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「明るくかわいい孫」手負えぬ一面も…少年の祖父苦悩 福岡の女性殺害事件(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
comot.prelol.com「被害者の方には、何をおいても申し訳ない気持ちです」。福岡市中央区の大型商業施設で8月、買い物客の女性(21)が殺害された事件を巡り、殺人容疑などで逮捕された少年(15)の祖父が、西日本新聞の取材に重い口を開いた。 【画像】想定される今後の流れ 少年が生まれ育った鹿児島県内の小さな集落。ここに住む祖父の一軒家の玄関には、少年が図工の授業で作った人形が飾られていた。かわいがっていた祖母(故人)と風呂に入り、大きな声で数字を数える練習をした。祖父母と畑に出掛けて一緒に弁当を食べ、「楽しいね」とはしゃいだこともあった。祖父は「明るくてよく甘えてくる、かわいい孫だった」と目を赤くした。 幼少期から他者との意思疎通が苦手な一面があり、発達障害と診断されていた。強い口調で叱られたときなどは、かんしゃくを起こして手が付けられなくなったという。 「優しく受け止めるように心掛けていたが、自分に向かってきたときには厳しく叱りつけたこともある。障害の特性について勉強はしたが、分からないことも多かった」と明かした。 少年が通った小学校の関係者によると、包丁を振り回す騒ぎを起こしたこともあったという。高学年からは家族の元を離れ、児童自立支援施設や少年院など数カ所の施設で過ごした。 最後に言葉を交わしたのは、数年前に施設からかかってきた電話だった。「じいちゃん元気? 僕も元気に頑張っているよ」。しかしその後、暴力問題を起こし、さらに別の施設に移された。 「またここに戻って来ると思っていた」。祖父は涙声で漏らした。
「暴力傾向」居所なく
小学校高学年から暴力問題を起こすたびに、施設を何度も移ることになった少年(15)。接見を重ねてきた弁護士は「家庭でも施設でも、特性に合った教育や支援が受けられないまま、他人に対して暴力で存在感を示そうとする言動を身に付けてしまったのではないか」と推し量る。 祖父によると、少年は小学3年の頃、「何もしてないのに怒られる。学校に行きたくない」と話し、不登校がちになった。当時の学校関係者は「保護者は学校の指導に問題があると受け止めているようだった。過疎地の学校でもきちんとした教育が受けられるようにと努力したのだが…」と振り返った。 その後、両親が離婚。児童養護施設で生活することになったが、他の入所児童らへの暴力が目立ち、児童自立支援施設へ移されることになった。
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December 25, 2020 at 07:50AM
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