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世銀、ウクライナへの「次の段階」の資金拠出議論へ=総裁 - ロイター (Reuters Japan)
[ワシントン 18日 ロイター] - 世界銀行のマルパス総裁は18日、戦争で荒廃しているウクライナの政府維持を支援するために世銀のマルチドナー信託基金や、同様の基金を通じた拠出をさらに多くの国が今週発表するとの見通しを明らかにした。
マルパス氏は、世銀と国際通貨基金(IMF)の春季会合で、世銀はウクライナが必要不可欠な政府サービスを維持できるように30億ドルの包括支援を策定していると説明した。
状況は「急速に進展している」とし、今週中に人道支援やその他の援助に関する2国間の発表がさらに行われると表明したが、より詳しい内容は明らかにしなかった。
マルパス氏によると、世銀はウクライナに約束した最初の10億ドルの支援のうち、約6億ドルを迅速に支出した。現在さらに15億ドルを世銀の複数の基金から拠出できるように取り組んでいるが、理事会の承認が必要としている。
マルパス氏は記者団に対して「6週間ほど前に発表した30億ドルの支援を構成する他の部分もある」と述べ、世銀グループの国際金融公社(IFC)がウクライナで事業を行う企業に資金と貿易金融を提供すると説明した。
バイデン米大統領は今年3月にウクライナのゼレンスキー大統領に対し、米国が5億ドルの直接的な財政支援をすると伝えた。
マルパス氏によると、ウクライナの再建に向けた次の段階の資金拠出についても今週議論する。
ウクライナのシュミハリ首相は17日、シュミハリ氏と財務当局の上層部がさらなる資金援助を求めるために米首都ワシントンを訪問することを認めた。
ロイターは15日、世銀が21日に主催するウクライナを巡る円卓会合に、シュミハリ氏らウクライナの主要当局者が参加すると報じていた。
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