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コロナ禍のプロ野球キャンプはどうなる?沖縄県が受け入れ指針 - 琉球新報
県文化観光スポーツ部は28日、来年2月に始まるプロ野球春季キャンプに向けた「コロナ禍におけるプロ野球沖縄キャンプ受入指針」を示した。球団関係者に来県前の新型コロナウイルスのPCR検査を求めることや、多くの観覧者が訪れるキャンプ会場での感染対策、感染疑い者が出た場合の対応などを示している。冬場の沖縄観光の目玉であるプロ野球キャンプで感染を広げることがないよう、キャンプ地の各市町村に周知し、安全・安心な受け入れ体制の統一を図る。
例年、沖縄で春季キャンプを実施している国内9球団のうち、25日時点で8球団が実施を発表している。ほとんどの球団が約1カ月間滞在する。
プロ野球キャンプは、選手や球団関係者のほか観覧客なども県外から訪れ、観光閑散期の重要な市場となっている。りゅうぎん総合研究所の試算による20年のプロ野球キャンプの経済効果は、121億6800万円だった。
指針はキャンプ地の取り組みとして、入場時の検温や観覧エリアの設定、大声での歓声・声援の自粛を求めることなど、感染防止に必要な対策を示している。
県文化観光スポーツ部の渡久地一浩部長は「安心・安全なキャンプ地にし、暖かい沖縄でのトレーニングが実りあるものとなり活躍につながるよう期待している」と話した。
沖縄キャンプを発表している球団は、東北楽天ゴールデンイーグルス、広島東洋カープ、横浜DeNAベイスターズ、北海道日本ハムファイターズ、読売ジャイアンツ、阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズ、中日ドラゴンズ。東京ヤクルトスワローズはまだ発表はしていないが、キャンプ地の浦添市が受け入れ準備を進めている。
一方で、沖縄でキャンプを行う海外球団の予定はない。日韓関係悪化の影響を受けた今年2月を除いて、毎年韓国から7球団ほどを受け入れていた。
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