被災者に浄財を 臨済宗僧侶が托鉢 地域巡り「助け合い」 - 丹波新聞

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被災者に浄財を 臨済宗僧侶が托鉢 地域巡り「助け合い」 - 丹波新聞

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托鉢する村井住職に浄財を渡す地域住民=兵庫県丹波市山南町谷川で

災害被災者に浄財を届けようと、臨済宗妙心寺派の「京都両丹教区青年僧の会」が、兵庫県丹波市山南町谷川で歳末助け合い托鉢を行った。地元・正覚寺の村井俊章住職(52)を先頭に、計15人の僧が約1時間半をかけて地域を歩いた。

同会は毎年、各地で托鉢を行い、「妙心寺おかげさま献金」として浄財を寄付している。同寺周辺で行うのは10年以上ぶりという。

網代笠をかぶり、神鈴を鳴らしながら歩いた。仏の教えを浸透させるという意味で、「法雨(ほうう)」と大きな声で唱えながら托鉢に回った。

地域住民は自宅前などで待ち、僧侶が首から下げた「看板袋」に浄財を入れ、「ご苦労さまです」などと声をかけていた。

村井住職は「世の中の役に立つ活動になるとともに、困っている方に檀家の気持ちも浄財と一緒に届けられたら」と話していた。

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