5000人以上が滞在できる「空飛ぶホテル」とは - Newsweekjapan

07.15
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5000人以上が滞在できる「空飛ぶホテル」とは - Newsweekjapan

<核融合を動力とするエンジン20基により、二酸化炭素を排出することなく、数年にわたって空に浮かび続ける「空飛ぶホテル」の構想動画がSNSで話題だ......>

「スカイクルーズ」とは、11年前、スウェーデン出身のコンセプトアーティストであるトニー・ホルムステン氏によって構想された"空飛ぶホテル"だ。動画クリエイターのハシェム・アル-ガイリ氏が2022年6月、そのコンセプトをアニメーション化した動画をユーチューブで公開し、SNSを中心に話題となっている。

「スカイクルーズ」は、核融合を動力とするエンジン20基により、二酸化炭素を排出することなく、数年にわたって空に浮かび続ける。ナビゲーションシステムには人工知能(AI)が搭載され、乱気流を数分前に予測。

乱気流発生の兆しを検知すると、ノイズキャンセリングのような防振効果によって、あらゆる振動を自動的に防止し、搭乗者が安全かつ快適に過ごせる仕組みとなっている。

5000人以上が滞在でき、チャーター機で上空へ移動

「スカイクルーズ」には5000人以上が滞在でき、世界各国の空港から民間旅客機やチャーター機で上空へ移動して「スカイクルーズ」に搭乗する。

レストランやバー、プール、フィットネスジム、映画館、劇場、ショッピングモールなどのほか、大型ホールも設置。豪華客船のようにラグジュアリーな旅行体験や豊富なエンターテインメントをたっぷりと楽しめるだけでなく、ビジネス会議を開催したり、結婚式を挙げることもできる。

また、尾翼の上部には360度見渡せる円盤型の展望ホールが備えられ、上空からの景色を楽しめる仕掛けだ。緊急時に備えて、医療施設も設置されている。

「物理学や空気力学が存在しなければ......」

「スカイクルーズ」は現時点で大きさや重さ、翼幅など、基本的な数値すら示されておらず、まだ空想の域を脱していない。ユーチューブ上では「物理学や空気力学が存在しなければ、実際に飛び立つことができるだろう」とか「離着陸にどれだけ長い滑走路が必要だろうか」といった皮肉めいたコメントも投稿されている。

【動画】>>■■【動画】数年にわたって空に浮かび続ける「空飛ぶホテル」の構想■■

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