能登半島地震から半年 被災者の葛藤と決断…桝キャスターが見た被災地の現実【バンキシャ!】|日テレNEWS NNN - 日テレNEWS

能登半島地震から半年 被災者の葛藤と決断…桝キャスターが見た被災地の現実【バンキシャ!】|日テレNEWS NNN - 日テレNEWS

18.31
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能登半島地震から7月1日で半年。災害関連死と認定された70人を含め、犠牲者は299人となりました。被災者がいま抱える課題は、仕事、育児、そして住まい…。新たな不安や葛藤が生まれるなか、大きな決断をした家族も。桝キャスターが取材しました。【バンキシャ!】

***

28日、桝キャスターは、石川県珠洲市へ。

桝キャスター
「こちらの住宅は、崩れかけた状態のままで、木材がまだうずたかく積み重なっています。ただ、道を挟んで反対側では、木材の撤去が終わって今、整地の段階へと移っています」

元日に発生した能登半島地震から7月1日で半年。桝キャスターが訪ねたのは、珠洲市に住む、安用寺さん夫妻。

夫 眞生さん(30)
「1日1日が過ぎるのが早くて、1日1日を過ごすのが精いっぱいだった」

実は妻・世梨花さん(26)は、妊娠6か月。

桝キャスター
「ちょっとドキドキしますか?」

妻 世梨花さん
「ドキドキします・・・」

夫 眞生さん
「初めてだから」

今は、珠洲市よりも地震の影響が少なかった金沢市内の産婦人科に、約3時間かけて通っているという。子どもの誕生を心待ちにする2人。

桝キャスター
「あの…これは、もしやちょっとずつ準備を始めている?」

夫 眞生さん
「最近ちょっとだけ余裕ができてきたので」
「王道の…(育児書)」

しかし、子どもを珠洲市で育てていくべきか、悩んでいるという。

妻 世梨花さん
「子どもの環境を教育・習い事・病院って全部考えたときに、どうなんだろうっていうのがちょっとありますね」

桝キャスター
「できることなら離れたくないという気持ちもあるのでは?」

妻 世梨花さん
「そうですね、できるならね」

夫 眞生さん
「本当は珠洲を離れないのが一番なんですけど」

被災した人が抱く葛藤――。2024年1月から5月にかけて、すでに571人の人が珠洲市を離れた。能登に残るのか、離れるのか。

バンキシャは、それぞれの決断を取材した。

***

珠洲市内の飲食店。唐揚げに、焼き魚…調理するのは、秋房さん夫妻。手際よく次々と料理を作っていく。これはすべて、解体作業をする人たちに届ける食事だ。

“珠洲市の復興を支えたい”と地震後も珠洲市に残り、月曜から土曜までの6日間、毎日配達しているという。さらに…

桝キャスター
「あれ?のぼり?ちょっと待ってください。ラーメン?!」

実は、秋房さん夫妻、キッチンカーでラーメン店も経営。営業時間外に特別に作ってもらった。

妻 和佳奈さん(24)
「はい」

桝キャスター
「うまそう!」

この店自慢の、とんこつ醤油ラーメン。

桝キャスター
「いただきます」
「しみますな…」

夫 大介さん(28)
「ありがとうございます」

桝キャスター
「うまいですね!」

営業を再開したのは、断水が解消した3月。一時は店を諦め、珠洲市を離れることも考えたという。

妻 和佳奈さん(24)
「商売できなくなる場所になるのかなと、ちょっと珠洲は無理なのかな…とは思って」

しかし、残ると決めた理由は…

夫 大介さん(28)
「この珠洲市がなくなってほしくないと思っているので、自分たちの飲食業を盛り上げていって、今とにかく自分のできることをやっていこうと思っています」

