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イーモビリティパワーがコスモ石油とEV充電インフラ拡充の連携協定締結〜スタンドで充電できると便利? - EVsmartブログ
※冒頭写真はコスモ石油「セルフステーション都筑インター第2」の既設充電器。
まずは首都圏の数カ所に急速充電器を設置
株式会社 e-Mobility Power(イーモビリティパワー)とコスモ石油マーケティング株式会社が、『次世代モビリティ社会に向けた連携協定締結について』と題したリリースを発表しました。
『協定締結により、両社は今後、当社SSにe-Mobility Powerの急速充電器を設置し、NCSネットワーク利用者へ充電サービスを提供するとともに、国内最大級の充電ネットワークと当社カーライフサービスを掛け合わせた新たなEV利用者向けサービスを提供することで、ユーザーの利便性・利用満足度向上を図り、より環境負荷の低い社会の実現を目指し、EVの普及促進に取り組んでまいります』(コスモ石油のニュースリリースより引用)ということです。
具体的には、「両社の事業基盤を活用したEVに関するカーライフ事業の充実と充電インフラの拡充」を目的として、e-Mobility Power が急速充電器の設置と、当面はNCS(合同会社日本充電サービス)の認証課金システムによる充電サービスを提供。コスモ石油が、自社のサービスステーション(ガソリンスタンド)を電気自動車の充電インフラ拠点として活用し、カーライフサービスを提供するという役割を果たしていくとしています。
もう少し詳しいことを電話で伺ってみました
発表の文面には、「現在、両社は、共同で数カ所のSSに急速充電器を設置し、モビリティサービスを展開することを検討しております。サービス提供開始時には、実施場所・具体的なサービス内容とともに改めてお知らせいたします」とありますが、どんな出力の充電器を、どこにエリアに何カ所くらい設置するのかといった詳しいことはまだ説明されていませんでした。おそらく、具体的な詳細はまさに検討中なのだろうとは了解しつつ、両社に電話して、ご担当者にいくつかポイントを確認しました。
コスモ石油ご担当者のコメント
●数カ所の設置場所について、エリアは想定されていますか?
首都圏を中心に、リリースにもありますように数カ所の設置に向けて現在調整中です。
●コスモ石油ではすでに数カ所のSSに充電設備があって独自の会員カードも発行していますが、新たに設置される充電器でも既存の会員カードは使えますか?
いいえ、今回の協定で設置される急速充電器はNCSの認証制度を採用する予定になっており、現時点では既存の会員制度とは別のものとして進めています。
●電気自動車ユーザー向けの「カーライフサービス」として、具体的に想定していることはありますか?
一般的に考えられることとしては、洗車やタイヤ交換などのカーケア系のサービスがあります。また、電気自動車ユーザーのみなさまから、たとえば洗車だけでサービスステーションを訪れにくいといった声をいただくことがありますので、より気軽に来店いただけるような新たなサービスを開発するよう検討を進めているところです。
e-Mobility Power ご担当者のコメント
●サービスステーションと連携した理由はなんでしょう?
自動車を使うユーザーにとって、既存のサービスステーションは利便性が高く貴重な場所であり、認知度も高いことです。今回はコスモ石油側と互いの理念に共感して協定締結が実現しました。e-Mobility Power としては、今後、ほかのサービスステーションを含め、大型商業施設や道の駅など利便性の高い場所への電気自動車充電インフラ設置を進めていきたいと考えています。
●設置される急速充電器の出力はどのようなものを想定していますか?
基本的には、50kW、もしくは2口の充電ケーブルを備えた100kW程度の高出力器を想定しています。具体的な機種名などはまだ検討中です。また、サービスステーションへの急速充電器の設置については、給油設備からの距離などに関する消防法の制約もあり、設置する場所を含めて検討を進めているところです。
ガソリンスタンドの急速充電器を使ってみた実感は
ガソリンスタンド(SS)に設置された急速充電器は、私自身、「福知山中央セルフSS EV充電スタンド」(『EVsmart』情報ページにリンク)とか、「ENEOS 19号塩尻TS EV充電スタンド」など、各地で何度か利用したことがあります。といっても、ここ数年は充電インフラの数が増えたこともあり、わざわざSSに寄るまでもなく、高速道路のSAPAや道の駅、コンビニなどでの充電でこと足りていたので、2012年とか2013年とか、もう何年も前のことですが。
率直な印象として、SSで急速充電する時には、ちょっとした肩身の狭さというか、少々申し訳ない気がしたことを覚えています。おそらく、消防法の制約とかあってのことでしょうが、SSの急速充電器は敷地の広いSSの端っこに設置されているケースが多いことが理由のひとつ。また、あまり頻繁に使われることがないせいか、ゲスト充電をSSのアルバイトさんに申し出ても「は?」と怪訝な表情を向けられることがあったりもして。まあ、まだリーフやi-MiEVが発売されて間もない頃の出来事なので、今はそんなことないとは思いますけど。
ともあれ、今後、日本でも電気自動車の車種が増え、急速充電器が設置されているSSが増えてくれば、今回の発表でも言及されている「サービス」が大事になってくる気がします。現在のSSは、ユーザーが「滞在」するためのサービスはあまり重視されていない印象があります。でも、電気自動車を充電する場合、クルマを降りて15〜30分ほど滞在する利用者が増えるでしょう。利用者に利便や快適さを提供しながら、SSにとっても新たなビジネスになるようなサービスが生まれてくるといいですね。
ところで、前述のコスモ石油ご担当者への質問にも記したように、コスモ石油はすでに独自の「EV充電サービス」を展開(横浜市に3カ所など全国で8カ所)しており、「COSMO EV CHARGE」という独自の会員カードシステムを運用しています。会員ではなくても、SSのスタッフに声を掛け、1回1000円(税込)で充電できます。会員制度としては、月額3000円で充電し放題の「ゴールド」プラン、月額1000円で充電1回400円(ともに税込)の「ホワイト」プランなどがあります。
今回の提携で設置される充電器には、NCSの認証課金が採用されるとのことなので、たとえばNCSが発行するチャージスルゾウの急速充電器用の場合、月額3800円で1分15円(30分450円)、ゲスト認証する場合は1分50円(30分1500円)になります。コスモ石油の独自プランが奮発してくれていたということでしょうが、1回1000円とかの方がお得な感じになのが少し気になりました。
これからEVユーザーが増えるほどに、月額料金が掛かる会員制度には入らず、必要に応じてゲスト充電を選択する人も増えるでしょう。はたして、1分50円というゲスト充電が適切なのかどうか。NCSの事業を継承する e-Mobility Power には、従量課金の実現などを含めて、EVユーザーがポンと膝を打って納得できる「仕組み」を提言してくれることを期待しています。
先日、『ドイツがコロナ被害への経済対策として電気自動車購入補助の倍増を発表』という記事でお伝えしたように、ドイツでは国内の全ガソリンスタンドに電気自動車用充電器の設置を義務付けることが発表されました。なにはともあれ、日本でも電気自動車充電インフラを拡充する、民間主導の新たなスキームが動き始めたのは喜ばしいニュースです。e-Mobility Power とコスモ石油の取り組みが、順調に広がっていくことを応援しています!
(取材・文/寄本 好則)
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June 20, 2020 at 03:41PM
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