津波の犠牲者悼む「命」の歌声、海へ 被災地通う音楽家:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

津波の犠牲者悼む「命」の歌声、海へ 被災地通う音楽家:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

15.31
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 東日本大震災の津波で、宮城県女川町七十七銀行女川支店で亡くなった犠牲者らを悼むため、被災地に通う音楽家らが「命の大切さ」を伝える歌を海に向かって響かせた。遺族とともに絵本も作り、少しでも前向きになれるよう支援していく。

 「海はつながっている 空はつながっている みんなの思いがつながれば なにか 動きはじめる 声をあげてみてね 少し勇気を出して きっとあなたのすぐ近くで 誰か 君を待ってる」

 遺族が設置した「女川いのちの広場」=女川町黄金=で4日にあったミニコンサート。横浜市のシンガー・ソングライター木村真紀さん(62)がキーボードを弾きながら、音楽家の藤田司さんらの伴奏に合わせ、被災者を思う歌を披露した。

 木村さんが作詞作曲した「つながっている」は、石巻市東松島市といった被災地に通う中で生まれた歌。木村さんは2011年秋から被災地を訪れ、仮設住宅で避難者と一緒に歌うなどしてきた。コロナ下では活動を自粛していたため、今回久しぶりに遺族と再会し、歌を届けた。

 この3月には、木村さんも文章を書いた絵本「ふしぎな光のしずく~けんたとの約束~」が出版された。13年前、七十七銀行女川支店で亡くなった田村健太さん(当時25)と、両親の田村孝行さん(63)、弘美さん(61)夫妻の思いを伝えている。健太さんらは近くの高台ではなく、銀行2階の屋上に避難し、12人が犠牲になった。

 木村さんは田村さんら遺族と知り合い、交流してきた。女川で起きたことを伝えるため、絵本を作ることにした。木村さんは弘美さんと一緒に文章を担当し、5年かかって完成させた。コンサートでは、田村夫妻や他の遺族の前で、絵本の朗読も披露された。

 木村さんは「健太君は、いつもお父さんお母さんたちを見守っている。前向きに生きていくきっかけになるといい」との願いを込めたという。

 弘美さんは「息子への思いは強くなった。悲しさだけではなく、力をくれている。命の大切さを未来につなげたい」。津波のときには高台に避難することの大切さも改めて広めたいという。(柳沼広幸)

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未使用Tシャツが能登の支援グッズに生まれ変わる 東日本大震災の被災者たちが布ぞうりをチャリティー販売:東京 ... - 東京新聞

未使用Tシャツが能登の支援グッズに生まれ変わる 東日本大震災の被災者たちが布ぞうりをチャリティー販売:東京 ... - 東京新聞

13.31
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 東日本大震災の被災者と首都圏の住民有志でつくる「ふっくら布ぞうりの会」(東京都世田谷区)が、能登半島地震の被災地を支援しようと、手作りした布草履のチャリティー販売を始めた。材料となる未使用の綿Tシャツの寄付も募る。

色鮮やかな布草履

色鮮やかな布草履

 会は、東日本大震災の復興支援活動を機に、2011年秋に発足。現在は宮城県石巻市、南三陸町と岩手県陸前高田市、東京都世田谷、江東の両区、神奈川県平塚市で、計約40人の「編み手」が作っている。仕入れた布を裁断し、幅1センチほどのひも状にした綿生地で編む。

◆「履き心地が良い」と評判、年間4000足を販売

 「履き心地が良い」と好評で、会のオンラインサイトや催事などで年間約4000足を販売する。能登支援の品では、未使用のTシャツを材料の一部に使ってコストを節約し、支援に回す。

 会代表の工藤賀子(のりこ)さん(57)は「期間限定のグッズやミスプリントで販売できないなど、廃棄せざるを得ないTシャツは意外とある。そうした布地を使い、(不用品をより価値の高いものへ生まれ変わらせる)アップサイクルができたら」と話す。

布草履を持つ「ふっくら布ぞうりの会」代表の工藤賀子さん

布草履を持つ「ふっくら布ぞうりの会」代表の工藤賀子さん

 ボランティアで東京での布草履販売を手伝ったことをきっかけに、会を作った工藤さん。編み手には育児や介護のため自宅で働きたい人や、発達障害などで外出が苦手な人も加わっている。子育て中のメンバー天白有香さんは「時間の制約があっても家で作れて、ノルマもない。楽しい」。会は編み手の育成も進め、活動の輪を広げたいという。

  1足6600円から。能登支援の品では1足につき300〜1000円を、被災地で活動する団体へ寄付する。サイト「ふっくら布ぞうりshop」で販売。未使用Tシャツの寄付の問い合わせはメール=info@fukkura.jp=で。(奥野斐)

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公費で被災者の洗濯支援 能登地震 断水避難所対象 - 沖縄タイムス

公費で被災者の洗濯支援 能登地震 断水避難所対象 - 沖縄タイムス

00.31
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2月、断水が続く石川県珠洲市で山からくんだ水を利用した洗濯機で衣類を洗う人たち

