SCO、アフガン情勢議論へ…外相会議 中国、ウイグルに影響警戒 : 国際 : ニュース - 読売新聞

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 【北京=田川理恵】中国とロシアが主導する地域協力機構「上海協力機構」(SCO)の外相会議が13日、タジキスタンで開幕し、米軍撤退で内戦激化の懸念が高まるアフガニスタン情勢を議論する。中国は、隣接する新疆ウイグル自治区に影響が及ぶことを警戒しており、周辺国を巻き込んで安定化を図る考えだ。

 中国は最近、アフガンにからむ外交を活発に進めている。 王毅ワンイー 国務委員兼外相は5月、SCO加盟国のカザフスタンなど中央アジア5か国の外相と陝西省で会議を行い、アフガン情勢で「建設的な役割を果たす」ことで一致した。6月にはアフガン、パキスタンの外相とオンライン形式で会合を開き、アフガン政府と旧支配勢力タリバンの和平交渉を支援する意向を示した。

 英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は6日、インド政府職員の話として、中国がパキスタン経由でタリバンに復興支援資金を提供する見通しだと伝えた。見返りに、タリバンがウイグル独立派勢力と連携しないよう求めているという。

 中国は米軍のアフガン駐留を批判してきたが、「米国の役割を引き継ぎたいとは思わない」(中国の専門家)のが本音とみられる。

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