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壮絶コメディー『ピーターラビット』、ビアトリクス・ポター財団はまさかの完全サポート - シネマトゥデイ
taritkar.blogspot.comハリウッド実写版『ピーターラビット』に続き、続編『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』のメガホンを取ったウィル・グラック監督がインタビューに応じ、ビアトリクス・ポター財団との関係について語った。
ピーターラビットとマグレガーの仁義なき戦いを描き、そのあまりのすさまじさが大反響を呼んだ前作。続編では、ビアトリクス・ポターの絵本に登場した動物たちが、裏社会のギャングとなって作品を盛り上げている。「ピーターラビット」の権利元からは、「こうしてほしい」もしくは「こうはしないでほしい」など、映画化に際して何か要望はあったのだろうか?
グラック監督は「僕たちは、ビアトリクス・ポター財団と密接に仕事をしたんだ。彼らは脚本を読んで思ったことを教えてくれて、彼らの存在はとても助けになった」と振り返る。「例えば、初期の脚本に書かれていた動物のキャラクターについて、彼らは『実は絵本にはこういうキャラクターもいて……』とそのキャラに近い絵本のキャラを教えてくれたりもした。彼らはクリエイティブ面で支えになってくれたよ」と完全なサポート体制があったことを明かした。
『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』では、「ピーターラビット」の絵本を描き始めたビア(ローズ・バーン)のもとに大手出版社のナイジェル(デヴィッド・オイェロウォ)が現れ、絵本を商業的なものに変えようと画策する。グラック監督は「自分で自分たちをジョークにしたんだ。この映画のセリフの多くは、ビアトリクス・ポターの絵本に僕たちがやったことそのもの」と自分たちの姿を客観的に見たのだと笑った。
本作はパンデミックによる1年以上の延期を経て、ようやく劇場公開されることになった。グラック監督は楽しみにしていたファンに向け、「待っていてくれてありがとう。後悔はさせないよ! 前作と同様に美しい湖水地方と動物たちが出てくるけど、今回はいろんな場所へ行き、キャラクターも増えた。そして、アイデンティティと裏切りについての映画になっている。ドラマもあって笑えるものになっているよ」とアピールした。第3弾について「すぐにスタートできるだけのすごくいいアイデア」もあるというが、実現できるかは本作の成績次第だと語っていた。(編集部・市川遥)
映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は公開中
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