2月、断水が続く石川県珠洲市で山からくんだ水を利用した洗濯機で衣類を洗う人たち

2024年5月10日 5:00有料

 能登半島地震に伴う断水被害が大きかった石川県で、避難所に身を寄せる被災者の衣類をクリーニング業者が回収し、洗濯を代行する取り組みが公費で実施されていることがこのほど、内閣府と県への取材で分かった。災害救助法に基づく対応で、断水が長期化した県内5市町で実施。

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赤穂民報|能登地震被災地へボランティア募集 - 赤穂民報

赤穂民報|能登地震被災地へボランティア募集 - 赤穂民報

00.31
taritkar.blogspot.com  赤穂市社会福祉協議会は、能登半島地震の被災地に派遣する災害ボランティア20人を募集している。

 相生市社協と合同でバスをチャーターし、5月17日(金)午後11時45分に赤穂を出発。車中泊で翌朝石川県七尾市に到着して午前9時から午後4時までがれき撤去や家財道具の整理などに従事する。19日(日)午前1時ごろ赤穂に帰着する予定。

 参加無料(食事は各自準備、要ボランティア保険加入)。高校生以上(未成年者は保護者の同意書が必要)を対象に5月13日(月)まで先着順に受け付ける。TEL42・1397。

掲載紙面(PDF):
2024年5月11日号(2551号) 2面 (6,269,286byte)
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手続き煩雑、被災者悲鳴 推計2万2000棟も申請5割届かず 〈1.1大震災〉|社会|石川のニュース|北國新聞 - 北國新聞デジタル

手続き煩雑、被災者悲鳴 推計2万2000棟も申請5割届かず 〈1.1大震災〉|社会|石川のニュース|北國新聞 - 北國新聞デジタル

06.31
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公費解体の受付窓口。厳格な手続きに書類を集められない被災者も多い=4月、輪島市役所

公費解体の受付窓口。厳格な手続きに書類を集められない被災者も多い=4月、輪島市役所

公費解体を進める関係者=志賀町徳田

公費解体を進める関係者=志賀町徳田

  ●公費解体「全員同意ムリ」

  ●権利人が音信不通「どうすれば」 

 能登半島地震で全半壊した石川県内の建物の公費解体申請について「ハードルが高すぎる」と被災者が悲鳴を上げている。申請数(4月30日時点)は16市町で1万棟を超えたものの、県が推計する2万2千棟の5割に届いていない状況だ。手続きに必要な相続権利人全員の同意を集められないほか、片付けが進まないことを理由に申請しない人も。専門家は要件の緩和に加え、片付けをしなくても申し込めるなど制度周知を急ぐよう求めている。

 「どうすればいいんや」。半壊した珠洲市内の住宅に住む男性(54)は、公費解体の申請を前に頭を抱える。家屋は亡くなった祖父名義のままで、申し込みには相続の権利を持つ可能性のある全ての人の意思を確認しなければならない。

 同意書には実印と印鑑証明が必要だが、権利人であるいとこのうち2人は音信不通。しかし、市の職員に「全員の同意を得て、戸籍謄本などを集めてほしい」と言われ、途方に暮れる。

 こうした被災者に対応するため、輪島市は、やむを得ない場合に限り、申請者のみの宣誓書で手続きを可能とした。現時点で利用実績はないものの、今後、必要な同意書を集められない市民が出てきた場合に採用する。

 一方、輪島以外の奥能登3市町は宣誓書方式を認めていない。申請者1人が宣誓書を提出しても、後に相続トラブルが発生して行政が巻き込まれる恐れがあるためで、能登町は「導入予定はない」とし、珠洲市も慎重姿勢を崩さない。

 穴水町は、相続トラブルがあった場合の法的免責を国に求めており、「国が責任を持つことが担保されるのであれば宣誓書方式も選択肢の一つ」(環境安全課)としている。

 県司法書士会の竹田朋匡広報部長も、宣誓書方式の導入には自治体が責任を負わない仕組みづくりが必要と指摘。「柔軟な対応がなければ解体目標は達成できない。あとは首長がある程度、腹をくくるしかない」と話した。

 損壊した家屋の片付けが進まないことから、申請しないケースもある。

 輪島市で活動する日野ボランティアネットワーク(鳥取)の山下弘彦代表は、被災者の間で「家財を全て家から出さないと公費解体に申請できない」という勘違いが広がっているとした。

 山下氏は、搬出が進まないために手続きを思いとどまる人がいることから「行政は、必要のない物は屋内に残してもいいと周知すべきだ」と話した。

 県が4月30日時点で白山、野々市、川北の3市町を除く16市町に聞き取った公費解体の申請数は1万279棟で、輪島市が2240棟で最も多く、珠洲市1821棟、志賀町1578棟と続いた。

  ●志賀でも作業始まる

 志賀町は7日、地震で全半壊した建物を所有者に代わって撤去・解体する公費解体に着手した。同日までに1674件の申請があり、町は来年10月までの完了を目指す。

 町によると、罹災(りさい)証明書の発行は7日時点で、半壊以上の住家が415件、非住家が1259件。来週中には富来地域中心部の富来領家町でもスタートする。

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能登半島地震から4か月余 被災者の心のケアが課題に | NHK - nhk.or.jp

