栃木GB・寺内崇幸監督は華麗なプレーに感動し、夢をかなえる
本来ならば大好きな野球にファンも選手も没頭しているはずだった。しかし、各カテゴリーで開幕の延期や大会の中止が相次ぎ、見られない日々が続く。Full-Countでは選手や文化人、タレントら野球を心から愛し、一日でも早く蔓延する新型コロナウイルス感染の事態の収束を願う方々を取材。野球愛、原点の思い出をファンの皆さんと共感してもらう企画をスタート。題して「私が野球を好きになった日」――。第9回はルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブス・寺内崇幸監督の思い出を紹介する。
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栃木で育った寺内氏は、小さい頃から巨人戦をテレビで見て、育った。画面には原辰徳、篠塚和典……将来、同じユニホームを着るなんて、夢にも思っていなかった。
「テレビで見ていて、すごくかっこいいなって思いました。もう憧れですよね。原さんのホームラン、篠塚さんの二塁の守備……どんどん野球が好きになりましたよね」
小学生の時は東京ドームでも観戦。大興奮だったことを今でも思い出す。
「外国人選手のバーフィールドがライトからのバックホームをノーバウンドで投げ込んだんです。すごいなーと思いました。他にもただのセンターフライを打っただけでも『おーっ!!』みたいな感じでだけ、はしゃいでいました」
興奮を故郷に持ち帰り、そして次の日の遊びの野球に夢中になる。年を重ねるうちに野球の難しさにぶつかりはしたが、それを乗り越えると成果につながるというサイクルも知り、野球の魅力にはまっていった。
「練習が苦しくても、全然駄目だっていう日があっても、それを乗り越えていく楽しみもありました。野球がどんどん楽しくなりました」
栃木工に進み、高校卒業後は社会人野球の名門、JR東日本でプレー。初めて憧れの“聖地”東京ドームに降り立ったのは都市対抗野球大会だった。そして、2006年の大学生・社会人ドラフト6巡目で巨人に入団。1軍に昇格すると、再び、東京ドームでプレーすることとなった。
「(初めてのプレーは)JR東日本の2年目の時ですが、やっぱり興奮しましたね。すごく緊張感のある野球ができたのではないかなと思っています。巨人では1軍に上がらないと出られない場所なので、また特別な思いでした」
野球がたまらなく好きになったあの日から、一人の少年は大きな夢をかなえた。現在の子供たちにも、ワクワクする瞬間を忘れないでもらいたい。最後に少年少女たちへメッセージをもらった。
「一緒にいる時間が増える家族といっぱい話をしてください。野球以外のスポーツでも、勉強でも、いろんな知識を親からもらうことができます。知識って、ある程度経験をカバーをできる。家族と話すだけで、面白さを知ったり、アイディアも湧いてくる。もっとワクワクするし、きっと夢に近づくと思います」
今、この時にイメージを膨らませる、夢をかなえるための準備期間に充ててほしい。
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May 03, 2020 at 09:18AM
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【私が野球を好きになった日】篠塚の華麗な守備にバーフィールドの強肩…元G戦士が憧れた幼少時(Full-Count) - Yahoo!ニュース
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