被災地の卒業式 避難住民も出席し子どもたちの門出を祝う 石川県・能登町 | TBS NEWS DIG - TBS NEWS DIG Powered by JNN

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11.31
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能登半島地震の被災地、石川県能登町の小学校ではきょう卒業式が行われ、体育館で避難生活を続ける住民も出席して、子どもたちの門出を祝いました。能登町の小木小学校では地震の影響で愛媛県の学校に転校した児童…

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森と海からの手紙:星空に被災者の思いを重ね 東日本大震災13年 - 毎日新聞

森と海からの手紙:星空に被災者の思いを重ね 東日本大震災13年 - 毎日新聞

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東日本大震災13年を迎える釜石の海と観音像=岩手県釜石市で2024年3月2日午前6時17分、萩尾信也撮影 拡大
東日本大震災13年を迎える釜石の海と観音像=岩手県釜石市で2024年3月2日午前6時17分、萩尾信也撮影

 2万2000人を超える死者・行方不明者を数えた2011年3月11日の東日本大震災。大津波に襲われた岩手県の三陸沿岸部では、電柱もなぎ倒されて、澄み渡った夜空には満天の星がきらめいていた。

     ◇

震災の翌朝、日の出とともに被災地を歩く人々=岩手県釜石市で2011年3月12日午前9時49分、澤田幸三さん撮影 拡大
震災の翌朝、日の出とともに被災地を歩く人々=岩手県釜石市で2011年3月12日午前9時49分、澤田幸三さん撮影

 澤田幸三さん(当時52歳)は釜石港に接する一角に住んでいた。震災直後に手元にあったカメラバッグを手に、近所のお年寄りを誘導して近くにある港湾事務所の屋上に避難。津波にのまれてゆく町の惨状を233コマの写真に刻んだ。ファインダー越しに、津波の引き潮に流される家の2階テラスに男女2人の人影を見た時はシャッターを押せなかった。家はそのまま波間に消えていった。

 日付が変わって間もない頃、「天を埋め尽くすような星」に息をのんだ。「電気のない時代の人々はこんな星空を見て、天に昇った故人をしのんだのだろう……と思いました」

 菊池玲奈さん(同17歳)は、同級生と下校途中に釜石の海辺で「立っていられないほどの激しい揺れ」を感じた。顔見知りのお年寄りを背負って高台の体育館へ搬送。日没後は居合わせた消防士や看護師を手伝い、次々と運び込まれるけが人の世話を続けた。

釜石・大船渡・陸前高田 拡大
釜石・大船渡・陸前高田

 「頑張ったね。少し外で休んできなさい」。消防士に促されて体育館の庭に出たのは、震災翌日の午前1時過ぎだった。

 「(眼下には)闇に沈むようにがれきの山が連なっていで。家族の安否を心配しで涙を浮かべて空を見上げたら、見だごともないほどの大きな緑色に輝く星が、ヒューッて糸を引ぎながら消えていったの」

 地震発生直後に自転車で海を見に出かけたまま行方知れずになっていた祖父と、遺体安置所で対面したのは14日だった。「ほおを触ると。しゃっこ(冷たい)かった。じいの自転車もジャンパーも緑色で、(遺体が)見つかったのは流れ星が消えていったところの真下だったの」

 「釜石最後の芸者」と呼ばれた伊藤艶子さん(同84歳)には、避難所になった学校の体育館で出会った。「私が人生で経験した4度の津波と、終戦前の艦砲射撃の時も、青く澄んだ夜空で星が輝いていた」。溶鉱炉の噴煙が空を覆いつくしてきた「鉄の街」は廃虚と化し、こぼれ落ちそうな星空には幾重もの生と死の営みが映ってみえた。

     ◇

 陸前高田市の新田貢さん(同48歳)は、6歳と4歳の娘と、2人を幼稚園に迎えに行った妻(同36歳)を亡くした。

 長男(同9歳)と避難所に身を寄せ、妻子の消息を捜し求めて避難所や遺体安置所を回り続けた。長女の琳さんと再会したのは、18日の夕刻だった。「ひときわ小さな遺体袋のチャックの隙間(すきま)に、見覚えのある長い髪が見え、傍らにひよこの形をした幼稚園のバッジがありました」

思い出の写真とともに暮らす新田貢さん=岩手県陸前高田市で2024年3月2日午前10時20分、萩尾信也撮影
思い出の写真とともに暮らす新田貢さん=岩手県陸前高田市で2024年3月2日午前10時20分、萩尾信也撮影

 長男が待っている避難所までは徒歩で2時間近い道のりだった。憔悴(しょうすい)して帰路に就くと、闇に降り注ぐ光を感じ、視線を上げると月が浮かんでいた。「丸みを帯びた月が、あふれ出る涙でグンニャリとゆがんで揺れていました」