能登半島地震から4か月余 被災者の心のケアが課題に | NHK - nhk.or.jp

04.32
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石川県能登町にある仮設住宅に4世代家族5人で暮らす女性は、仮設住宅に入居できたことに安どする一方、手狭な空間で暮らすことにストレスも感じています。

能登町白丸の豊若幸紀さん(70)は自宅が津波で流されました。

ことし3月末から自宅近くに設けられた仮設住宅で93歳の義母と40代の息子夫婦、それに高校生の孫と一緒に、4世代家族5人で暮らしています。

豊若さんは仮設住宅の状況を見に来た林医師に現在の状況を話し「ストレスを抱えている人も多いのでこうした活動をしてくれるとありがたい。頼りにしています」と話していました。

豊若さんは地震の前までは2階建ての住宅2軒に分かれて住んでいて、それぞれに広い部屋があったといいます。

今は、仮設住宅に入居できたことに安どする一方、家族5人で暮らすにはせまく、お互いの生活音などが気になりストレスに感じているということです。

室内についたてを設けるなどしていますが、深夜に小さな物音で目が覚めるなどして寝不足に悩まされています。

大学受験を控えた孫の勉強にも支障が出ないか心配だということです。

豊若さんは「ごはんや風呂を済ませると自分の部屋にこもっています。仮設住宅ではうまく生活しないとストレスもたまります。近所の人と話すことでストレスを発散しています」と話しています。

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「足湯ボランティア」で被災者の心身癒やす 活動継続へCF開始 - 毎日新聞

「足湯ボランティア」で被災者の心身癒やす 活動継続へCF開始 - 毎日新聞

18.32
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被災者(右)に足湯を提供するスタッフ=石川県珠洲市立直小学校で2024年3月6日(CODE海外災害援助市民センター提供) 拡大
被災者(右)に足湯を提供するスタッフ=石川県珠洲市立直小学校で2024年3月6日(CODE海外災害援助市民センター提供)

 能登半島地震の被災者の心身を癒やそうと、全国の学生や若者が「足湯ボランティア」を続けている。関西圏のメンバーが中心の「やさしや足湯隊」で、阪神大震災(1995年)から活動する神戸市の災害支援団体が活動資金を確保するためのクラウドファンディング(CF)を始めた。

「足湯ボランティア」とは?

 足湯は震災被災地・神戸で支援活動の一種として取り入れられた。風邪の予防、睡眠の質向上や血流改善といった効果が期待される。東日本大震災(2011年)などの被災地でも提供された。

 ボランティアは、たらいやバケツに張った湯に足を浸す利用者の手を取り、マッサージしながら話に耳を傾ける。疲れやストレスを軽減し、緊張がほぐれて胸中を吐露する利用者もおり、心のケアにもつながる。

能登半島地震でも活動

 CFを呼びかけるのは、被災地NGO恊働センター▽CODE海外災害援助市民センター▽NPO法人兵庫県防災士会――の3団体(いずれも神戸市)。

仮設住宅に隣接する保育所で被災者の話に耳を傾ける「やさしや足湯隊」=石川県輪島市で2024年5月4日(CODE海外災害援助市民センター提供) 拡大
仮設住宅に隣接する保育所で被災者の話に耳を傾ける「やさしや足湯隊」=石川県輪島市で2024年5月4日(CODE海外災害援助市民センター提供)

 恊働センターとCODEは、最大震度6強を観測した07年の能登半島地震後、石川県七尾市を支援。国の重要無形民俗文化財「お熊(くま)甲(かぶと)祭(まつり)」で住民と交流を深めてきたことが縁で、元日の地震直後から同市中島町小牧(おまき)を拠点に支援を続けている。

 やさしや足湯隊は、能登の人々の心の温かさを表現する「能登はやさしや土までも」という言葉にちなんで命名した。全国の122人が登録し、2月から延べ37人が現地でボランティア活動をした。

 被災家屋から思い出の品を取り出すなど、要望に応じた支援もする。大型連休中には神戸学院大、兵庫県立大、神戸大、大阪大の学生ら11人が被災地入りした。

CFは6月末まで 目標金額200万円

 CODEの山村太一さん(23)は「高齢の被災者が多く、若い人と話すだけでも元気を出してもらえる。支援する側も元気をもらえて人と人との関係を築ける」と語る。足湯には特別な技術が要らず、初心者でも取り組みやすいといい、「現地入りできなくても『支援したい』という思いをつなぎたい」と呼びかける。

住民の要望に応じて被災家屋の片付けを手伝うボランティア=石川県輪島市で2024年2月5日(CODE海外災害援助市民センター提供) 拡大
住民の要望に応じて被災家屋の片付けを手伝うボランティア=石川県輪島市で2024年2月5日(CODE海外災害援助市民センター提供)

 CFは6月末までで、目標金額は200万円。現地までの交通費やタオル、カセットコンロなどの購入費に充てられる。専用サイトから。【山本康介】

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