***

一方、離れる選択を余儀なくされた人も。4代にわたり、珠洲市特産の七輪を作ってきた舟場さん。

能登燃焼器工業 舟場 慎一さん(43)
「これがないと何もできないですね」

七輪を焼くための窯が地震で崩壊。原料の土を取るための坑道も崩れ落ちてしまった。

今は、金沢市にある“みなし仮設住宅”で妻と子どもと3人で暮らす。1週間から2週間に一度、片付けなどをしに来ているというが、これからの生活は…

能登燃焼器工業 舟場 慎一さん(43)
「自分たちの仕事は本当に特殊な仕事で、この土地でしかできないもので」

「こういったことでやめてしまうかも知れないということに対して、本当にこれで良いのかとずっと悩んでいる」

「気持ちの上では頑張りたくて(廃業する)踏ん切りはつかないですけど」

***

地震から半年を前に、能登を離れる決断をした人がいた。

桝キャスター
「はじめまして、バンキシャの桝と申します。よろしくお願いします」

澤田さん親子
「よろしくお願いします」

輪島市から加賀市へ2次避難してきた澤田さん親子。

桝キャスター
「失礼します、お邪魔します。あ、すごい、勉強机が」

輪島市から避難 澤田 慎一郎さん(51)
「ちょっと置かせていただいて、ちょうど来週テストで」

1月からここで避難生活。息子の愛士くんはこの春、加賀市の中学校に入学。野球部に入った。

長男 愛士くん(12)
「友達ができたし、あとは野球仲間とか」

桝キャスター
「中学校入ってすぐ友達できたんだ?」

長男 愛士くん(12)
「はい」

桝キャスター
「いい友達できた?」

長男 愛士くん(12)
「うん」

澤田さん一家は6人家族。母親が市の職員として輪島市の避難所にいるため、母親と幼い妹や弟たちは、輪島に残ることに。

半年間、家族バラバラで避難生活を送ってきた。父親の唯一の楽しみは…

父親 澤田 慎一郎さん(51)
「もしもし?何してるの?」

二男・愛陽くん(2)
「あんこ」

澤田 慎一郎さん(51)
「あんこ食べてるの?」
「パパ好き?」

二男・愛陽くん(2)
「パパ好き」

澤田 慎一郎さん(51)
「うれしい~こういうの最高ですよね」

かけがえのない、家族を感じるひととき。

澤田 慎一郎さん(51)
「本当に家族6人たまに一緒になって過ごすだけで、幸福感というか幸せ感をすごく大きいなと感じて。半年という響きが、もう…悩んでいる場合じゃないな、決めないといけないなと」

下した決断は――

澤田 慎一郎さん(51)
「他県に家族6人で移住して生活して行こうかって決断を、本当につい最近したところです」

仮設住宅に入れず、澤田さんの職場も閉鎖されることになり、学生時代を過ごした愛知に移住することを決めた。

桝キャスター
「その話はご家族とされた?」

愛知に移住を決めた 澤田 慎一郎さん(51)
「もう妻とは話してそうだねって決めて、子どもたちにも少しずつ言っているんですけ…」

桝キャスター
「まぁ、簡単には…ね?決められないよね?」

愛知に移住へ 愛士くん(12)
「はい。新しいところで不安とか、環境とか変わるのが怖い」

新しい学校の野球部に、溶け込んだばかりだった愛士くん。

愛知に移住へ 愛士くん(12)
「みんな温かかったし、良い友達もできたから残りたいなって」

桝キャスター
「(愛知の人も)きっと温かいだろうなと思いますけど」

愛知に移住を決めた 澤田 慎一郎さん(51) 
「本人は(友達と)別れるのがつらいと。もちろんそうですよね。でも地震がなかったら、そもそも出会わなかった友達。でも出会ってしまったから…」

時折、声をつまらせて話す澤田さん。

「つらい気持ちが来ると思うんですけど…でも別れがあるということは、また愛知県ですばらしい人と出会えると願っています」

*6月30日放送『真相報道バンキシャ!』より

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泉谷しげる、9月に能登半島で被災者応援無料コンサート開催「恩返しをしたい」 [2024-07-01 18:29] - テレビ朝日

泉谷しげる、9月に能登半島で被災者応援無料コンサート開催「恩返しをしたい」 [2024-07-01 18:29] - テレビ朝日

05.32
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 シンガー・ソングライターの泉谷しげる(76)が9月21日、令和6年能登半島地震で被災した石川県珠洲市の「ラポルトすず 大ホール」で「泉谷しげる 能登半島地震・被災者応援無料コンサート」を開催する。1日、公式サイトで発表した。
ブログでは、「『能登半島地震起きてから半年』をテレビのニュース番組等で見たが、いまだ復興がたいして進んでない現状にイラッとしたな」と心境を吐露。震災が発生する前から同所でのコンサートを企画していたことを明かし、「オレは40年以上前に、映画撮影のために能登半島に数週間滞在してたのだよ。あのときの地元の人らによる温かいお世話は忘れられないのだ。そして能登半島が大好きになって、また絶対に来ると約束し『今度は歌いに来て』がようやく出来る!……だったから能登半島地震はショックだったのだよ」とつづった。
「オレは、ただ能登を応援したいのではないのだ。大好きな能登半島に、あのとき世話になった御礼を込め、恩返しをしたいのだ。だからどうしても能登半島にまた行くのだ」と熱い思いを記し、「お前ら、待ってろよ。そして集まれ!」と呼び掛けている。
※写真は資料

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被災者の半数以上は「住まい」に困難を抱え、7割以上は「元の市内に住みたい」 能登半島地震半年で聞き取り:東京 ... - 東京新聞

