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Judul : ＜新幹線長崎ルート＞知事、与党検討委の「議論はいいこと」 定例会見 - 佐賀新聞
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＜新幹線長崎ルート＞知事、与党検討委の「議論はいいこと」 定例会見 - 佐賀新聞

九州新幹線長崎ルートなどについて定例会見で所感を述べた山口祥義知事＝佐賀県庁

　九州新幹線長崎ルート新鳥栖－武雄温泉を巡り、与党検討委員会が佐賀県の財政負担や在来線のあり方に関する議論を始めたことを受け、山口祥義知事は２０日の定例会見で「いろいろなことを議論するのはいいことだ。新しい話があればしっかり聞いていきたい」と話した。

　北陸新幹線金沢―敦賀の延伸開業が遅れ、建設費も２８８０億円増大することを受け、山口知事は「衝撃を受けた。新幹線は（建設費が上振れし）先行きが見えないものなので、堅めに点検しないと後に問題となる」と述べた。

　新鳥栖－武雄温泉をフル規格で整備する場合、「在来線がどうなるのかが最大の課題で、さらに財源問題やルート、地域振興など検討すべきことは多々あり、整備方式の協議には長い時間がかかる」とした。

　建設財源確保の観点から北陸新幹線の整備スケジュールの遅れに伴い、長崎ルートの協議に猶予ができるとの見方があることについて、山口知事は「北陸が延びたので、その間に協議しようという問題ではない」と強調した。

　また、都市部で新型コロナウイルス感染が急増する中、観光支援事業「Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル」を推進している国に対し、山口知事は「現状の科学的分析を含め、国にはコロナ対策の進め方全体の大局観を示してほしい。その上で各知事が地域の実情を踏まえて判断していくのがいいと思う」との考えを示した。（栗林賢）

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