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▲3年ぶりに開催されたWASJの舞台裏を語ります(撮影:高橋正和)
8月27日、28日に行われたWASJ(ワールドオールスタージョッキーズ)、3年ぶりの開催で開催地札幌は大いに盛り上がりました。川田騎手は総合2位という結果で、久々にWASJの雰囲気を味わい充実した2日間だったと振り返ります。2018年からの付き合いだというD.イーガン騎手とのやり取りや、減量に苦しむT.バシュロ騎手の様子、ずーっと喋っているというC.ウィリアムズ騎手など、WASJの裏話を詳細に語ってくれました。
そんな川田騎手、やはり英語はペラペラで外国人騎手とも上手くコミュニケーションを取っているのかと思いきや、英会話の勉強は「まったくしていません」とキッパリ。どうやら英語の勉強とは決別した過去があるようで…。ストイックなイメージが崩壊してしまうような、川田騎手と英語にまつわる衝撃の“クソガキ時代”が明らかになります。
(取材・構成=不破由妃子)
「デーヴィッドは出世するよ」親交のあるD.イーガン騎手と再会
──3年ぶりに開催されたWASJは2位。土曜、日曜と外国人ジョッキーたちの競演を楽しませてもらいましたが、川田さんにとっても刺激的な週末だったのではないですか?
川田 久しぶりに味わう雰囲気のなか、充実した時間を過ごせました。デーヴィッドが初めて日本に来ましたしね。
──デーヴィッド・イーガン騎手(英)とは、2018年のイギリス遠征以来のお付き合いだそうですね。
川田 僕がお世話になっていたロジャー・ヴェリアン厩舎に彼もいたので、毎朝一緒に調教に乗っていました。僕のつたない英語を一生懸命聞いてくれて、なんとかコミュニケーションを取ろうとしてくれてね。彼は前の年のアプレンティス(見習い騎手)チャンピオンだったのですが、一緒に調教に乗った瞬間、「あ、上手だな」と思いました。
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