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【米大統領選】分断乗り越える議論望む - 高知新聞
11月3日の米大統領選が迫った。
米国第一主義の共和党のトランプ大統領。国際協調路線を掲げる民主党のバイデン前副大統領。全米平均支持率でリードするバイデン氏に対し、トランプ氏が巻き返しを図っているとされる。
選挙戦を通じて聞こえてくるのは互いへの批判や挑発が多い。国際秩序のリーダーたるべき超大国。その在り方を問い直す議論が交わされないのが残念だ。
大統領選の華ともいえる候補者のテレビ討論会。初回は互いの発言を遮ったり中傷し合ったりして、「過去最低」と評された。最後となった2回目は両者とも初回より落ち着いて臨んだものの、意見はかみ合わなかった。
そもそも議論の中身より、討論の体をなしたことが評価されること自体、大統領選としては寂しい限りと言うほかない。
今回大統領選は新型コロナウイルスの感染拡大で選挙活動が制約され、トランプ氏自身も感染するなど異例の経過をたどった。
トランプ氏は中国がウイルス封じ込めに失敗したとして、中国に責任を転嫁する。しかし問われているのは感染者、死者とも世界で米国が最も多い状況を招いた、自身のコロナ対策の検証と総括だろう。
白人警官による黒人男性暴行死事件に象徴される人種差別問題も、大きな争点だ。激戦州の東部ペンシルベニア州フィラデルフィアでも警官が発砲し、黒人男性が死亡する事件が起きた。最終盤の選挙戦への影響が指摘されている。
トランプ氏は従来、抗議デモの一部暴徒化を批判し治安維持の重要性を強調してきた。だがそれだけでは理解は広がらない。警察による過剰な暴力や人種差別はなかったのか。分断された国民の融和をどう図っていくのか。大統領としての考えを述べる必要があろう。
バイデン氏はオバマ前政権の外交成果であるイラン核合意や、地球温暖化対策の国際ルール・パリ協定への復帰を明言。企業や高所得者への課税も強化する方針だ。法人税減税で大企業や富裕層に配慮してきたトランプ氏とは、違う選択肢を示している点は分かりやすい。
一方、前回大統領選で敗れた民主党クリントン氏の敗因への対応はどうだろう。
クリントン氏は「自由貿易」「移民受け入れ」「寛容さ」を米国の理想として訴えた。しかし経済のグローバル化で職を失い、新たな雇用も移民らに奪われている―。かつて中産階級だった白人男性を中心に蓄積されていた、そんな不満をトランプ氏はうまくすくい取った。
米社会の底におりのように沈殿している格差への不満。それを解消する手だてをバイデン氏が明示できていなければ前回同様、トランプ氏の逆転勝利の可能性もあるだろう。
投票日までの残り少ない時間、分断社会を修復するための建設的な議論が戦わされることを望む。
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October 31, 2020 at 06:00AM
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