遺族男性「妻もきっと喜んでいる」 豪雨被災者、両陛下と画面越しに対話―熊本 - 時事通信ニュース

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遺族男性「妻もきっと喜んでいる」 豪雨被災者、両陛下と画面越しに対話―熊本 - 時事通信ニュース

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2021年01月28日07時06分

天皇、皇后両陛下とオンラインで懇談後、豪雨で亡くした妻まさ子さんの遺影を前に報道陣の取材に応じる矢野解光さん(中央)=27日午後、熊本県芦北町

天皇、皇后両陛下とオンラインで懇談後、豪雨で亡くした妻まさ子さんの遺影を前に報道陣の取材に応じる矢野解光さん(中央)=27日午後、熊本県芦北町

 新型コロナウイルスの流行が続く中、天皇、皇后両陛下が27日、昨年7月の熊本県の豪雨被災者とオンラインで懇談された。宮内庁によると、両陛下は豪雨直後から被害に心を痛め、被災者を見舞いたいとの意向があった。画面越しの対話だったが、被災者から「本当にうれしかった」などと声が上がった。

両陛下、熊本の被災者見舞う オンラインで初、昨年7月豪雨

 同県芦北町伏木氏地区で被災した矢野解光さん(74)は、自宅で土砂崩れに巻き込まれ、妻まさ子さん=当時(67)=を亡くし、自身も一時重体となった。この日はまさ子さんの遺影を持って参加し、天皇陛下から「本当に大変でしたね」などとねぎらわれた。「頑張っていかないといけないという気持ちになった。妻もきっと喜んでいると思う。(感情が)こみ上げてきて言葉が詰まりそうだった」と感激した様子だった。
 両陛下にとって、オンラインでの被災者見舞いは初の試み。懇談後、蒲島郁夫知事は「心が通じたと感じている。被災者の方々も、オンラインであっても勇気づけられ、元気づけられたと思う」と振り返った。

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