新型コロナウイルスの急激な感染拡大により、救急搬送にかかる時間が増える中、奈良市では受け入れ先の医療機関が決まらない新型コロナの患者が酸素の投与を受けながら一時的に滞在する施設を新たに設置することになりました。
これは、17日、奈良市の対策本部会議で決まりました。
奈良市では今月13日までの1週間で、受け入れ先の医療機関が見つからず救急搬送に30分以上かかった事例が53件と、前の週に比べ、およそ1.6倍に増えています。
このため、奈良市では受け入れ先が決まらない新型コロナの患者が酸素投与を受けながら一時的に滞在できる酸素ステーションを市の休日夜間応急診療所の横に新たに設置するということです。
施設の受け入れ可能人数は最大4人で、来週中には運用を始めたいとしています。
また、新型コロナの新たな感染者のうち70歳以上の高齢者の割合が増えていますが、市によりますと、県が設置している宿泊療養施設には70歳以上などは入所できないことから高齢者なども入所できる宿泊療養施設を市内の老人福祉センター内に設けるということです。
この施設には看護師が常駐し定員は10人程度で、来週月曜(2月21日)には運用を開始したいとしています。
仲川市長は「医療提供体制や高齢者の感染について予断を許さない状況の中、具体的な対策を提案していきたい」と述べました。
からの記事と詳細 ( 奈良市 受け入れ先が決まらない患者 一時的に滞在施設設置へ|NHK 奈良県のニュース - NHK NEWS WEB )
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