議場で被災想定 避難行動を学ぶ 静岡市議会が勉強会|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

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 静岡市議会は11日、議員対象の防災勉強会を市役所静岡庁舎で開いた。議員41人が参加し、議場で南海トラフ巨大地震に被災した際の避難行動について理解を深めた。

震災時、議場の天井材が落ちてきたことを想定し、重さを確かめる静岡市議ら=市役所静岡庁舎
震災時、議場の天井材が落ちてきたことを想定し、重さを確かめる静岡市議ら=市役所静岡庁舎

 学校や企業対象の防災教育に取り組むNPO法人減災教育普及協会(横浜市)の江夏猛史理事長が講師役を務めた。江夏理事長は過去の震災を踏まえ、議場のような大きな構造物では重さ数百キロにも及ぶ天井材が落下してくる恐れがあるとし、適切な避難行動として机の下に身を隠すのではなく、天井が低い通路など頑丈な構造の空間に移動する必要性を強調した。
 参加した議員は、用意された一般的な天井材の重さを確認し、下敷きになった場合に命に関わる大けがを負うと学んだほか、地震の揺れを再現するマットに乗り、四つんばいやほふく前進で移動する方法を確かめた。
 井上恒弥議長が企画し、参加自由の講座として開催した。

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