Judul : 教員の働き方、地域住民含め議論を 実名で過重労働告発の高校教諭・西村祐二さん - 毎日新聞 - 毎日新聞
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教員の働き方、地域住民含め議論を 実名で過重労働告発の高校教諭・西村祐二さん - 毎日新聞 - 毎日新聞
昨年、働き方改革が盛んに議論された。「聖職論」が幅を利かせた、教育現場も例外ではなかった。教育界で異彩を放ったのが実名・顔出しで、過重労働を告発し8時間労働の実現を訴えた岐阜県立高校教師の西村祐二さん(41)だ。だが、西村さんが反対した、変形労働時間制の教育現場への導入を可能とする法改正が行われた。西村さんに、教員の働き方を聞いた。
――3月に「迷走する教員の働き方改革」(岩波ブックレット)を出しましたが、狙いは?
昨年教員の働き方が国会など大きなフィールドで議論されている時、集会やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで、教員の働き方の実態や問題点を発信してきました。その延長線の活動で学者や弁護士と出しました。
――西村さんが反対していた変形労働時間制は法改正で教員への導入が可能になりました。
だからこそです。導入は可能になりましたが、それはあくまで、各自治体が変形労働時間制を学校現場に導入することを「可能にした」だけで、導入するもしないも、決めるのは各自治体なんです。今こそ、教員の働き方を、教員だけでなく地域の住民も含め幅広く議論してほしいのです。
変形労働時間制が教員の働き方にどんな影響を与えるのか、国会で十分に議論されたとは言いがたい。ならば、教員の働き方の現状や制度をよく知ってもらいたい。こうした議論を地域ですることが教育の未来、子供の未来、国の未来を語ることにもつながると思います。
――そもそも教員の働き方の特殊さはどういうところにありますか?
1972年に施行された教職員給与特別措置法(給特法)が重要です。この法律で時間外勤務(残業)は「自発的行為」とされました。命じられていないのに働くことです。だから、残業代もなく、基本給の4%が上乗せされるだけ。何時間働いても「定額使い放題」なのです。過労死ライン(月80時間の残業)を超える勤務が常態化し、教師が精神疾患になったり、過労死したりしています。
――変形労働時間制は解決策になるのですか?
ならない。制度は、1年単位で労働時間をやりくりします。入学時期など忙しい時には8時間を超えて長く働き、夏休みの時期などにまとめて休めという理屈です。人間は寝だめや休みだめはできません。人の生理に反します。導入されれば、間違いなく、今以上に労働時間は増える。大事なのは、つじつま合わせではなく、まず1日に働くのは8時間という原則の実現を目指すことです。具体的に仕事量を減らすなどの改革が必要です。
――教員を目指す学生も減っています。
当然だと思います。命の問題です。このままでは教育という船は沈んでしまう。だから、教員は声を上げ、地域の人たちも教員の働き方を考える議論に参加して、みんなで考えてほしい。グロテスクな変形労働時間制を地域教育の場に導入するもしないも、地域で考え、話し合うことから始まります。【東海林智】
にしむら・ゆうじ
1979年生まれ。関西学院大を出て、岐阜県の県立高校教諭。2016年から教育現場の問題をツイッターで発信し始める。アカウント名「斉藤ひでみ」だったが、19年に実名・顔出しで発言を始めた。
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May 09, 2020 at 09:14AM
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