県外に避難されている方、お仕事されている方のご都合もあるということで、実際にはボランティアに来てほしいという方は何人もいらっしゃるんですけど、日が決まっているということであれば、その日に入ってくるボランティアさんも数が決まっているので、そこが課題といえば課題」

例えば被災者が、自宅の片付けボランティアを依頼する場合事前調査と活動日の2度、立ち合いが必要になります。このため、日程調整に時間がかかっているのだといいます。

二次避難者からもこんな声が…

二次避難している人:
「今、ボランティアを頼んでるだけれども、ボランティアが来るときに(自宅に)行こうかと。」
二次避難している人:
「連絡が来ればね」
二次避難している人:
「一遍に(ボランティアを)寄せられないもんね」
記者:
ボランティア依頼の申し込みは?
二次避難した人:
「してあります。してあるが手付かずだわ、みんな」

一方、断水している地域に自宅がある人からはこんな声も聞かれました。

避難している女性:
「水が出ないもんで、だから何にも片づけるにもトイレもだめやし。家の中はがちゃがちゃやけど(ボランティアを頼む)までまだ考えられん」

被災者の負担を抑えながら必要な支援を受けられるようにするにはどうすればよいのか。県にはきめ細やかな対応が求められます。

石川テレビ

石川テレビ

石川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 被災者負担抑え必要な支援を…ボランティア増加見込まれるGW 石川県が被災者のニーズ掘り起こしテコ入れ|FNN ... - FNNプライムオンライン )
https://ift.tt/WIkBERq
能登地震で被災した映像作家 映画で伝えたかった珠洲の姿とは - 毎日新聞

能登地震で被災した映像作家 映画で伝えたかった珠洲の姿とは - 毎日新聞

14.31
taritkar.blogspot.com
珠洲を舞台にしたドキュメンタリー映画を製作する有馬尚史さん=石川県珠洲市蛸島町で2024年4月1日午後3時32分、阿部弘賢撮影
珠洲を舞台にしたドキュメンタリー映画を製作する有馬尚史さん=石川県珠洲市蛸島町で2024年4月1日午後3時32分、阿部弘賢撮影

 2023年5月5日、石川県珠洲(すず)市は震度6強の揺れに見舞われ、300棟以上が全半壊するなど被害が出た。映像作家の有馬尚史(ひさし)さん(36)=東京都町田市=は、珠洲の祭りを通じて復興へ歩む人々をドキュメンタリー映画にしようと被災地に通っていた。そのさなかで、今年1月の能登半島地震に遭遇した。

巨大なキリコが町を巡る宝立七夕キリコまつり=石川県珠洲市で2023年8月5日、国本ようこ撮影
巨大なキリコが町を巡る宝立七夕キリコまつり=石川県珠洲市で2023年8月5日、国本ようこ撮影

キリコの撮影から始まった

 映画は「凪(なぎ)が灯(とも)るころ」。能登地方では夏の伝統行事として、大きい物では重さ約4トン、高さ15メートルを超える灯籠(とうろう)を引き回す「キリコ祭り」が催される。キリコとは、この灯籠のことだ。

 有馬さんは、珠洲にボランティアに入っていた知人から映画の話を持ちかけられ、23年5月下旬からカメラを回し始めた。住民らは当初、祭りをやるべきか悩んでいたものの、時期が近づくにつれ次第に団結していった。

 有馬さんは8月と9月には市内3地区に密着し、住民らが勇壮にキリコを巡行させる姿を撮影した。「誰もが真剣に祭りと向き合っていた。祭りを通じて街の雰囲気が変わっていくのを感じた」

 以前のような明るさを取り戻した年末年始を撮るため、12月28日に再び珠洲に入った。住民らが除夜の鐘を鳴らしたり、元旦に初詣をしたりする様子などを撮った。

突然の大きな揺れ

能登半島地震後の石川県珠洲市内の様子=2024年1月2日午前11時52分(有馬尚史さん提供)
能登半島地震後の石川県珠洲市内の様子=2024年1月2日午前11時52分(有馬尚史さん提供)

