能登半島地震で被災した能登高校(能登町)の野球部が、小松大谷高校(小松市)の協力で、同校合宿所を拠点に22~25日の間、同校や金沢市内の高校と合同練習を重ねている。 (山脇彩佳)
能登のグラウンドは液状化などの被害に遭ったほか、支援物資の拠点となっているため練習できない状況という。普段寮生活を送る生徒が実家に避難しているため、なかなか部員全員で集まれる機会もなかった。2月中旬、練習場やグラウンドを借りて練習を再開。合同練習は能登側が小松大谷に練習場を提供してほしいと願い出て実現した。
24日は、両校の選手が入り交じってピッチングや守備練習に取り組んだほか、練習試合をした。小松大谷2年の西川大智主将(17)は「盛り上げて元気づけようといつもより声を出したが、能登の部員の方が声が大きくて逆に元気をもらった」と笑顔。能登2年の竹下仁平主将(17)は「地震からあまり練習できていなかった。強豪校との練習で緊張したが、みんな優しくて楽しかった」と話した。
合宿所は小松大谷が無償で提供し、野球部の保護者会がボランティアで3食を振る舞っている。24日の昼食には名古屋市から福祉施設を運営する「寿々グループ」のキッチンカーが駆けつけ、両チームに親子丼を振るまった。
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