能登半島地震から4か月余 被災者の心のケアが課題に | NHK - nhk.or.jp

04.32
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石川県能登町にある仮設住宅に4世代家族5人で暮らす女性は、仮設住宅に入居できたことに安どする一方、手狭な空間で暮らすことにストレスも感じています。

能登町白丸の豊若幸紀さん(70)は自宅が津波で流されました。

ことし3月末から自宅近くに設けられた仮設住宅で93歳の義母と40代の息子夫婦、それに高校生の孫と一緒に、4世代家族5人で暮らしています。

豊若さんは仮設住宅の状況を見に来た林医師に現在の状況を話し「ストレスを抱えている人も多いのでこうした活動をしてくれるとありがたい。頼りにしています」と話していました。

豊若さんは地震の前までは2階建ての住宅2軒に分かれて住んでいて、それぞれに広い部屋があったといいます。

今は、仮設住宅に入居できたことに安どする一方、家族5人で暮らすにはせまく、お互いの生活音などが気になりストレスに感じているということです。

室内についたてを設けるなどしていますが、深夜に小さな物音で目が覚めるなどして寝不足に悩まされています。

大学受験を控えた孫の勉強にも支障が出ないか心配だということです。

豊若さんは「ごはんや風呂を済ませると自分の部屋にこもっています。仮設住宅ではうまく生活しないとストレスもたまります。近所の人と話すことでストレスを発散しています」と話しています。

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