[新潟地震60年]2日間駆け回った"焼け野原"で捉えた被災者の苦悩…ピュリツァー賞カメラマン沢田教一の写真30枚 ... - 新潟日報デジタルプラス

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 元日に能登半島地震に見舞われた2024年は、新潟地震から60年、7・13水害、中越地震から20年の節目でもあります。新潟日報社では当時の被災状況や復興への思い、その後の防災・減災の取り組みを伝え、頻発する災害に向き合う記事を展開していきます。

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 ベトナム戦争の写真でピュリツァー賞を受賞したカメラマン沢田教一(青森市出身・1936〜70年)が戦地に向かう前年の1964年、新潟地震1964年6月16日午後1時ごろに発生した地震。新潟県沖から山形県沖に広がる断層が引き起こした。震源は粟島付近で、マグニチュードは7・5。新潟県内の最大震度は、当時の観測方法で震度5だった。新潟県の資料によると、県内の死者が14人、負傷者は316人。新潟市では液状化現象とみられる被害で県営アパートが倒壊し、完成したばかりの昭和大橋が崩落した。製油所の石油タンクで起きた火災が約2週間にわたって続いた。の際に新潟市内で撮った30枚の写真が見つかった。写真を保管している東奥日報社(青森市)から連絡を受け、新潟日報社が5月17日までに撮影場所などを調査した。萬代橋周辺に避難した被災者や壊れた建物が写っており、すでに写真展などで公開されたものも含むが、関係者は「ほとんどが知られていない貴重な写真」とみている。

 これらは沢田の妻の...

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