 大船渡市の仮設住宅で出会った熊谷翔太さん(同8歳)は、父親を亡くした。「夜、空を見たら星の間にお父さんの顔を見つけたよ」と教えてくれた時の笑顔を忘れない。

 悲しみの底にうずくまる人々は、その気持ちを言葉にすることができないでいた。震災直後から現地で取材を続けていた私は、そんな思いに接しながら彼らに「夜空の記憶」を問い続けた。そこには、被災者の心象が重なって見えた。

     ◇

 震災から13年を経た24年3月上旬、三陸沿岸を再訪した。

 幸三さんは、震災後も続けていた長距離トラックの仕事を今春で引退することを決めた。「がむしゃらに働いてガタがきた体を休ませようと思います」。退職後は一人旅に出るという。玲奈さんは、高校卒業後に看護師を目指して町を出た。艶子さんは、震災から5年後に逝去。貢さんは、復興住宅で思い出の写真に囲まれて暮らし、翔太さんは成人して東京で働く。

 被災地で出会った人々の幾人もが亡くなっていた。顔を思い浮かべ、星空に手を合わせた。【客員編集委員・萩尾信也】

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「住民同士の強い絆感じた」「まだまだ支援必要」能登派遣の三木市女性職員2人、活動報告 被災者も避難所運営 - 神戸新聞NEXT

「住民同士の強い絆感じた」「まだまだ支援必要」能登派遣の三木市女性職員2人、活動報告 被災者も避難所運営 - 神戸新聞NEXT

06.31
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被災地での活動内容を報告する濱口明子さん(右)と井手彩菜さん=三木市役所

 能登半島地震の被災地を支援するため、2月11日から1週間、石川県珠洲(すず)市に派遣されていた三木市の女性職員2人が、仲田一彦市長ら市幹部に現地での活動内容を報告した。2人は「たくさんのボランティアが集まって生活の支えになっている。まだまだ支援が必要」と被災地の現状を訴えた。(小西隆久)

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笑顔と歌「被災者に届けたい」 能登の若者ら100人 動画公開 - 沖縄タイムス

笑顔と歌「被災者に届けたい」 能登の若者ら100人 動画公開 - 沖縄タイムス

10.31
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1日にユーチューブに投稿された動画の中で歌う被災者の若者ら(真脇魁さん提供)

1日にユーチューブに投稿された動画の中で歌う被災者の若者ら(真脇魁さん提供)

2024年3月16日 5:00有料

 「笑ったって 泣いたって 苦しくたっても きっときっと 明日はやってくる そう信じていたい」。能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市と能登町の若者ら約100人が笑顔で歌う動画が、発生から2カ月を迎えた1日からユーチューブで公開されている。

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石川・輪島の小学校で卒業式 地震被災地、犠牲者に黙とう | 全国のニュース - 福井新聞

石川・輪島の小学校で卒業式 地震被災地、犠牲者に黙とう | 全国のニュース - 福井新聞

11.31
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地震被災地、犠牲者に黙とう

2024年3月15日 午後0時02分
 門前東小、門前西小合同で行われた卒業式で黙とうする児童ら=15日午前、石川県輪島市

 門前東小、門前西小合同で行われた卒業式で黙とうする児童ら=15日午前、石川県輪島市

 能登半島地震で甚大な被害に遭った石川県輪島市で15日、市立小の卒業式が開かれた。門前地区では、門前東小の体育館で門前西小と合同の卒業式が行われ、開始前には地震の犠牲者に黙とうをささげた。

 2校からは11人が卒業。卒業証書授与では、名前が読み上げられると「はい」と力強く答え、順番に証書を受け取った。門前東小の青木七音さん(12)が卒業生を代表して「地震の経験が助け合いの大切さと人間の強さを教えてくれた。必ずこの困難を乗り越えていきます」と決意を語った。

 2月19日に2校は門前東小で授業を再開したが、自宅に戻れず避難先から通う児童や、市外からオンラインで出席する児童もいた。

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<被災者をまもる>嚥下食で避難生活に笑顔 入れ歯がない、難病…栄養補助食品の活用を:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

<被災者をまもる>嚥下食で避難生活に笑顔 入れ歯がない、難病…栄養補助食品の活用を:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

07.31
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 能登半島地震では、今も1万人弱が避難所で生活しており、高齢者も多い。中には、食べた物を咀嚼(そしゃく)したり、のみ込んだりすることが困難な人もいる。そうした嚥下(えんげ)が難しい人の食を支えるため、栄養補助食品の提供が進んでいて、こだわりの嚥下食を差し入れる試みも始まった。 (佐橋大)

