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県立琴平高校の生徒有志が、阪神大震災の復興住宅に住む被災者らと文通を続けている。復興住宅で孤独死が相次いだ問題を知った生徒らが18年前、「自分たちにできることを」と始めた。日々のたわいもない出来事や趣味に、相手を気遣う言葉が並ぶ手紙は、コロナ禍でも途切れることなく届き続けた。(黒川絵理)
今月10日、同校の教室で生徒約10人が集った。有志で作る同好会「とらすとK」が、毎月1回開く「神戸に手紙を書く会」。「香川でも雪がちらつきましたが、体調いかがですか」「年賀状をありがとうございました」……。どの生徒も真剣な表情で便箋に向かう。
2年の女子生徒(16)は、神戸市の女性に宛て、修学旅行の思い出や年末年始の過ごし方をつづった。女性は以前、「若い時は今しかないから、...
