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<歩む・震災10年>(中)被災者包む、支援の風 東北を見守る足利の活動家・鈴木光尚(みつなお)さん - 東京新聞
taritkar.blogspot.com「東日本大震災の発生当時、復興に十年はかかると予想した。だが、十年がたつ今も、道半ば」−。
震災発生当日に復興支援団体「『がんばろう東北!』応援プロジェクト足利風(ふう)」を立ち上げた栃木県足利市のボランティア活動家、鈴木光尚(みつなお)さん(73)。岩手、宮城、福島各県の復興に向け、今も途切れることなく、きめ細かな人的・物的支援を続ける。だが、月日がたち、新たな災害も相次ぐ今、東北の被災地への関心が薄れつつある状況に心を痛めている。
あの日のことを昨日のように思い出す。二〇一一年三月十一日午後二時四十六分。大きな揺れが収まった直後だった。宮城県南三陸町とつながりがある知人に電話をかけた。「現地では何を必要としているのか、自分たちには何ができるのか」を聞いた。
足利市を拠点にする活動母体の「足利風」をその日のうちに立ち上げ、人脈を駆使して支援チームを結成した。集まったのは約二百人。若手を実動部隊に、高齢者や女性を後方支援に、それぞれ振り分け、被災地に向けて毛布や衣類、暖房器具のピストン輸送を始めた。国や自治体の手が届かない支援に先回りするフットワークの軽さがチームの強み。その活動は、避難生活を余儀なくされた多くの人々に喜ばれた。
スタートは大学時代、半世紀に及ぶボランティア人生だ。一九九五年の阪神大震災、二〇一六年の熊本地震など、大きな災害はほとんど現地に入った。東北の往復も百五十回を超えた。
ボランティア活動を始めた当初、簡易宿泊所の集まる東京・山谷地域で炊き出しを手伝っていた。当時、来日中のマザー・テレサと面会する機会に恵まれた。彼女が語った言葉「愛の反対は無関心」が心に深く刻まれている。
近年の相次ぐ天災や新型コロナウイルスの感染拡大で、東日本大震災を振り返る機会も減ってきた。自分たちに今、東北の被災地のために何ができるか、と自問を続ける鈴木さんは、こう言う。「3・11を忘れず、被災地を見守り、気持ちだけでも被災者に寄り添い続ける。それだけでも意味がある」
今年も、自身がセンター長を務める足利市民活動センター(相生町)で、東北の現状を報告する企画展を三月八〜十一日に開催する。企画タイトルは毎年同じだ。「風化させないために」 (梅村武史)
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