プロ野球史上最年少でシーズン50本塁打を達成したヤクルトの村上宗隆選手(22)は、14歳で進学先を即決した。九州学院高校(熊本)の野球部監督だった坂井宏安さん(65)が当時を振り返ってくれた。
実は中学時代のムネ(村上選手)を知らなかったの。うちの卒業生に吉本亮(42)がいるでしょ。1999年にドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)に入団し、いまはコーチをしている。彼のお父さんが監督をしているチームの子だったの。
お父さんは私より2歳上で熊本工のOBだけど、すごくかわいがってくれた。それで亮も私に預けてくれた。
ムネもそうだった。
「体がでかくて素質がある捕手がいるのよ」と連絡をくれ、「県外の強豪校からも話が来てるんだが、やんちゃでね。お前じゃなきゃ、育てきれんと思うんだよなあ」と言ってくれた。不良というわけじゃないけど、ガキ大将みたいなところがあったんだな。
それでムネが父親と一緒にグラウンドに来ることになったんだ。中3の夏休みの終わりだった。
私は第一印象を大事にする。制服姿のムネは、すでに身長が181センチ。見るからに野球小僧だった。うちに合うタイプだな、と思った。
ほんの短く話をした。
「先生の野球はな、27球で終わっていい。ストライクが27球来たら、それを全部打つ。四球やエラーでの出塁はいらない。打つのが先生の野球。遠くへ飛ばすのが先生の野球だ」
「色々と考えるだろうが、あっちもこっちも見に行ってみようと思うなら、うちに来なくていいよ。先生と一緒に野球をするなら、2、3日で決めなさい」
のちにお父さんに聞いたら…
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September 03, 2022 at 10:04AM
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真後ろにファウルを打て ヤクルト村上宗隆を育てた規格外の指導法:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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