インタビュー:アイファニー - HYPEBEAST

08.38
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クオリティーも含めて、ちゃんと世界に出る準備ができていた。そういう要素やタイミングが全て繋がって今の環境があるのかなとは思っています。

海外には年間どのぐらい行かれているのですか?

仕事では月1ぐらいですね。なので年間で10回から12、13回ぐらいでしょうか。旅は好きなのでで多分60~70ヵ国くらいは回っていると思います。

パリコレはどれぐらいの頻度で?

パリコレは年に2回、メンズの時に行っていて、ウィメンズも理由があれば行きます。あとはアメリカ、アジア、インドはダイヤモンドのファクトリーがあるので、年に1回か2回は行くようにしてます。南米行ってみたいんですよね。(EYEFUNNYの顧客である) J Balvin(J.バルヴィン)もいますし、マーケットも見てみたいですし、綺麗で楽しそうじゃないですか。遠いですけど(笑)。まだ南米で仕事がないこととそれがネックです。

現在は海外のセレブが着用している印象が強めですが、海外で人気度が高まったターニングポイントはありますか?

それは色々なタイミングが重なったと思うのですが、まずひとつはInstagramをちゃんとやり出したこと。それと、小木“Poggy”基史さんと一緒に仕事をやり始めたというのと、その2つが大きいですね。あとは、Daniel ArshamがEYEFUNNYをすごいヘルプしてくれていることも理由のひとつです。Daniel自身は「やってやったよ」という意図はないかもしれませんが、単純に彼がうちのプロダクトを良いと思ってくれて、面白いと思ってくれて、それをTravis Scott(トラヴィス・スコット)だったりJ Balvinだったりとか、そうそうたる彼の周りにいるクライアントたちに「これやばいよ」って紹介くれたようで。それでダイレクトメッセージで、J Balvinとかから連絡が来るようになりました。彼とは連絡を取り合い、パリで会って、そこから彼らとの関係性が始まって、毎回新しいものをデリバリーするようになりました。そういう意味では海外の広がりはDanielから始まったと言っても過言じゃないと思います。僕もそうですけど、映画にせよ音楽にせよ、自分がいいと思ったものって友人や知人に紹介したくなるものなので、Danielも自分がしていて良かったので、きっと周りに触れ回ってくれたのだと思います。

それは嬉しいですね。

もちろん嬉しいです。今、アートが一番ホットなマーケットだと僕は思っていて、それこそBill Gates(ビル・ゲイツ)やElon Musk(イーロン・マスク)、世界も富裕層はみんなアートに興味あり買っています、今やファッションの中心にいるラッパーたちもそうです。今の高級品の消費に対してポジティブな彼らはほとんど皆アートに興味があります。なので、それを生み出すアーティストの発言ってかなり影響力があると思っています。だからハイブランドもアーティストと組みたがるのかと。その流れの中で世界的に評価を上げているDanielが良いって推してくれたことが大きかったのかと思います。

インタビュー:アイファニー EYEFUNNY Daniel Arsham(ダニエル・アーシャム)j balvin j バルビン 小木“Poggy”基史

それもタイミングですよね。

まさにそうですね。あとは僕がリアルなDanielのファンだったこともあるのかな、と思います、出会う前からこうやって作品も買っていたわけですし。それを彼も喜んでくれたみたいで。リアルじゃないですか。

上っ面じゃないってことですね。

そこがやっぱりすごく重要で、Danielも僕と会って、僕の彼に対するリスペクトが本物だと感じてくれたんだと思います。僕のクリエーションも見て、こいつはちょっと本気で面白いことをやってるなって思ってくれて、そこでシンパシーみたいなのが生まれたのかと思います。今Danielとコラボの話も進めています。

Danielと最初にお会いになったのはいつ頃ですか?

2年前に東京に来た時に、小木さんが紹介してくれました。僕がDanielのファンだと小木さんは知っていたので、お店に連れてきてくれました。時計が欲しいと言ったので、プレゼントさせてもらおうと思ったのですが、「まじで?いやもらえないよ」って最初は言っていたんですけど、「今度ニューヨークに来た時に、俺のアートあげるから交換しようよ」ってことに落ち着きました。それから連絡を取り合うようになりました。

Danielとは普段どういう話をされるんですか?

普通に色々話します。Danielの物づくりのコンセプトの話とか、EYEFUNNYの話とかもアドバイスくれたりしますし。共通の友人の笑い話などもしますし友達的な感じですね。

初めて会った段階でDanielはEYEFUNNYのことは知っていましたか?

知ってはいたのでしょうけど、お店に来たのはもちろん初めてですし、リアルな商品を見たのは2年前が初めてだったと思いますね。話は変わりますが同じようなタイミングで2019年1月にパリコレで小木さんのPOGGY’S BOXの展示会に参加させてもらい、Don C(ドン C)がネックレスをオーダーしてくれたりとか、そこでも色々な出会いがありました。そのタイミングでいろんなことがボンという感じでしたね。小木さんもちょうどUAを独立したタイミングで、ご自分の会社を作られて、2018年から19年にかけて本当に大きく色々動き始めたってって感じでした。

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