 その日の午後4時過ぎは、撮影の合間で市内の民家で仮眠していた。突然の大きな揺れで跳び起き、慌ててカメラを回し始めた。

 直後に、更に強烈な揺れに襲われた。「ガタガタ」と建物がきしみ、瓦などが崩れ落ちて砕ける音が響いた。身の危険を感じて外へ飛び出した。

 生き物のように動く地面。建物が倒壊して舞い上がる土ぼこり。目に飛び込んできたのは、信じられない光景だった。

 その後、車で高台に避難し、そのまま車中で夜を過ごした。

 翌2日、海沿いの珠洲市蛸島(たこじま)町地区を歩いた。辺りはほとんどの建物が倒壊し、壊滅状態だった。「街はどうなってしまうのか」。絶望感がこみ上げてきた。

 その夜、避難所になった小学校に避難し、被災者らと一緒におにぎりを作った。懐中電灯の明かりの下、持ち寄った米と釜でご飯を炊いて、1人1個ずつ配った。自分も一つ食べた。「皆が大変だったが、部外者を優しく受け入れてくれてありがたかった」

被災地の現実を伝える映画に

珠洲を舞台にしたドキュメンタリー映画を製作する有馬尚史さん(右)。漁港を補修する人を撮影した=石川県珠洲市蛸島町で2024年4月1日午後3時27分、阿部弘賢撮影
珠洲を舞台にしたドキュメンタリー映画を製作する有馬尚史さん(右)。漁港を補修する人を撮影した=石川県珠洲市蛸島町で2024年4月1日午後3時27分、阿部弘賢撮影

 当初の予定より1週間ほど遅れて1月14日に東京に戻ると、すぐに本格的な編集作業に入った。

 何度も通って撮影した街並みや風景の多くは、今回の地震で大きく傷つき、失われた。その中で、どう映画製作を進めていけばいいのか悩み、落ち込んだ。

 3月下旬に約1週間、珠洲で追加の撮影をした時だった。「こんな時こそ、キリコを出さないと」。被災した住民らが今夏の祭りのことを話していた。「これが珠洲の人たちだ。自分も頑張らないと」と住民に勇気づけられた。

 今は完成に向けて、作業に追われるが「昨年の祭りから今年の地震まで撮ったのは自分だけ。映画を完成させられるのは自分しかいない」と気持ちは前向きだ。

 映画は6月にも、被災者向けの金沢市の試写会で先行公開される。「希望が見える作品にはならないかもしれないが、被災地の現実を伝え、困難に遭っても負けない人がいることを知ってもらうことで、多くの人の励みになってほしい」【阿部弘賢】

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 能登地震で被災した映像作家 映画で伝えたかった珠洲の姿とは - 毎日新聞 )
https://ift.tt/dGTJXbI
【熊本地震8年・被災者は思う⑨】大津町の上妻千穂さん(67) 南阿蘇の空気や水が恋しい|熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞

【熊本地震8年・被災者は思う⑨】大津町の上妻千穂さん(67) 南阿蘇の空気や水が恋しい|熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞

00.31
taritkar.blogspot.com

被災者の生活再建へ公助の制度も きっかけは阪神大震災 覚えておきたい「応急修理」やローン減免のガイドライン【まね得 地震とお金・後編】 

熊本日日新聞2024年4月19日 06:01

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 【熊本地震8年・被災者は思う⑨】大津町の上妻千穂さん(67) 南阿蘇の空気や水が恋しい|熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞 )
https://ift.tt/DvWdtPi
「危険」でも自宅で生活 2次避難者の半数帰宅 〈1.1大震災 どうなる被災地〉|社会|石川のニュース|北國新聞 - 北國新聞デジタル