被災者の半数以上は「住まい」に困難を抱え、7割以上は「元の市内に住みたい」 能登半島地震半年で聞き取り:東京 ... - 東京新聞

17.31
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 能登半島地震から半年を迎えるのを前に、中日新聞・東京新聞は、特に被害が深刻だった石川県輪島、珠洲両市の仮設住宅に暮らす被災者約100人を対象に、現在の困り事や今後の見通しなどを尋ねるアンケートを実施した。回答者の7割以上が元の市内に住み続けたいと答えた一方、公費解体の遅れや仮設住宅の狭さ、自宅の再建など住まいに関する不安を訴える声が目立った。

◆仮設に住む105人に対面で声集め

 アンケートは5月27日~6月4日、記者が両市内の複数の仮設住宅で、被災者と対面で実施した。回答者は10~90代の男女105人。輪島市が63人(60%)、珠洲市が42人(40%)で、65歳以上の高齢者が72.4%を占めた。

 生活再建を進めたい場所は、80人(76.2%)が「市内」と回答。「分からない、決められない」が21人(20%)、「能登半島以外」が4人(3.8%)だった。恒久的な住まいをどう確保したいかの設問には79人が回答。「自宅の再建・修復」が39人(49.4%)、「災害公営住宅(復興住宅)」が16人(20.3%)、「分からない、決められない」が14人(17.7%)だった。

◆公費解体の遅れ、仮設の狭さに不安の声多数

 「今一番困っていること」について、自由回答を求めた。過去の震災などを基に、被災者の生活再建に必要とされる7要素(住まい、人と人とのつながり、まち、心と体、備え、暮らし向き、行政との関わり)に準じて回答を分類すると、自宅の再建や仮設住宅の狭さなど「住まい」に困難を抱えている人が54人(51.4%)と最多だった。

 仕事や被災者向けの支援金など「暮らし向き」が15人(14.3%)、地域の過疎化や道路・水道の復旧など「まち」が13人(12.4%)、体調や高齢化など「心と体」が9人(8.6%)。7要素に当てはまらない「先の見通しが立たない」という回答も9人(8.6%)あった。

 アンケート結果の分析に協力を依頼した名城大の柄谷友香教授(防災計画・リスクコミュニケーション)は「庭付きの大きな一戸建て住宅に住んでいた人が多い能登半島では、窮屈な仮設住宅で被災者がストレスを感じやすく、家庭不和や健康問題に発展する可能性がある」と指摘。「支援員による見守りや、仮設住宅での自治会の設置が住民の安心につながる」と話す。

   ◇

 能登半島地震をデジタルで振り返る特集ページを中日新聞Webにつくりました。石川県輪島市中心部の大規模火災など「あの時」を可視化したビジュアルコンテンツや、記録性に優れた360度動画、さまざまなデータを集めて分析した独自記事などを掲載しています。

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石川県 自治組織設立 71仮設住宅のうち16にとどまる | NHK - nhk.or.jp

石川県 自治組織設立 71仮設住宅のうち16にとどまる | NHK - nhk.or.jp

14.31
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石川県によりますと能登地方を中心に6810戸の仮設住宅が必要になると見込まれていて、今月27日までにおよそ7割にあたる4943戸が完成しました。

一方で入居した人たちからは、知り合いがいないため孤独を感じるといった声やゴミ出しや駐車場の使い方など生活に関するルールがないことに対する不安の声が上がっています。

先月には輪島市の仮設住宅で70代の女性が「孤立死」したとみられる事案があり、石川県は仮設住宅を管理する市と町に対して、住民に自治組織の設立を促すよう求める通知を出しました。

自治会などの組織は住民どうしの交流や生活のルールづくりなどさまざまな役割を担っていますが地域住民のつながりに基づいて自主的に作られるという性格上、行政が設立を義務づけることはできません。

NHKが被害の大きかった「奥能登地域」の4つの市と町に取材したところ、今月26日の時点で、自治組織の設立が市や町に報告されているのは、入居が始まっている71の仮設住宅の団地のうち16にとどまっていることがわかりました。

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被災者の生活再建へ 金沢市で仕事を紹介する無料相談会|NHK 石川県のニュース - nhk.or.jp

被災者の生活再建へ 金沢市で仕事を紹介する無料相談会|NHK 石川県のニュース - nhk.or.jp

11.31
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能登半島地震で被災した人たちの生活再建を支援しようと、短期の仕事を紹介する無料の相談会が金沢市で開かれました。

