永瀬廉に坂口健太郎…「おかえりモネ」が“ヒロイン男子”を愛でる朝ドラと言える理由 - 現代ビジネス

09.32
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これまでの朝ドラとの違い

NHKの朝ドラ「おかえりモネ」がいよいよ終盤だ。ヒロインのキャラや演出のテンポなど、これまでの朝ドラとの違いが指摘されているが「ヒロイン男子」の活躍というのもそのひとつだろう。

ここでいう「ヒロイン男子」とは、通常、女性キャラにあてがわれるようなポジションをこなす男性キャラ。ヒーロー的な強さより、ヒロイン的な可愛さや優しさ、儚さが目立つ存在を指す。

NHK 連続テレビ小説『おかえりモネ』公式サイトより

それがはっきり感じられたのは、第15週から16週にかけてのことだった。落ち込んで行方をくらましたりょうちんこと亮(永瀬廉)が主人公のモネこと百音(清原果耶)に電話でこんなことを言う。

「もう全部やめてもいいかな。(略)ごめん、オレ、やっぱ、モネしか言える相手いない」

亮は震災で母を亡くし、アルコール依存症になった父を支えながら、漁師をやっている。幼なじみの百音は心を開ける唯一の相手だが、彼女には別の愛する人がいるという状況だ。それゆえ、翌日、愛の告白をしても、

「なんでもするって思ってきたよ。りょうちんの痛みがちょっとでも消えるなら。でも、これは違う」

と、拒否されてしまうのである。結果、百音の強さと亮のけなげさが対照的に強調されることとなった。

また、第20週ではこんな場面も。東京から故郷に戻ってきた理由を「地元のために働きたかった」からだという百音に対し、

「ごめん、きれいごとにしか聞こえないわ。(略)なんか、嫉妬して当たってるとか思われたら、かっこ悪いな」

これもまた、どちらかといえば女性キャラが言いそうな台詞である。

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