災害時、旅館を避難所に 上山市が地元組合と協定 - 河北新報オンライン

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協定書にサインする横戸市長(右)と吾妻組合長

 山形県上山市とかみのやま温泉旅館組合は22日、大規模災害時に被災者の避難所として組合加盟の宿泊施設を活用する協定を結んだ。東日本大震災の教訓を踏まえ、避難所に長期滞在するのが難しい高齢者や障害者ら災害弱者の利用を想定する。
 協定の対象は組合加盟の19施設。市の要請に基づき、市民に加え、災害時相互応援協定を結ぶ名取市や福島県桑折町など全国5市町から避難した人を受け入れる。
 吾妻永朗組合長は「災害時に旅館として役立てることがあれば活用してほしい」と強調。横戸長兵衛市長は「安心して避難できるのは心強い。組合としっかり連携していきたい」と述べた。
 震災後は組合の加盟施設が半年間にわたり、宮城、福島両県からの避難者延べ約1万人を受け入れた。

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