「危険」でも自宅で生活 2次避難者の半数帰宅 〈1.1大震災 どうなる被災地〉|社会|石川のニュース|北國新聞 - 北國新聞デジタル

14.31
taritkar.blogspot.com
応急危険度判定で「要注意」の紙が貼られた住宅。2次被害のリスクがある自宅に戻る被災者もいる=輪島市内

応急危険度判定で「要注意」の紙が貼られた住宅。2次被害のリスクがある自宅に戻る被災者もいる=輪島市内

  ●県、損傷状況把握せず

  ●「孤立」で体調急変も懸念

 能登半島地震後、2次避難先から被災者の半数が自宅に戻り、その帰宅先の家屋の被災状況を石川県が把握できていないことが22日分かった。余震による倒壊などの恐れがあるにもかかわらず、修繕や安全確認を行わないまま暮らし始めるケースもある。専門家は2次被害の危険性に加え、「大勢が過ごす避難所に比べ、在宅では体調の急変に気付くのが遅れやすい」と孤立に伴うリスクを指摘。災害関連死の増加につながりかねないとして警鐘を鳴らす。

 県によると、これまでに県内外のホテルや旅館に2次避難した人は最大5275人で、このうち3043人が今月16日時点で退所した。退所者を対象に実施したアンケートによると、49%が自宅に戻り、29%がみなし仮設住宅に入居。被災地の仮設住宅に入ったのは全体の8%だった。

 アンケートでは、自宅の応急危険度判定の結果や罹災証明書について尋ねておらず、帰宅した被災者の自宅の損傷状況は分からない。このため県は自宅に戻る人に対し、建築関係者の助言を事前に受けるよう呼び掛けているが、「建物が危険と判断されても立ち入りを禁止することはできない」(建築住宅課)という。

 3月末に金沢市の2次避難先から輪島市の自宅に戻った男性(78)は、帰宅後に罹災証明書の交付を受けて自宅が「半壊」と知ったが、そのまま生活を続ける。男性は「直したくても業者が見つかりにくく、費用もかかる」と悩ましげに話した。

無断転載・複製を禁じます

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 「危険」でも自宅で生活 2次避難者の半数帰宅 〈1.1大震災 どうなる被災地〉|社会|石川のニュース|北國新聞 - 北國新聞デジタル )
https://ift.tt/o4U1bl5
V1岡山シーガルズ 能登半島地震の被災地支援で義援金を寄付|NHK 岡山県のニュース - nhk.or.jp

V1岡山シーガルズ 能登半島地震の被災地支援で義援金を寄付|NHK 岡山県のニュース - nhk.or.jp

11.31
taritkar.blogspot.com

バレーボール女子のVリーグ1部V1の岡山シーガルズの選手が能登半島地震の被災地を支援しようと試合会場で義援金を集め、日本赤十字社に寄付しました。

岡山シーガルズの高柳有里選手らが22日に、岡山市北区の日本赤十字社岡山県支部を訪れ「被災地のために何かできることはないかと募金活動を行った。被災地に思いが届いてほしい」と述べて、義援金を寄付しました。
チームは、ことし1月から3月にかけて、岡山市などで行われた7回のホームゲームで、能登半島地震の被災者支援の募金活動を行い、あわせて78万5968円が集まったということです。
日本赤十字社によりますと、岡山県支部には3月末までに4億7300万円あまりが集まっていて、引き続き県内の金融機関や窓口などで受け付けています。
義援金は被災した県に設置された配分委員会を通じて、全額が被災者に現金で渡されるということです。
高柳選手は「直接的なかかわりは難しいかもしれないが、こういった活動やスポーツの力で少しでも被災者の皆さんに元気を与えられたら」と話していました。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( V1岡山シーガルズ 能登半島地震の被災地支援で義援金を寄付|NHK 岡山県のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/wIYONbB
被災者遺族の思いに応える業者、出棺時に自宅跡地へバス走らせる…葬儀に心込めつつ「いつか結婚式再開したい」 - 読売新聞オンライン

