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１００年以上前の郵便局、沼津の発信拠点に ５日から芸術作品展｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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沼津市の駿河湾沿いにある三浦地区（静浦・内浦・西浦）で、１００年以上前から使われていた旧郵便局の建物を再利用する取り組みが始まった。県東部地区の有志が集って建物内部を整備した上、伊豆地域の芸術家が作品を展示し、住民らと交流する場所として活用していく。建物を「ｏｍｕｓｕｂｉ」と名付け、関係者は「地域と地域、人と人を“むすぶ”場所にしたい」と意気込んでいる。
手掛けるのは、三浦地区の魅力発信に取り組む団体「ＯＫＵＳＵＲＵＧＡ ＢＯＡＲＤ（奥駿河ボード）」。１００年以上前から使われていたという同市内浦三津の旧郵便局の建物は、電話交換所や倉庫としての使用を経て、現在は遊休不動産になっている。地域資源として価値を再認識し、地域のコミュニティースペースとして活用したいと考えたという。
奥駿河ボードを主宰する斎秀雄さん（３６）は、２０１６年に参加した沼津市主催のリノベーションスクールで同郵便局を見学し、そのたたずまいと歴史に引き込まれた。賃貸契約してゴミの片付けや床の張り替えなどのリノベーションを行い、イベント会場や写真スタジオとして貸出を開始した。
より多く人に脚を運んでもらうきっかけをつくろうと、伊豆で活動する芸術家の作品を展示するギャラリーとしての準備を進めていた。第１弾として４日から１８日まで、三島市を拠点に活動する画家ＫＩＭＡさんの作品展「Ｄａｒｅ Ｔｏ Ｂｅ Ｗｉｌｄ」を開く。
斎さんは１７年に同団体を設立してから、写真を通じた三浦地区の活性化を目指し、ＳＮＳやホームページでの写真投稿、フォトツアーなどをしてきた。初の作品展開催に当たり「作品を見に来た人に、潮風や町並みなどこの地域の良さを感じてもらいたい」と話した。
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October 04, 2020 at 06:58AM
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