福祉避難所に備えられた嚥下障害者向けの栄養補助食品など=中村悦子さん提供

福祉避難所に備えられた嚥下障害者向けの栄養補助食品など=中村悦子さん提供

 肉じゃがなどのレトルトのペースト食約6千袋、タンパク質も取れてのみ込みやすいゼリー約6千個…。嚥下が困難な人向けに、補助食品を製造販売するニュートリー(三重県四日市市)は1月10日から、自社の製品を被災地に送った。

 「支援物資として届けられるパンなどは、実は嚥下障害の人には食べにくいもの。思うように食べられないと、栄養不足になり、フレイル(虚弱)につながる。無理に食べれば、のどに詰まったり、誤嚥(ごえん)したりする。少しでも力になれれば」。広報担当者は提供の理由をそう語る。

届けられた嚥下食を食べる高齢者ら=石川県輪島市で(「関西」提供)

届けられた嚥下食を食べる高齢者ら=石川県輪島市で(「関西」提供)

 入れ歯をなくし、歯茎で食べている人、難病で嚥下の状態が悪い人…。今回の被災地にも食の配慮が必要な人は多い。石川県輪島市の福祉施設「ウミュードゥソラ」では、嚥下補助食品なども活用し、むせるのを防ぐためにとろみをつけたり軟らかくしたり、それぞれに合った形で食事を出すという。ここで福祉避難所を運営する看護師の中村悦子さん(64)は「さまざまな食の支援ができるのも皆さんのおかげ」と感謝する。

 2月26日には、愛知県犬山市の和食店「関西」が、嚥下食の弁当「口福膳」=写真=50食を「ウミュードゥソラ」に運び込み、高齢者らを喜ばせた。ウナギのかば焼きやステーキなどを、見た目やおいしさにもこだわり、嚥下障害の人も食べられるように工夫したもの。輪島市の特別支援学校高等部2年生、西田能兜(よしと)さん(17)も自宅に届けてもらい、母の早百合さん(44)に体を支えられながら味わった。

 能兜さんは、紫外線を浴びられない難病で、誤嚥のリスクも抱える。被災後はストレスのためか、嚥下の力が大幅に落ち、自分の唾液でもしばしばむせるように。早百合さんは、食材を細かめに刻んだり、軟らかくしたりして普段よりも気を使って調理してきた。栄養補助食品は慣れないためか、食が進まなかったといい、「このお弁当は『自分のもの!』という感じで食べてくれた。気にかけてくれる人がいる、というだけでうれしい。力をいただいた」と早百合さんは話した。

 「被災地にも嚥下障害で食べたいものが食べられない人がいる。そうした人に食の楽しみを届けたかった」と「関西」の小島健一社長(46)。この弁当は冷凍のまま送れるため、今後も何らかの形で被災地に届けたいという。

 摂食嚥下リハビリテーションが専門の日本歯科大の菊谷武教授は、嚥下障害は本人には重大な障害なのに、周りからは気付かれにくいと指摘。「被災時には、本人、家族は我慢せず、障害に配慮した食品の提供を求めてほしい。声を上げることで、メーカーなどが提供した物資が有効に使える」と話す。

 一方で、被災直後は多様な食べ物は避難所に届きにくいため、「本人や家族も災害に備え、嚥下障害に対応したレトルト食品などを準備しておくといい」とも。ニュートリーも、その人の状態に合った食品を備えることが大切といい、試した上で、食べた分だけ買い足して備蓄するローリングストックを提案している。

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「JO1」が志賀へ ダンスで被災者に笑顔を:北陸中日新聞Web - 中日新聞

「JO1」が志賀へ ダンスで被災者に笑顔を:北陸中日新聞Web - 中日新聞

05.31
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生徒とともに記念撮影をするJO1のメンバーら(前列)=志賀中で(志賀町提供)

生徒とともに記念撮影をするJO1のメンバーら(前列)=志賀中で(志賀町提供)

 ダンスや歌で被災者を笑顔にしようと、グローバルボーイズグループ「JO1(ジェイオーワン)」のメンバーが志賀町を訪問し、被災者と一緒にダンスを踊ったり、交流したりして楽しんだ。

 メンバーらは、フジテレビ朝の情報番組「めざまし8」の企画の一環で、町の協力を得て被災地を訪問。志賀中学校と、1月に「二十歳のつどい」に参加するはずだった10人の元を訪れた。

 志賀中では、メンバーらはダンスを披露。簡単な振り付けを生徒にレクチャーすると、一緒に踊って楽しんだ。「二十歳のつどい」に参加するはずだった10人の元にもサプライズで訪れ、メンバーと10人は会話などをして楽しんだ。

 メンバーの與那城奨(よなしろしょう)さん(28)は「つらい事もあると思うけど、一緒に踊ったことを思い出して元気になってほしい」と話した。金城大の横山なづはさん(20)は「コロナで修学旅行もなくなり、地震で二十歳のつどいもなくなった。JO1のファンなので、思い出に残るような経験ができてうれしい」と喜んでいた。(山脇彩佳)

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