この相談会は、勤務先が被災したり避難生活が長期化したりして職を失う人が増加することが懸念されるなか、生活再建のための仕事探しを支援しようと開かれました。
27日、金沢市役所に設けられた会場では、人材派遣会社でつくる団体の担当者などが、相談に訪れた人たちから仕事の内容や働く期間などについて希望を聞き取り、求人情報を案内していました。
団体によりますと、能登での就職を希望する人がいる一方、地震から半年近くがたち、避難先で生活していくことを決めた人たちが、金沢市などで新たな就職先を探すケースも増えているということです。
相談に訪れた志賀町の50代の男性は「サービス業で働いていたが勤務先が被災して失業した。能登はまだ求人が少ないので、自宅からは遠くなるが金沢などにも選択肢を広げて仕事を探そうと思います」と話していました。
人材派遣会社でつくる石川県人材事業協議会の嶋洋一事務局長は「発災直後と比べて相談者の状況も変わっている。できる限りニーズに応え、被災した人たちの生活再建のきっかけになればうれしいです」と話していました。
団体では、平日の午前9時から午後5時まで電話でも無料で相談を受け付けています。
番号はフリーダイヤルの「0120ー563ー562」です。
###WEBタイトル案
生活再建へ□金沢市で被災者向け仕事相談会###

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「能登を忘れていない」メッセージ伝える拠点に ボランティアの宿泊施設で被災者と交流 都の団体が穴水で運営:東京 ... - 東京新聞

「能登を忘れていない」メッセージ伝える拠点に ボランティアの宿泊施設で被災者と交流 都の団体が穴水で運営:東京 ... - 東京新聞

10.31
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 能登半島地震の被災地を支援しようと、東京都社会福祉協議会が運営する「東京ボランティア・市民活動センター」(TVAC、東京都新宿区)が石川県穴水町にボランティアの宿泊施設を確保した。毎週、東京から約20人が利用しており、被災者と語らう「サロン活動」を続けている。(臼井康兆)

被災者に料理を振る舞い、交流する東京のボランティアら(赤い帽子)=石川県輪島市で(いずれも東京ボランティア・市民活動センター提供)

被災者に料理を振る舞い、交流する東京のボランティアら(赤い帽子)=石川県輪島市で(いずれも東京ボランティア・市民活動センター提供)

◆ボランティアのツアー、4月から130人が参加

 穴水町乙ケ崎にある2階建てビル。その1階の大部屋に、2段ベッド約15台が並ぶ。TVACがビルを賃借し、エアコンやシャワーブース、台所などを設置した。2段ベッドは都内の企業が無償提供した。

 ここを拠点にして、TVACが都などと協働し、東京発のボランティア・ツアーを4月から開催。毎週水曜~土曜の3泊4日の日程で、6月中旬までの8回のツアーに計約130人が参加した。

宿泊施設内には、ボランティア用の2段ベッドが並ぶ=石川県穴水町で

宿泊施設内には、ボランティア用の2段ベッドが並ぶ=石川県穴水町で

◆「夫を亡くし…」「夜に落ち込む」被災者の悩みを傾聴

 活動内容は、被災者と食事やお茶を共にしながら語らうサロン活動だ。穴水町の2カ所、輪島市の4カ所で開催し、被災者延べ約1200人が訪れた。

 被災地では仮設住宅や県外などへの移住が進み、地域の空洞化が著しい。自宅にとどまる被災者が、友人知人を失って孤立するケースも多いという。

 サロンを訪れた被災者からは「夫を亡くし、近所の人も仮設住宅に行ってしまったから、本当にさびしい」「夜になると、これからどうすれば良いのかと落ち込んでしまう」などの声が寄せられた。

 一方で「サロンのおかげで、外に出る機会ができてありがたい」「近所の人に会って近況や健康状態を知ると、自分もがんばろうと思う」など前向きな声もあった。

◆「何かできることがある、と思ってほしい」

 被災地は広域にまたがる上、道路事情が悪く、ボランティアの宿泊施設が課題。地元の石川県が輪島市などに用意しているが、支援する側の自治体や社会福祉協議会が独自に設ける例は珍しいという。

東京ボランティア・市民活動センターが確保した宿泊施設=石川県穴水町で

東京ボランティア・市民活動センターが確保した宿泊施設=石川県穴水町で

 TVACの加納佑一さん(39)は「サロン活動はがれき処理などと違って地味だが、誰もが参加しやすいプログラム。震災の風化が懸念される中、東京から現地に行って被災者と話すだけで、『忘れていないよ』というメッセージを伝えることになる。『私には何もできない』ではなく『何かできることがある』と思ってもらえたら…」と話している。

 TVACの3泊4日のボランティア・ツアーは9月末まで毎週実施予定で、参加費1万円(宿泊費、交通費、食費などを含む)。申し込みや問い合わせは、原則的に都内各市区町村のボランティアセンターへ。

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