東日本大震災:心通う瞬間、活写 「建長寺で会いましょう」4年ぶり開催 鎌倉・原発被災者、宿泊招待し交流 /神奈川 - 毎日新聞

03.33
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被災者やボランティアの表情を追うプロカメラマン、石川慶和さん=鎌倉市の建長寺で2023年8月5日、因幡健悦撮影
被災者やボランティアの表情を追うプロカメラマン、石川慶和さん=鎌倉市の建長寺で2023年8月5日、因幡健悦撮影

活動支えるプロカメラマン

 東京電力福島第1原発事故の被災者と湘南エリアの市民が鎌倉市の臨済宗大本山・建長寺で一緒に過ごし、きずなを深めるイベント「建長寺で会いましょう」が8月初旬、4年ぶりに開催された。被災者を無料で招待し、寝食を共にしながら交流するユニークな被災者支援は市民団体「未来・連福プロジェクト」(斉藤美代子代表)の看板行事だが、宗教者、芸術家、医師ら多くのエキスパート・ボランティアが、その活動を支えている。プロカメラマンの石川慶和さん(42)=横浜市=もその1人だ。【因幡健悦】

 8月5日夕、建長寺・龍王殿で福島県飯舘村の被災者32人の歓迎式が開かれた。小学生のジャズビッグバンド「植木リトゥル・エコー・アンサンブル」の華麗な演奏に出迎えられ、緊張した面持ちの被災者の顔がほころんだ。斉藤代表の呼びかけに、避難生活での苦労やイベントに参加できた喜びなどさまざまな思いが吐露されていく。男性被災者が声を震わせた。

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