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髪抜けるほどのストレス 熊本豪雨の被災者 仮設入居「2年」に不安 | kumanichi - 熊本日日新聞
taritkar.blogspot.com7月の熊本豪雨で被災した人たちが入居する建設型の仮設住宅の整備が完了。被災者たちは不安定な避難所などでの生活から一歩前へ進んだが、入居期間の「原則2年」に不安を抱く人もいる。熊本地震など過去の災害では、退去が困難な世帯は期限が延長されてきたが、明確な基準はない。
「あと2年弱で自宅に戻れるのか、と考えると夜も眠れない」。建設型として県内で初めて8月に入居開始した人吉城跡仮設団地(人吉市)に住む別府ひろえさん(82)は、縁側で疲れた表情を見せた。
既に入居4カ月目。市と交わした貸借契約書に明記された「使用期間は令和4(2022)年8月まで」の一文が頭を離れず、ストレスで髪の毛が一気に抜けた。同市下青井町の自宅兼洋裁店は2階まで浸水し全壊。店を含め今後どうするかを決め切れないでいる。
「被災後に体調を崩し、慣れない仮設で80代の夫婦2人暮らし。家やお金のことは簡単に決められず、じっくり考える余裕もない」。市などから仮設入居期間の延長制度について説明はない。
同じ団地の遊亀[ゆうき]美枝子さん(76)も自宅が全壊で不安は大きい。球磨川の治水事業がどうなるのか、同じ場所に住めるのか、どれぐらいの人が地域に戻るのか-。「来年の梅雨時季もどんな状況になるのか…。どこにどう住めばいいのかなんて判断できない」
16年4月の熊本地震では、道路復旧などの公共事業や災害公営住宅(復興住宅)の整備、自宅の再建工事に時間がかかることなどを条件に県が国と協議して延長してきた。県すまい対策室は「自宅に戻れない理由を明確にまとめて国に説明してきた」と話す。
益城町の復興土地区画整理事業の影響などで、3度延長され入居5年目を迎えた世帯もあり、10月末現在でも295世帯783人が仮設住まいだ。入居延長以外でも、木造の仮設団地を市町村に譲渡し、通常の公営住宅として家賃を減免して住み続ける事例もある。
県すまい対策室は今後、治水事業や復興住宅の整備など、各市町村が策定中の「復興計画」を精査。被災者の巡回相談を担う市町村の「地域支え合いセンター」を通して世帯ごとの事情も把握した上で、入居期間の説明に当たるという。
同室の緒方雅一課長補佐は「恒久的な住まいの早期確保が望ましいので、簡単に誰でも延長できるとは言い難い。丁寧な聞き取りや説明、自宅再建などの支援に力を入れる」と強調する。(堀江利雅)
◆仮設住宅の入居期間 災害救助法施行令では、「内閣総理大臣が定める基準に従い、都道府県知事が定める」とされ、これまでの災害では建築基準法による建物の耐用年数などに従い「原則2年」とされてきた。延長については具体的な要件の規定はない。2011年の東日本大震災では当初、ほぼ無条件で延長され、建設型仮設全ての退去が完了したのは今年4月。一方、17年の豪雨で被災した福岡県朝倉市などの仮設は、福岡県が「公平性の観点から難しい」と延長しなかった。
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