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手術支援ロボット 米ダビンチ、世界で6000台以上 - SankeiBiz
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手術支援ロボットは、米インテュイティブサージカル社が開発した「ダビンチ」を１９９９年に発売し、世界市場をリードしてきた。
従来の手術と比べて体への負担が少ないのが利点。前立腺がんや胃がん、肺がん、食道がんなど公的保険の適用範囲も広がり、現在は本格的な普及期に入りつつある。
ダビンチは、詳細な人間の解剖図を書き残した発明家レオナルド・ダビンチにちなんで名付けられた。世界で６０００台以上が稼働し、ダビンチによる手術は２０２０年末までに８５０万例以上行われた。
価格は１台約２億円で、国立がん研究センターや藤田医科大病院をはじめ全国の医療機関が４００台以上を導入。ダビンチの特許が一部期限切れとなったこともあり、国内外で手術支援ロボットの開発競争が激しくなっている。
また高精細映像などをほぼ遅延なく送れる第５世代（５Ｇ）移動通信システムが普及すれば、遠隔地から医師がロボットを操作することが可能になる。日本外科学会は「ロボットを用いた遠隔手術のガイドライン」の策定を進めている。
弘前大医学部付属病院は２月、約１５０キロ離れた病院を結び、ヒノトリとは別の国内で開発中のロボットを使って遠隔手術を実験。国立がん研究センターは動物を使った遠隔手術の映像を８Ｋで送る実験を重ねている。
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May 27, 2021 at 04:00AM
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