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首相、接種前倒し拡大を検討 地方定数減で改憲議論を - 東京新聞
岸田文雄首相は28日、共同通信社の単独インタビューに官邸で応じ、新型コロナワクチンの3回目接種の前倒しについて、医療従事者や高齢者ら約3100万人以外への対象拡大に意欲を示した。衆院選の区割り改定議論に絡み、国会議員定数が地方で削減され都市部に集中する現状に危機感を表明。憲法が投票価値の平等を求めていることを踏まえ、憲法改正論議推進が必要だと強調した。
政府は医療従事者や高齢者施設の入所者らの接種間隔を8カ月から6カ月に短縮する方針。今回、対象拡大検討に踏み込んだ発言の背景には、首相自らが「正体の分からない敵」と位置付けるオミクロン株への危機感がある。
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