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川内原発運転延長を集中議論へ 鹿児島県、専門委に分科会新設 - 西日本新聞
鹿児島県は23日、九州電力川内原発の安全性を検証する専門委員会を開き、九電が最長20年の運転延長に必要な特別点検を始めたことを受けて、運転延長を集中的に議論する分科会を新設した。
分科会は、既存の委員2人に加え、新たに材料工学などを専門とする大学教授ら4人の特別委員を選任して計6人で構成。特別点検の結果や原発の劣化状況などを検証する。年明けに初会合を開く。
塩田康一知事は昨年7月の知事選で、原子力政策に批判的な識者を専門委に加えることを公約にしていた。4人の特別委員について、知事は過去の発言などから批判的と判断した識者が複数いるとしたが、誰なのかは明かさなかった。
県は検証内容を踏まえ、九電が運転延長を申請した場合には、九電や原子力規制委員会に必要な対応を要請する。委員会後、塩田知事は分科会について「九電の延長申請を先取りする形でしっかり検証してほしい」と話した。(片岡寛)
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