被災者遺族の思いに応える業者、出棺時に自宅跡地へバス走らせる…葬儀に心込めつつ「いつか結婚式再開したい」 - 読売新聞オンライン

10.31
taritkar.blogspot.com

 福島第一原発事故で避難を余儀なくされた住民の中には、古里に戻れないまま、避難先で亡くなった人も多い。「自宅の跡地に寄ってもらえますか」。福島県浪江町の葬祭業「 如水じょすい 」の社長朝田英謙さん(48)は、出棺時に遺族からこんな要望を受けることがあるという。

 元々住んでいた町で葬儀を行い、 荼毘だび に伏す前に自宅の跡地を故人に見せたい。朝田さんはそんな思いに応え、遺族を乗せたバスを運転する。一周忌の法事でも、親族が故人の自宅跡地に寄った後で墓地に納骨することがあり、朝田さんは「慣れ親しんだ土地を突然失い、そのまま亡くなって。気持ちはよく分かる」と話す。

 如水は1988年、結婚式場として出発した。朝田さんの祖父が創業者から経営を引き継ぎ、2003年頃に葬儀場も運営。かつては数百人が参列した結婚式だったが、不況となって参列者が減り、利益が上がりにくくなった。そこで、一定の需要が見込める葬式や法事も手がけるようになった。

 葬式などの司会は、母親で常務の邦子さん(79)が務めた。故人の生前の様子を遺族から聞き取って紹介したり、カラオケ好きな故人の場合は生前の歌声を流したりと、心のこもった葬儀を目指してきた。

 震災後、事業を再開できたのは17年。居住人口が震災前の10分の1になった浪江町での営業は苦境が続いている。震災前は年150件程度あった葬儀が、いまは年に数件程度。結婚式は需要がないため、再開できていない。「結婚式は幸せをつくる仕事。本当はやりたいんですけどね」。朝田さんは寂しそうに語る。

 地元の同級生や先輩、後輩はみんな如水で結婚式を挙げた。朝田さんが司会を務めたが、「『お前は飲み過ぎるから』と断られたこともあった」と笑う。自身の結婚式も、もちろん如水で挙げた。みんな笑顔で、「こんなに祝福されるものなのか」と初めて高砂から見る景色に胸がいっぱいになった。震災の半年前のことだ。

 建設会社に貸していた施設が今後返却される予定で、7月には300人程度が入る宴会場を再び利用できるようになる。「これから町の復興が進めば、多くの人が集まれる場所が必要になる。いつか結婚式が再開できれば」。朝田さんはその日を待ち望んでいる。(山口優夢)

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 被災者遺族の思いに応える業者、出棺時に自宅跡地へバス走らせる…葬儀に心込めつつ「いつか結婚式再開したい」 - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/ngV2vcq
復興へ地震被災者の心ケアを - カナロコ by 神奈川新聞

復興へ地震被災者の心ケアを - カナロコ by 神奈川新聞

18.31
taritkar.blogspot.com
 能登半島地震の被災地支援に当たる金沢大の教員や学生らが開いた報告会=21日午後、金沢市

 能登半島地震の被災地支援に当たる金沢大の教員や学生らが21日、金沢市内で報告会を開催した。ボランティアに参加する学生や2次避難の児童・生徒をサポートしている教員からは、子どもとの交流の場をつくる大切さを強調する意見が出た。復興に向けては、被災者の心のケアの重要性を訴えた。

 被災地の医療を支援している金沢大病院神経科精神科長の菊知充教授は「過去の災害では、人とのつながりが薄くなるとストレスの度合いが高まることが分かっている」と指摘。被災者の心理的負荷を継続して調査する必要があると強調した。

 ボランティア団体に所属する学生は家財の片付け、避難者への炊き出しなどを報告した。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 復興へ地震被災者の心ケアを - カナロコ by 神奈川新聞 )
https://ift.tt/QukZYVx