Judul : 水族館を集客の呼び水に 松坂屋静岡店、25年ぶりリニューアル - 朝日新聞デジタル
link : 水族館を集客の呼び水に 松坂屋静岡店、25年ぶりリニューアル - 朝日新聞デジタル
水族館を集客の呼び水に 松坂屋静岡店、25年ぶりリニューアル - 朝日新聞デジタル
開店90周年を迎えた松坂屋静岡店(静岡市葵区)が4月27日、大規模改装を終え、リニューアルオープンした。改装の目玉は、売り場ではなく、新たに作られた水族館だ。
売り場を抜けるエスカレーターで7階に上がると、数十匹の魚が悠々と泳ぐ大きな水槽が目に飛び込んだ。新たにオープンした水族館「スマートアクアリウム静岡」だ。100種2200匹ほどの魚が見られるほか、標本を拡大して観察できるコーナーや、本を読みながら環境や魚の生態を学ぶコーナーもつくられた。
百貨店が、売り場を減らして水族館を設ける。その背景には消費者の百貨店離れがある。同店は、1997年度には過去最高となる約347億円の売上高を記録したが、その後は景気の低迷による節約志向の高まりや、ネット通販の台頭などで売り上げは右肩下がり。コロナ禍もあり2020年度の売り上げは約149億円まで減少した。
そんな中で、「百貨店は地域の皆様の需要に応えられていないという危機感」(落合功男店長)を背景に、総額約17億円を投じ、生き残りをかけた大規模改装に打って出た。
改装は全売り場面積の約55%にわたる。水族館などの体験型施設をオープンしたほか、商品の売り場も大きく変えた。従来は婦人・紳士服のように、商品や性別で分けられていた売り場構成を、「自分磨きを楽しむ」「私のお気に入りを見つける」などのテーマごとに変更。客が好みに合わせて買い回りしやすい構成に再編した。
狙いは、これまで百貨店で買い物をする習慣が無かった層を呼び込むこと。買い物目的で来る客だけでなく、上階の水族館を目当てに訪れた客が、下の階で買い物もする「シャワー効果」を見込む。
27日にあったオープニングセレモニーで、大丸松坂屋百貨店の澤田太郎社長は「この改装は完成形でもゴールでもない。ここから独自の進化をしていくスタートだ」とあいさつした。
ただ、今回の改装が反転攻勢の起爆剤となるかは見通せない。静岡市中心部には百貨店や大型商業施設がひしめき、オーバーストア(店舗過剰)状態と言われる。静岡市や周辺自治体の人口も減少しており、競争は激しい。
20年7月には、市中心部にあった県内最大級の書店「戸田書店静岡本店」が閉店した。21年3月には、ファッションのシンボル的存在だった大型商業施設「静岡マルイ」も半世紀を超える歴史に幕を下ろした。
落合さんは「これまで中心部には食事や買い物をする場しかなかった。滞在する時間を楽しんでもらう場を提供したい」と話す。
隣接する葵区御幸町・伝馬町の一部では再開発が進められ、24年春にも再開発ビルが完成する予定だ。落合さんは言う。「地方百貨店は苦境だが、駅前の百貨店にはまだ存在感がある。チャレンジする県内の企業や人と共に、より静岡の価値を高められるエリアにしていきたい」(山崎琢也)
からの記事と詳細 ( 水族館を集客の呼び水に 松坂屋静岡店、25年ぶりリニューアル - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/GHLhtjp
Demikianlah Artikel 水族館を集客の呼び水に 松坂屋静岡店、25年ぶりリニューアル - 朝日新聞デジタル
Anda sekarang membaca artikel 水族館を集客の呼び水に 松坂屋静岡店、25年ぶりリニューアル - 朝日新聞デジタル dengan alamat link https://ifknews.blogspot.com/2022/05/25.html
Tidak ada komentar:
Posting Komentar