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Judul : 被災者目線で課題探る、御浜で意見交換会 紀伊半島豪雨からまもなく１０年 - 中日新聞
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被災者目線で課題探る、御浜で意見交換会 紀伊半島豪雨からまもなく１０年 - 中日新聞

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紀伊半島豪雨を振り返りながら、今後の課題を議論する地域住民ら＝御浜町役場で

　二〇一一年九月に発生した紀伊半島豪雨からまもなく十年を迎えるのを前に、県は二十七日、御浜町役場で、当時を振り返り今後に生かしていくための意見交換会を開いた。県や市町、地域の担当者が参加し、「どの程度の被害で避難の指示を出すのか」「女性目線での避難所づくりを」などと課題を共有し、今後の取り組みに生かす。

　紀伊半島豪雨では広い範囲で記録的な大雨が降り、各地で土砂災害や河川氾濫が起きた。和歌山県では五十六人、奈良県で十五人が亡くなった。三重県では、東紀州地域が特に大きな被害を受け、御浜、紀宝両町の二人が亡くなり、二千七百六十三件の住宅被害が出た。

　意見交換会には三重、和歌山、奈良県の防災担当者や熊野市と御浜、紀宝両町の各自治体担当者と地域住民がそれぞれのグループに分かれ、当時を振り返りながら意見を出し合った。

　県の立場からは「情報の収集にとどまり、適切な避難を呼び掛けられなかった」「異動などで、災害対応に慣れた人が入れ替わっている」との意見が挙がった。

　各自治体からは「当時は防災無線が使えなくなり、住民への避難の呼び掛けに困った」などと、会員制交流サイト（ＳＮＳ）などでの情報の発信の強化を...

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