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北朝鮮、金正恩委員長が滞在する元山の別荘に乗馬場も造成 - 中央日報
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.23 15:49
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北朝鮮の元山（ウォンサン）北西側にある金正恩国務委員長の特閣（別荘）。昨年７月に撮影された写真で、北朝鮮はその後、滑走路を撤去して乗馬場を建設した。［グーグルアース］
１５日の金日成（キム・イルソン）主席の誕生日（１０８回）行事に出席せず、それ以降も姿を現していない金委員長は、ここに滞在しながら統治活動を続けていると、当局は見ている。匿名を求めた政府当局者は「金委員長が金与正（キム・ヨジョン）、趙甬元（チョ・ヨンウォン）第１副部長ら側近を同行して元山に滞在しながら、現地指導と統治をしてきた」とし「地方で正常な活動をしているという政府の説明は依然として有効だ」と話した。
金委員長は元山の特閣で電話や「秘伝」と呼ばれる秘話用ファックスを利用し、各種報告を受けたり指示を出していると推定される。対北朝鮮消息筋によると、ここには平壌中区域にある労働党本部庁舎や金委員長の宿舎に劣らない施設が設置されている。
中央日報が民間商業衛星写真サービスのグーグルアースを分析した結果、ここには約１０棟の大型の建物があり、サッカー場をはじめ、警備または付属施設とみられる小型の建物も数多く見える。業務だけでなく休養のためのさまざまな施設もある。
元山の特閣は元山市内から北西側に約２キロほど離れたところにある。東は東海（トンヘ、日本名・日本海）に面していて、南と北には川が流れる三角州地域だ。北朝鮮は特閣の敷地の西側に大型人工池を造成し、特閣に接近できないよう要塞化した。
海側には埠頭を設置し、金委員長が船舶を利用して移動したり、趣味のジェットスキーを利用できるようにした。北朝鮮は昨年８月２４日に咸鏡南道宣徳（ソンドク）からミサイルを発射したが、当時、金委員長が船舶を利用して発射場に到着する姿が北朝鮮メディアで報道されたりもした。道路事情が良くない状況を考慮して船舶で移動したのだ。
韓国交通研究院のアン・ビョンミン名誉研究委員は「特閣は警護が容易で景色が秀麗なところにある」とし「北がミサイル発射場として使用する虎島（ホド）半島まで航路で１７キロ、元山葛麻（カルマ）空港まで直線距離で６キロほど離れていて、外部の人の接近を防ぎながらも交通アクセスが良いところ」と説明した。
衛星写真を判読した結果、北朝鮮は特閣の近隣に金委員長の専用列車が出入りする鉄道と駅を建設し、プラットホームには屋根を設置して乗降車の姿が露出しないようにした。２０１４年には南北に伸びた長さ５４０キロの滑走路を建設した。しかし昨年下半期に滑走路を除去し、その場所に新たに乗馬場を造成したことが分かった。
一方、金委員長が長期間にわたり元山に滞在している理由はまだ具体的に把握されていない。一部では、１２日に地方から訪れた最高人民会議代議員（国会議員）を含む約６００人が出席した最高人民会議が開かれ、当局は否認するが北朝鮮に新型コロナウイルス感染者がいるという情報もあり、金委員長が清浄地域の元山で一種の「自宅待機」に入ったのではという見方も出ている。
東京新聞もこの日、「金委員長の元山滞在は（新型コロナを避けるための）自主（自宅）隔離」という日本政府当局者の言葉を伝えた。しかし依然として金委員長は姿を現さず、手術または手術後の健康不安説はまだ続いている。
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April 23, 2020 at 01:49PM
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